:今回は普段の温泉旅行の記事から趣向を変えて奈良の五條市にある皇居を改装した旅館に行ってきた記事を書きます。
:奈良に皇居? 東京に遷都する前なら京都なんじゃないの?
:室町時代に入る前に南北朝に分かれた時代があっただろう。そのときに南朝のほうに天皇がいたのが現在の奈良の五條なんだ。後醍醐天皇がいたころだな。
:漫画で言うと「逃げ上手の若君」で描かれてる頃の時代だね。
:その通り。結末で言えば足利が勝って京都に幕府が開かれ、都は京のままなんだがな。
:正直、それほど立派な建物ではありませんでした。
メインの建物はカフェ・レストランになっており、歴史資料館もあったんですが閉館しておりました。
それでも元皇居だったというアピールはしたいのかこんなものが掲げられていました。
:ちなみに宿泊施設は別館で旅館というより別荘という趣でした。
部屋にピアノが置いてあり、「自由に弾いていい」とのことでした。
:のみずさんピアノが弾けるの?
:弾けん。楽器は昔クラシックギターを少しかじった程度だ。
:窓の外からは吉野川が見え、落ち着いた雰囲気で過ごせる部屋でした。
なお、部屋のテレビではネットフリックスが見放題だったので、
「俺は星間国家の悪徳領主」を見ながら過ごしていました。
:ああ、あの転生ものとスペースオペラとロボットバトルアニメが混ざったようなカオスなアニメね。
:結構話題になったようなので見てみましたが割と面白かったです。ちなみに温泉地ではないので浴室が用意されていました。
浴槽が広かったので足を伸ばして入れました。風呂上がりにアニメを観ながら呑んだビールもよく冷やしてくれていてよかったです。
:もともと温泉旅館でないことは承知していたので、楽しみにしていたのは食事です。田舎ならではのジビエが楽しめました。
私以外に宿泊客はいなかったのでレストランは貸し切りでした。
:ジビエってことは変わった肉が食べられたの?
:まずは猪のカルパッチョ。
そして驚いたことにウサギ肉が食べられました。
前足と肩甲骨のクリーム煮でした。
:昔お坊さんが牛肉や豚肉が食べられないから鳥と偽ってウサギを食べてたんだよね。だから今でも何羽って数えるんだって。
:有名な話だな。だが私も生まれて初めて食べた。たしかに鶏肉にやや近い食感でした。ただ骨の部分が多すぎて可食部は少なかったですが。
続いて鹿肉のステーキ。これはさすがに美味しかったです。
:奈良で鹿っていったら奈良公園でうろうろしてるイメージなんだけど。
:ここでは立派な食材だ。続いても鹿肉でした。
フィットチーネと鹿肉のシチュー。どちらかといえば牛肉に近いです。
酒は赤ワインにしました。正直ビールかワインしか選択肢がなかったのは残念でした。
料理には合いましたが奈良の地酒とか吞んでみたかったです。
最後はデザート。
:温泉がなくても旅を楽しめたようで安心したよ。
:そうだな。だが次は温泉旅の感想を書きたいところだ。
:後は寝て朝食だけ?
:うむ。朝風呂に入って朝食だ。
オムレツとサラダとバゲット。自家製らしいマーマレードがうまかったな。
:他に奈良ならでは五條の名物とかはなかったの?
:それに関してはお土産に「桜鮎」という五條名物のお菓子がある。買ったその日に、世話になっている整骨院に持って行ったから画像はありません。
:のみずさん、いつもどっか体痛めてるもんね。温泉に長いこと行けなくて余計に疲れたまってるじゃない?
:だから7月の連休に飛騨高山に温泉旅行の予定を入れてある。今年の前半はほとんど温泉旅行に行けなかったから後半は月一ペースで温泉旅行だぞ。
:行ったことあるのに高山にしたんだ? 岐阜県だよね。
:距離と値段が手ごろだったんだ。それにしても楽しみだな。では、最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、
:ありがとうございました!