温泉ソムリエのいつもいい湯芽見ていたい

温泉旅の思い出とか自宅のベランダでの園芸の記録ブログです。ヘッダ画像は黄ラナンキュラスとベロニカジョージアブルーです

湯の山温泉! 生まれて初めて行った温泉旅行地に再訪

 

初めての温泉旅行地

今回は生まれて初めて行った温泉旅行の体験談と、そこに今年再訪したことについて書きます。
場所は三重の湯の山温泉です。旅行としてはここが初です。比較的マイナーな温泉でしょう。なぜここが人生初の温泉旅行になったのかから書いていきます。

 

湯の山温泉でオフ会!

行ったのはかれこれ19年前、まだ自分が大学生の頃でした。
インターネット黎明期でPCを個人で所有している人もまだ珍しく、ネットの料金も高い中、とあるチャットルームでチャットをしていた時期がありました。アバターがあるわけでもなく、エモもない文字だけでのやりとりです。
アクティブなメンバーは100人位で、毎晩10人程度とコミュニケーションを取っていました。

時折オフ会も開かれていて、行けるときは参加していたのですが、あるとき大規模な「温泉オフ会」をやろうという企画が立ち上がったのです。
「せっかく日本各地から毎晩アクセスしてるのでいっそ日本中から集まろうぜ」って趣旨でした。
開催場所が当時の下宿から比較的近かったので、普段ネットでしか話せない人とも直接話せるめったにない機会だと思って参加しました。

その会場に選ばれたのが三重県の「湯の山温泉」です。
理由は、日本の真ん中くらいで東側に住んでいる人も西側に住んでいる人にも平等だから、とのこと。
今になって思えば三重は日本各地から集まりやすい場所なのかと言われると、やや首を傾げます。幹事さんの趣味も入っていたのでしょう。
合計33人の参加者になりました。これは当時のオフ会としては前代未聞の人数です。そもそも、宿泊するオフ会がレアでした。
男女比は7対3くらい。年代は、私みたいな学生が一番若くて20代後半から30歳過ぎくらいの人が一番多かった感じです。

 

人生初の温泉旅行とその感想

会場はここでした。

www.kotobukitei.co.jp

社会人になってあちこちの温泉旅館の相場を知ってから、改めて調べてみたらこの「寿亭」、結構な高級旅館でした。
紹介文にも「同窓会に~」とかあるように、大人数向けで、一人旅がメインになった今では候補に挙げにくい旅館です。
温泉に入った感想は、普通のお風呂だなあって思いました。露天にも行きませんでしたし。倍ほど歳食ってから思い返して、あの頃は若かったなぁ・・・、と。
オフ会はどちらかというと、毎日チャットしてる人の意外な素顔を見ながらわいわい美味しく食事を食べたことの方をよく覚えています。
さすがに写真は残っていませんが、醤油瓶を回していったことを覚えているので海鮮料理だったはず。オフ会なので一人ずつハンドルネームを言って挨拶するのがメインイベントでした。

 

再訪!湯の山温泉

それから20年近く経ちました。そのオフ会したのはまだ20世紀でした。
成人して社会人になってからすっかり温泉好きになった、そんな自分の源泉とも言うべき湯の山温泉に、今年再び行きました。

さっきちらっと書きましたように思い出の寿亭は大人数向けの宿で、どんなに少人数でも二人以上でないと予約しにくいので別の宿にしました(チャージ料を払う経済力があれば別ですが)。
で、宿泊地に選んだのがこの旅館です。彩向陽(いろどりこうよう)。

www.gh-koyo.jp

深い山の中にあって、フロントが建物の上階にあって客室へ行くにはエレベータで降りていく、という面白い宿でした。案内してくれた仲居さんも「変わってるでしょう?」と笑ってました。
その若い仲居さんに「実は20年ぶり位に湯の山に来ました」というと「また来てくれてありがとうございます!」と喜んでもらえました。

部屋の様子と窓からの景色はこんな感じ。深い山の中の純和風温泉です。

f:id:etavonni:20180915000321j:plain

f:id:etavonni:20180915000357j:plain


ただ、単身で行ったので、部屋にあったこのパンフレットは嫌味かと。

f:id:etavonni:20180914235251j:plain

 

温泉の感想

6時間も運転した後だったせいか、温泉好きになったという心理効果か、はたまた歳のせいか、同じ湯の山の温でも浸かったときの感動が昔とまるで違いました。
お湯が無色透明で硫黄臭などがしない、泉質の特徴も20年前の記憶と一致してました。
強いて今回泊まった彩向陽という旅館について言えば、露天風呂が一度外を通る離れにあるので冬場は内湯だけにしてもいいかも。自分が行ったのは5月だったので躊躇せず露天風呂まで行きました。

 

今回もやっぱり印象に残ったのは食事

温泉は勿論、食事も旅の大きな楽しみの一つなので堪能してきました。

f:id:etavonni:20180915000736j:plain

溶岩焼きです。と言っても溶岩の熱で焼くわけではなく、溶岩が冷えてできた石を火鉢で熱して肉を焼くわけです。石焼の一種ですね。
牛、豚、鶏の三種肉バター焼きです。

f:id:etavonni:20180915000905j:plain

会場食でしたが個室を用意してくれて、味は申し分なかったんですが、旅館にしてはやや料理が出てくるペースが早く感じましたかね。空いてたんでしょうか。
旅行のときは食事にがっつくとすぐに料理がなくなってしまうのでとにかくゆ~っくり食べる癖がついていまして。

人生二度目になった湯の山温泉は「これぞ温泉旅行!」って気分で楽しんできました。

 

次に湯の山に行くとしたら

人生で二回以上行ったことのある温泉は伊香保、諏訪、白馬、犬吠埼・・・等いくつもあるものの、この湯の山はかなりのレアケースです。

どうせなら次も20年空けて行きましょうかね。

 

温泉について、変り種の話が続きました。最後まで読んでくださってありがとうございました。