温泉ソムリエのいつもいい湯芽見ていたい

温泉旅の思い出とか自宅のベランダでの園芸の記録ブログです。ヘッダ画像は黄ラナンキュラスとベロニカジョージアブルーです

和歌山県 太地温泉 旅行記

:今回は2024年2月の連休に紀南の太地町に行ってきた旅行記です。

:タイトルに堂々と「太地温泉」なんて書いてるのになんで温泉旅行記って言わないの?

:それが太地町の魅力は温泉以外のところにあってな、あまり温泉旅行という感じではなかったのです。

:うん、ボクも聞いたことないよ、そんな温泉地。

:では泊まった旅館を紹介したほうが早いので早速紹介しましょう。ここです。「いさなの宿 白鯨」。

その名の通り、鯨が売りの旅館です。太地町そのものの名物が鯨なのです。

あてがわれた部屋はこんな感じ。

純和風でした。海沿いの部屋で窓を開けたら太平洋が見えました。

:いい旅館っぽいじゃない。のみずさん的には温泉に満足できなかったの?

:それが、アルコールの自販機があるにはあったんだが、長く補充していないらしく全部売り切れだった。こんなこともあろうかと高速を下りたあたりのローソンでエビスビールを一缶買っておいてよかった。なんといっても和歌山はすさみの辺りで高速が途切れていて南のほうに本格的に行こうとすると下道になるのです。

:だからこそ秘湯がいっぱいあるんでしょ、和歌山には。太地はそんな秘湯のひとつじゃなかったの?

:ぶっちゃけてしまえば太地温泉の湧き出し温度は23.5℃で正確には温泉ではありません。鉱泉としてでた水を加熱して提供しています。

:無色透明でpH値は7.9です。だから一応美人の湯と言えなくもないですが、もう少し加熱して欲しい温度でした。おかげで長湯ができましたが。

:あんまり温泉目当てで行くところじゃないんだ。

:そうだな、太地町の本領は鯨料理にある。鯨を味わうついでにお湯にも浸かっておくか、って感じですね。

:じゃあ自慢の鯨料理を紹介してよ。久しぶりに食べたんでしょ?

:ああ、本当に久しぶりだった。いろんな料理に調理してくれて大満足だったぞ。まずは先付の南蛮漬けと胡麻和え。

右端は鯨のベーコンです。下あごから腹部の辺りの肉だそうです。

厳密には魚ではないですが、日本酒との相性最高だったので飲み比べをまず頼みました。

:どれも和歌山の地酒なんだね。また和歌山発掘できたじゃない。

:ああ、また和歌山のいいところを知ることができた。料理を続けます。

鯨の竜田揚げ。これもおいしかったです。

鯨のハリハリ鍋。赤身がメインでしたが、左のほうに薄くて白い肉があるのがわかりますでしょうか?

これ、実はさえずりと呼ばれる鯨の舌の肉なんです。希少部位なのでこの一枚切りでした。牛タンとはまた違う深みのある味わいでした。

:ほんとに鯨尽くしだったんだね。日本でもここまで鯨料理が食べられる町って珍しいんじゃない?

:ああ、珍しい! いい体験ができたぞ。さてあともう一品別料金で鯨以外の肉を食べたんだ。

ある哺乳類の肉のすき焼きなんだが、たまごよ、何の肉だと思う?

:そういう言い方するってことは鯨じゃないんだよね? なに?

:ずばり言おう、イルカだ。

:イルカ!? あの水族館とかでショーやってるイルカ?

:うむ、あのイルカだ。見た目は牛肉のようだが、これまで食べたどの動物の肉とも違う味がした。私が食べたことがある変わった肉といえば、熊、鹿、鯉くらいだがバリエーションが増えた。刺身とすき焼きがあったんだがすき焼きにした。

:美味しかったの?

:うまいかまずいかで言えばどちらとも付かない不思議な味だった。ぜいたくを言えばせっかくのすき焼きだったのでとき卵につけて食べたかったかな。次に行く機会があれば刺身で生のイルカ肉を食べてみたいと思っている。

:さておき、ここまで食べたら酒も進んで飲み比べをもう1セット頼んでしまい、ぐでんぐでんに酔ってしまった。

この中では真ん中の車坂が美味しかったかな。

:そんなわけで夕食を終えたら早々に寝付いてしまいました。深夜に目が覚めてもう寝れなかったので大浴場が開く6時までは漫画コーナーで時間を潰していました。

なんとワンピースが最新刊まで全巻揃っていました。今アニメで最初から見返しているのでジャンプで読んでよく覚えていなかった空島編あたりをまるっと読みふけりました。

:神エネルとの決着とか全然覚えてなかったんだよね、なぜか。

:4時くらいになったら旅館の人が起きてきて「5時半くらいには大浴場に入れるようにしておく」と言ってくれたので、5時半になったら大浴場独占でゆっくりしました。いい朝でした。やはり冬の朝風呂はいいものです。

:朝ごはんもまた鯨料理だったの?

:いや、チェックインのときに「鯖か鮭の焼き魚か干物を選んでください」と言われたので鮭の焼き魚にした。

鮭の焼き魚も旨かったし温泉旅館の朝食としては多すぎず少なすぎず美味しくいただけました。

:なんだかんだ言って温泉にも食事にも満足がいく旅になったんだね。

:ああ、車で3時間ちょっとと近いし再訪したい場所の一つになったな。

:次はGWまで温泉旅行はおあずけなんだっけ。

:うむ。そのGWも休みが繋げられず一泊二日を二回行くことにした。まずは四月末のこんぴら温泉だ。日帰りで湯に浸かったことはあるが泊まったことはなかったのでリベンジだな。

:ちょっと間が空くけど、楽しみだね。では、今回も最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・

:ありがとうございました!

 

キッチンに多肉植物を飾りました

今回はもう書くことはないかと思っていた園芸記事です。といっても多肉植物を買ってきて台所に飾っただけなんですけどね。

アランタという先端が赤くなる多肉植物にしました。

キッチンに置いたのは水をあげたときあふれても問題ないようにです。

一応園芸&温泉ブログとうたっているのでたまにはこんな小さな記事でもと。

次回の更新は2月末の温泉旅行の予定です。行先は和歌山の太地温泉です。

ではまた。

 

兵庫県 淡路島 旅行記

:皆様新年あけましておめでとうございます。今回は。言わずと知れた兵庫県にある淡路島の岩屋温泉に旅行してきた旅行記です。

:淡路島は通ったことがあるだけで滞在したことはなかったんだっけ。

:その通りだ。四国へ行くために高速で通ったことはありますが二本の足で直接足を踏み入れるのは初めての体験でした。

:でもあんまり温泉地ってイメージはないなあ・・・。

:日本はどこにでも温泉だらけだ。大陸プレートがちょうど重なり合うところにあるからな。そのおかげで地震も火山も多い。1/1に石川県で起こった大地震で被災した方に心よりお見舞い申し上げます。

:去年の年末年始は和倉温泉だったよね。ちょうど1年遅れで被災を回避できたわけだ。

:さて、淡路島に着いてすぐ淡路SAで昼食を摂ったぞ。あそこはSAだけで観光になるほど施設が充実していますからね。食べたものはこれ。

淡路島名物玉ねぎラーメン。

そしてととたまスティックと神戸牛のコロッケ。ちなみにととたまというのは淡路島でとれた魚をかまぼこのようにした料理で、どれもおいしゅうございました。

:出た。旅行に行った時ののみずさんの定番昼食SAラーメン。

:これも旅の醍醐味の一つなんだからよかろう。

:それで、淡路島のどこの旅館に泊まったのさ?

:岩屋という淡路島でも有数の温泉地にある旅館「望楼 青海波」というところだ。元は神戸製鋼所という企業の社員用の保養所をパソナが買い取って健康志向のホテルに作り替えたらしいな。

bourou-seikaiha.jp

:着いたらウェルカムドリンクを出してくれました。全体的に従業員の皆さんの接客態度がいい旅館でした。

:部屋と内装はこんな感じ。旅館の中で一番景色がいい部屋にしてくれたらしいです。

:それはよかったね、のみずさん。それで、温泉は?

:ただ一つ気を付けないといけないのが健康志向の旅館のため、アルコールの自販機がなく、近所のコンビニまで買いに行かないといけないことでした。私はそんな気がして淡路インターを降りてすぐのファミリーマートでヱビスビールを買っておきました。ちなみに温泉はこんな感じ。

:また誰もいないからって温泉の写真撮ってる・・・。サウナからでも人が出てきたらどうしてたのさ。

:そう、この海の見える景色のいい大浴場のほかにサウナまで備えてあったのです。さすが健康志向の旅館です。

:ちょっと熱めの湯だったので風呂上がりのビールも最高でした。旅館によくあるのはアサヒビールですが私はヱビスビールが一番好きです。

:いつもみたいに温泉解説しないの?

:岩屋温泉の湯は上にも書いてありますが天然ラドン温泉でpHは7.6の弱アルカリ性。だから美人の湯でもあります。湯に多量のラドンを含むため療養泉として高い効能を持ちます。

:最近仕事で疲れていたからいい療養になったんだね、のみずさん。

:えー、仕事の話はしたくないので夕食の話題に行きましょう。まずは飲食前にお腹をあっためる玉ねぎとカリフラワーのすり流しが出てきました。

まったくもってどこまでも健康に配慮した旅館でした。

お腹があったまったところで頼んだのは淡路島名物のたまねぎ焼酎のロック。アルコール度高めなのかチェイサー付きで出てきました。

:たまねぎからも焼酎って作れるんだ。

:いや基本は麦焼酎で玉ねぎの風味をつけてあるらしい。たしかにたまねぎの甘い味がかすかにした。そしておつまりがぐるり。

左上から時計回りにまぐろ漬けあぶり、帆立のべっこう漬け、平目こんぶ締め、いかちりめん、小松菜 たらこ ひしお和え、三度豆胡麻和え、牡蠣のビネグレット、くぎ煮、松前漬け 数の子、ひろうす、豆腐 しば漬け餡、きゅうり 菊花和え、さつま芋甘煮、焼き穴子、トマトのピクルス、そして真ん中が厚揚げ白ポン酢かけだ。

:どれがどれだかさっぱりわからないんだけど。

:安心しろ、食べた本人にも分からなかった。ただ、すごく美味しかったことと酒のつまみにはぴったりな品であったこと以外はな。食べながら二杯目を頼みました。

淡路島の地酒です。熱燗は酔いが回りすぎるので常温でいただきました。

:ここからはあえて酒なしでメインディッシュを頂きました。まず茶碗蒸し。

鰤の発酵味噌。

そしてそして、神戸牛を種牛にしたという淡路牛の銀なべ。

:年の瀬にいいもの食べたね・・・。

:ああ、全くいい思いができたぞ。そして鯛めしと締めにデザートだ。

:デザートを食べたらあとは部屋で紅白歌合戦を観た。夕食中に呪術回戦のコーナーは終わってしまっていたが年越しそばを食べながらゆく年くる年までしっかり見たぞ。

:ちなみに大晦日の22時からフロントで年越しそばを出してくれていたんだが「紅白が見たいから」と断り、部屋で食べたぞ。

:なんで二つあるのさ?

:一つじゃお腹が空いて寝れないからだ。文句あるか?

:ないよ。毎年恒例の温泉旅館で年越して去年も最高の年越しになったね。紅白はどうだった?

:やっぱりYOASOBIが最高だったな。「推しの子。」の2期が早く観たいものだ。それに「セーラー服と機関銃」や「ルビーの指輪」など懐かしい曲が久しぶりに聞けたのもよかった。

:(のみずさんって何歳なんだろう・・・?)

:年を越して朝はおせちだった。徳島の祖谷渓温泉で食べて以来かな。本格的なおせちは。

お雑煮も出た。ですが一番感動したのは数年ぶりに栗きんとんが食べられたことです。

:あと旅館から歩いてすぐのところに小さな鳥居があったので一応お参りしておきました。

:のみずさんは初詣は行かない人なんだっけ。

:人混みが苦手だからな。車も渋滞するし。では今年も気分良く新年を迎えられたところで記事を締めましょう。

:今回も最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、

:ありがとうございました!




 

和歌山県 根来温泉 旅行記

:今回は去年の12/30に行ってきた和歌山県岩出市の根来温泉に行ってきた旅行記です。

:ずいぶん近くの、それもマイナーな温泉に行ってきたんだね。

:歳のせいか長時間の運転が堪えるようになってきてな。大晦日の淡路島に備えて一日早く近場に行ってきたわけです。

:岩出って和歌山市のすぐ北だよね。車使ったらすぐ着いたんじゃないの。

:ああ、40分で着いた。しかしながらなかなかいい旅館だったぞ。泊まった旅館はここです。国分屋。

kokubuya-wakayama.com

山菜僧兵鍋が名物なインター近くのお手頃旅館です。

:部屋はこんな感じ。純和風旅館でした。

:山菜僧兵鍋なんて夕食の紹介が楽しみだね。温泉はどうだった?

:それがこの日泊まったのが私一人でな。女湯を沸かして独占で味わわせてもらった。

:他にお客さんがいなかったの?

:私にとっては最高の環境だったぞ。では温泉の紹介に行きましょう。

こんな感じで女湯を使わせてもらいました。浴室はこんな感じのギリシャ風呂。

:単純硫黄泉で、色、においなし。湯温は冬場なので熱めにしてくれてました。ただしチェックインは15:00からできますが温泉は16:00からしか入れないのでそこは注意です。

:そういえば四十肩が治ったばかりだったねのみずさん。大丈夫なの?

:それも今年の年末年始の温泉旅行を近場にした理由だな。運転のし過ぎでエコノミー症候群にでもなったら元も子もないからな。

ではお楽しみの夕食の紹介に行きましょう。

まずはおつくり。日本酒は和歌山の地酒「黒牛」が出てくるとのことだったので焼酎のお湯割りにしてもらった。

さて山菜僧兵鍋に行きましょう。

まずは雉肉の山菜鍋。

:雉肉が出てきたの? てか僧兵って雉食べてたの?

:お坊さんがウサギの肉を鳥と偽って食べるため、一羽二羽と数えるようになったという話は有名だぞ。

そしてメインディッシュの猪鍋。

この猪肉が最高に旨かった。山奥の旅館に行かないと普段は食べられないものだしな。雉もそうですが。

:今回もいい思いができたね、のみずさん。

:せっかくなので締めの食事も紹介しておきましょう。

うどん締め! やっぱり鍋と言ったらこれでしょう。

:のみずさんいつかの記事で雑炊が最高とか書いてたような。

:それはそれ。これはこれだ。とにかく締めのうどんを食べたらすぐに寝てしまい、朝風呂をいただいた後朝食に呼ばれました。

:まあ典型的な和風温泉旅館の朝食だったな。大晦日は淡路島で昼食をとる予定だったから、ちょうどよいボリュームでした。

:じゃあ次は淡路島の温泉記だね。通ったことはあっても滞在したことは一度もないんだっけ。

:たまごのいう通り次は淡路島の岩屋温泉の記事になります。それでは少し短いですが、最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・

:ありがとうございました!

 

 

新潟県 赤倉温泉 旅行記

:今回は温泉ソムリエ発祥の地、新潟県赤倉温泉に行ってきた旅行記です。

:出だしからソムリエモードだね。

:何と言っても前々から行きたくて仕方がなかった温泉地だしな。ちなみに「温泉むすめ」の赤倉茅咲ちゃんも温泉ソムリエの資格を持っているという設定です。

:和歌山から新潟だとめちゃくちゃ遠かったんじゃない?

:それはもう、遠かった! 伊豆に行った時と同様、渋滞しては渋滞を抜けたら追い越し車線で玉突き事故でまた渋滞、の繰り返しでした。

事故らないことを最優先に行ったので休憩で寄った途中の恵那峡サービスエリアで志那そばを食べました。

11月の長野は寒かったので美味しかったです。あと、長野豆知識として長野ではラーメンを「志那そば」と言います。

:新潟に行ったんじゃなかったの?

:赤倉温泉がある妙高高原は長野の北の端を出てすぐのところにある。だから新潟はほとんど通らなかったんだ。それでは泊った宿の紹介に行きます。

ここです。旅館おかやま。

www.okayamakan.jp

赤倉温泉の中でも源泉かけ流しの老舗旅館です。

:通された部屋はこんな感じの和室でした。

なお、「温泉旅館のあのスペース」の代わりにマッサージチェアがおいてありました。

内装も和風でした。

ちなみに通路がみな畳になっており部屋から素足で温泉まで行くことができました。

:肝心の温泉の入り心地を教えてよ。ボク楽しみだなあ。

:まず大量の湯の花が析出しており、それがぬるぬるしていて湯温も高く、最高に体にいい温泉だと感じました。

:前の記事でも書きましたが、「湯の花」とは温泉の不溶成分が析出したもので独特な硫黄臭を放ちます。カルシウム・ナトリウム・マグネシウムー硫化塩・炭酸水素塩泉と温泉で体にいい成分はすべて入っているような温泉です。泉温は50℃以上で私みたいな熱い湯好みの人にはたまらない温度です。

:期待していた気持ちよさだった?

:それはもう。湯上がりのビールも旨かったしな。温泉ソムリエとしては緑茶でカテキンを補給すべきだったのかもしれないが、温泉ソムリエの講師自ら「湯上りのビールが好き」と言っていたくらいなのでビールでよかったのだろう。さらにこんなものまで展示されていました。

:のみずさんも持ってる、温泉ソムリエタオルだあ。

:それでは夕食の話題に行きませう。この宿でよかったのは温泉だけではございません。

まずは前菜。

公魚の南蛮漬け、干し芋茎の炒め煮、高原花豆の甘煮、かきのもとのお浸し、鴨のロースト。

:山の幸海の幸がふんだんに使われているね。

:うむ、酒も美味かったぞ。まずは新潟の地酒「千代の光」を頂いた。

このとき、酒を持ってきてくれた仲居さんが私を息子と同年代だと思ったのか「お母さんがお酌してあげますよ」と言っていたのが印象に残ったな。私の母はとっくに若くして亡くなっているので複雑な気持ちになったが。

:まあまあ、心温まるエピソードじゃない。

:ちなみに「新潟はコメが美味しいから日本酒も美味しいですよね」と言ったら「水も美味しいんですよ」と返された。まったく郷土愛あふれた人たちだと感じたな。

さらに料理は続く。

白バイのうま煮。

秋鮭の西京焼き。

松茸の茶碗蒸し。秋だけに絶品だった。

メインディッシュの新潟牛の牛鍋。

このころには酒は新しくなっていた。

越の初鮎。これも新潟の地酒だ。

最後にご飯と味噌汁と漬物を頂いて・・・、

デザートでごちそうさまだ。このほかにも佐渡産ズワイガニや佐渡産カキフライなどがあったのだが画像を撮る前に食べてしまったらしい。新潟だけあって日本海の冬の味覚は味わい尽くせたぞ。

:いい思いしたね、のみずさん。

:あとは朝風呂に浸かって朝食でおしまいなのだが、朝風呂のあと緑茶が売り切れていたな。やっぱり温泉ソムリエの知識を皆活かしたかったのだろうか。

:朝食を食べて後は帰るだけだったの?

:それがそうでもない。朝起きて窓の外がこんな感じでな。

一面銀世界で、車が埋もれていることは明らかだった。とはいえ、朝食に行こう。

典型的な日本の和朝食だった。美味しく食べれたまではよかったんだが、雪に埋もれた車を掘り起こすのにかなり時間を取られました。

楽しくも苦しい旅でした。今度は冬場の新潟は避けようと思います。

:長野以来数年ぶりに雪かきをやったんだよね、のみずさん。

:二度とやりたくないな。終の棲家を今から考え中だが、雪国はなしだ。辛すぎる。

:なにはともあれ、赤倉温泉には満足できたので、こんかいのきじはこれにてしめさせてもらいたい

:来年は近場メインにするつもりなんだっけ?

:そうだ。次は2月。和歌山だぞ。

:それでは最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、

:ありがとうございました!

 

愛媛県 道後温泉 旅行記Re &道後泉海ちゃんに会ってきました

:今回は今年の九月に道後温泉に行ってきた旅行記のリテイク記事です。

:一回書いたのにどうしてまた書くのさ? それに11月には新潟の赤倉温泉に行くって言ってたじゃない。

:それは行ってきたが、道後温泉でなくしたと思っていたデジカメが見つかってまともな記事が書けるようになったんだ。

:旅館に問い合わせてもなかったって言ってたカメラだよね? いったいどこにあったの?

:車の助手席の扉を開けたらにポロッ、とな。カバンの中から転げ落ちたんだろう。まさか車の中にあるとは思いもしなかった。

:じゃあ改めて道後温泉の記事を書こうよ。画像付きでさ。

:そうだな。まず泊った旅館はここです。オーベルージュ道後。

www.auberge-dogo.com

:建物を見て分かる通り、洋風のホテルで、部屋も洋風でした。

館内の様子はこんな感じ。

:もちろんついてすぐに温泉に入りに行って部屋でビールを呑んだわけですが。

道後温泉の成分は画像の通りです。源泉温度は47.8℃で提供温度は41℃と適温でした。

pHは9.1と弱アルカリ性なので美人の湯でもあります。

:さすが四国どころか日本を代表する温泉だね。気持ちよかった?

:そうだな。あまり遠くなかったので旅館に着いた時点でフラフラという感じでもなかったし。ちょうどよい湯加減で気持ちよく浸かれたぞ。部屋でビールを味わった後は道後の街並みを散策したぞ。

一大観光地として大変に賑わっていました。

風呂上がりだったので入りませんでしたが足湯カフェなんてものもありました。

:そういえば道後って夏目漱石ゆかりの地だったね。足湯カフェも「坊ちゃん」なんて名前になってるんだ。

:正直賑やかすぎたかな。温泉旅館の周りはもう少し閑静であってほしいものだと感じた。それでも道後温泉の観光大使になっている「温泉むすめ」の道後泉海ちゃんを探し求めて風呂上がりのげた履きのまま歩き回りました。

結論から申し上げますと、道後温泉会館ののぼりでやっと見つけました。

:もっと早くたどり着けて入れれば塗り絵を楽しめたそうなんですが、夕食の時間が差し迫っていたのでホテルに戻りました。

:夕食はイタリアンだったんだよね! 早く紹介してよ。

:よしよし、まずはオードブルだ。

愛媛県産の魚を使ったカルパッチョです。酒はまずは愛媛みかんのカクテルにしました。

こういうコース料理というものはフランス料理同様腹いっぱいにならないので・・・。

パンにマーガリンかバターをたっぷり塗ってお腹の足しにするのが普通です。店員さんに言えばお代わりも持ってきてくれますし。

瀬戸内海産サワラのフリットと愛媛県産旬野菜の取り合わせ。

:このあたりで新しい飲み物が欲しくなったのでみかんワインに切り替えました。

:一度に二杯も頼んだの?

:ここのお酒、呑みやすすぎてなかなか酔いが回ってこなかったのでな。さて料理を続けましょう。

小さなナポリピッツァ。

そしてメインのパスタ。これはさすがにチーズの味わいが深くてお腹も膨れました。

そして結果的にラストオーダーになってしまった赤ワイン。

これも呑みやすくてすぐなくなってしまったのでおかわりをちゅうもんしようとしたんですが、

メインディッシュの伊予牛のサーロインステーキが来てしまって酒を追加注文できる雰囲気ではなくなってました。ワインに合って最高に美味しかったですけどね。というか伊予、つまり愛媛県でも牛って育ててるんですね。どうやら愛媛で取れた食材でいかに美味しくイタリアンとして調理するかにこだわったレストランのようでした。

デザートにドルチェと・・・、

食後の紅茶。健康と美容にこの一杯ですね。ちなみに砂糖もミルクもレモンもなしでストレートで頂きました。

:食事は大変美味しかったんですが、酒を呑み足りなかったので夜の街へ繰り出したわけですが、それについては割愛しまして。朝食は和食でした。

:これぞ温泉旅館の朝ごはん、って感じだね。

:前日にバリバリのイタリアンを食したのと同じテーブルでこんな和食を食べるのも変な感じがしたがな。とにかく朝風呂も味わって、和食の朝ごはんも味わって今回は道後に満足して帰ったぞ。なぜか道後温泉に行くと失敗ばかりしていたのでカメラが見つかってこうして記事をかけて感無量です。

:じゃあ次の記事はいよいよ温泉ソムリエ発祥の地、赤倉温泉の旅行記だね。

:軽く言うな。大変な旅だったんだぞ。

:それはその記事の時に語ってもらうとして・・・。

:今回も最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・ありがとうございました!

 

 

静岡県 西伊豆戸田温泉 旅行記

:今回は西伊豆にある戸田温泉という温泉に行ってきた旅行記です。

 当初は同じ静岡県でも土肥温泉で宿を探していたのですが楽天トラベルでうまく予約できるところが見つからなかったので「伊豆ならどこでもいいか」と思って戸田温泉にしました。

:初めて聞いたよ、戸田温泉って。

:私も実際に行くために調べるまで戸田温泉なんて温泉があるのすら知らなかったぞ。静岡県で温泉というと熱海か下田がメジャーでしょうね。

:和歌山から車で行ったんでしょ? 遠かったんじゃない?

:それはもう遠いだけじゃなくて渋滞がひどくてな。なまじ天気が良くて11月にしては暖かっただけに皆3連休にお出かけしていた印象だ。渋滞を抜けたら玉突き事故が起こってまた渋滞して、の繰り返しだった。

:実は旅行の数日前に予約していた旅館から連絡があってな。「15時から16時の間に来られるならサンセットクルージングをご案内できますがいかがですか」というものだった。「多分渋滞して到着は17時を過ぎます」と断ったが。

:サンセットクルージング!? それはまたおしゃれな・・・。そんなサービスをやってるなんてどんな旅館だったの?

:では泊った旅館の紹介に行きましょう。ここです。「西伊豆 今宵」。

www.nishiizukoyoi.com

ちょっと高速のインターから遠い、沼津市という辺鄙なところにある旅館ですが、その割には建物もしっかりしていて綺麗ないい宿でした。

さきほども書きましたが早めにチェックインできれば戸田港の漁船を貸し切ってサンセットクルージングができるところが自慢の旅館です。

:そんなに夕焼けがきれいな場所なの?

:それについては旅館にこんなポスターが貼ってありました。

楽天トラベルで「夕日が見られる人気の旅館 第3位」だそうです。

:1位と2位が気になるね。まあのみずさんは温泉さえよければどんなサービスもどうでもよさそうだけど。

:そんなことはない。部屋がきれいかとか従業員の接客態度はどうかとか何より食事が美味しいかどうかとか温泉以外にも宿に求めるものはたくさんあるぞ。

ちなみに「今宵」さんの部屋はこんな感じです。

純和風の畳敷きの綺麗な部屋でした。

ちゃんと「温泉旅館のあのスペース」もありました。

館内の様子はこんな感じです。全体的に清潔でしっかりしたつくりの印象でした。

ちなみに泊ったのは本館で大浴場は別館にあります。

:なにそれ、浸かりに行きにくそう・・・。

:そんなことはない。5階に連絡通路があったし、どこからでも温泉が遠くて不便ということはなかったぞ。

:じゃあ温泉の話題になったところで戸田温泉の浸かり心地について教えてよ。長時間運転して疲れてたから気持ちよかったでしょ?

:えー、まず戸田温泉の源泉温度は51.9℃と高めです。かなり熱い温度で提供していました。pHは9.6のアルカリ性で美人の湯です。ほぼ無色無臭ですがナトリウム・カルシウムー硫酸塩泉。隠れた名湯です。

:よくわからないけど、入って気持ちよかったってことだね。

:それは当たり前のことじゃないか。そんな当たり前のことを書き綴ってもブログの意味がないから予備知識を書いてるんだ。仮にも温泉ソムリエなんだからな。

:温泉の効能ってたいていどこも同じようなこと書いてるもんね。

:そういえばここの宿の温泉には露天風呂があったぞ。露天風呂は久しぶりだったから満喫してきた。風呂からも夕焼けが見えるように外とマジックミラーで仕切ってあったり、よっぽど夕焼けの景色に自信があるようだったな。

 湯上りの一杯も最高だった。

アルコールの自販機はなかったからあらかじめ売店で買って冷凍庫で冷やしておいて風呂上がりに呑んだぞ。最高だった。

:ちなみにフロントには待ちスペースで16:30~18:00限定で冷えたワインを無料サービスで出してくれていたぞ。私は間に合いませんでしたが・・・。

:湯上りのビールの次の話題と言えば夕食だよね! 夕食はどうだった?

:さすが港があるだけあって海鮮が旨かったぞ。そこは期待していた通りだった。

まずはノンアルコールのざくろ食前酢。金箔入り。

器がハート型なのがおしゃれだったな。

海鮮メインの前菜。

:お酒は伊豆の地酒、あらばしりを頂きました。

やや辛口でしたが美味しい海鮮にはよく合ってクイクイと呑めました。

そして海鮮と言えば外せないのがお造り。

それぞれ、カンパチ、ノドクロ、ホタテでした。

:そういえば戸田というか沼津といえばタカアシガニ!と言われるほど、カニはここの名産なのですが、残念ながら旬の季節が冬なので泊まった時の夕食では出ませんでした。

他にも、料理は続きます。

里芋の煮物。温かくて美味しかったです。

魚の揚げ物。上に乗っているものはポップコーンみたいなものでこれも酒の肴にはぴったりでした。

そしてメインディッシュのふじのくにポークの蒸ししゃぶしゃぶ。

メインディッシュに手を付ける頃には新しい酒を注文していました。

焼酎橘サワー割り。この酒、戸田でしか味わえないそうです。

:他にも夕陽をイメージした赤いカクテルなど色々あったんですが、この2杯で締めのご飯とあいなってしまいました。

ご飯はご飯でワサビをすりおろしたり、普段味わえない食べ方ができました。

デザートは季節のフルーツとムース。

夕食は大変美味しく頂けたんですが、酒を吞み足りなかったのでまた売店で買って部屋でまだ吞みました。

地域限定三ケ日みかんのクラフト酎ハイです。

:本当にいい思いしたんだね。読者さん胸やけしてるんじゃない?

:たまごよまだそれは早いぞ。気持ちよく酔って寝てやたら早く目が覚めたから、朝風呂を頂いたあと部屋からもう一枚撮ったんだ。

夜は分からなかったが、海が見渡せるいい部屋をあてがってもらったと気が付いてな。

:それに朝ごはんも夕食に負けないくらい美味しかった。

特にこの茶わん蒸しなど絶品だった。そして、心の中で「キタ――(゚∀゚)――!!」となったのがこれです。

タカアシガニ入りのお味噌汁! 伊豆で、沼津でこれを食べずに帰れるかと思っていたらなんと朝食に出てきてくれました。

:やったね、のみずさん! で、そんなに言うほど美味しかったの?

:もうカニの出汁がたまらんほど染み出た最高の味噌汁だったぞ。これまでいろいろな海鮮を味わってきたが、やっぱりカニだな!

:で、またいつもみたいに朝ごはんいっぱい食べてお昼食べずに車飛ばしたんでしょ?

:おうともよ。1杯は卵かけご飯にしてデザートまでがっつり頂いたぞ。

:のみずさん、いつになく記事が長くなってるけど、そろそろ締めなくていいの? もう総評にでも行ってよ。

:そうだなあ、一言で言えば「伊豆は一泊二日では味わいつくせない!」だな。見どころも食いどころもありすぎてとても一日では楽しみ尽くせないと感じた。今度来ることがあったらもう少しゆっくりしたいな。

:いい意味でリベンジしたい温泉地が増えたね。

:そうだな。しかし直近で次の温泉旅行が控えています。

:たしか新潟の赤倉温泉だっけ。11月中だったよね。温泉ソムリエ発祥の地でいつか行ってみたいと思ってたんだよね。

:そうだ。ちょっと今回の伊豆が楽しすぎたのでハードル上がった感がありますが、11月末に赤倉温泉へ行ってきます。

:じゃあ最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、

:ありがとうございました!