温泉ソムリエのいつもいい湯芽見ていたい

温泉旅の思い出とか自宅のベランダでの園芸の記録ブログです。ヘッダ画像は黄ラナンキュラスとベロニカジョージアブルーです

番外編 皇居跡探訪記

:今回は普段の温泉旅行の記事から趣向を変えて奈良の五條市にある皇居を改装した旅館に行ってきた記事を書きます。

:奈良に皇居? 東京に遷都する前なら京都なんじゃないの?

:室町時代に入る前に南北朝に分かれた時代があっただろう。そのときに南朝のほうに天皇がいたのが現在の奈良の五條なんだ。後醍醐天皇がいたころだな。

:漫画で言うと「逃げ上手の若君」で描かれてる頃の時代だね。

:その通り。結末で言えば足利が勝って京都に幕府が開かれ、都は京のままなんだがな。

:正直、それほど立派な建物ではありませんでした。

メインの建物はカフェ・レストランになっており、歴史資料館もあったんですが閉館しておりました。

それでも元皇居だったというアピールはしたいのかこんなものが掲げられていました。

:ちなみに宿泊施設は別館で旅館というより別荘という趣でした。

部屋にピアノが置いてあり、「自由に弾いていい」とのことでした。

:のみずさんピアノが弾けるの?

:弾けん。楽器は昔クラシックギターを少しかじった程度だ。

:窓の外からは吉野川が見え、落ち着いた雰囲気で過ごせる部屋でした。

なお、部屋のテレビではネットフリックスが見放題だったので、

「俺は星間国家の悪徳領主」を見ながら過ごしていました。

:ああ、あの転生ものとスペースオペラとロボットバトルアニメが混ざったようなカオスなアニメね。

:結構話題になったようなので見てみましたが割と面白かったです。ちなみに温泉地ではないので浴室が用意されていました。

浴槽が広かったので足を伸ばして入れました。風呂上がりにアニメを観ながら呑んだビールもよく冷やしてくれていてよかったです。

:もともと温泉旅館でないことは承知していたので、楽しみにしていたのは食事です。田舎ならではのジビエが楽しめました。

私以外に宿泊客はいなかったのでレストランは貸し切りでした。

:ジビエってことは変わった肉が食べられたの?

:まずは猪のカルパッチョ。

そして驚いたことにウサギ肉が食べられました。

前足と肩甲骨のクリーム煮でした。

:昔お坊さんが牛肉や豚肉が食べられないから鳥と偽ってウサギを食べてたんだよね。だから今でも何羽って数えるんだって。

:有名な話だな。だが私も生まれて初めて食べた。たしかに鶏肉にやや近い食感でした。ただ骨の部分が多すぎて可食部は少なかったですが。

続いて鹿肉のステーキ。これはさすがに美味しかったです。

:奈良で鹿っていったら奈良公園でうろうろしてるイメージなんだけど。

:ここでは立派な食材だ。続いても鹿肉でした。

フィットチーネと鹿肉のシチュー。どちらかといえば牛肉に近いです。

酒は赤ワインにしました。正直ビールかワインしか選択肢がなかったのは残念でした。

料理には合いましたが奈良の地酒とか吞んでみたかったです。

最後はデザート。

:温泉がなくても旅を楽しめたようで安心したよ。

:そうだな。だが次は温泉旅の感想を書きたいところだ。

:後は寝て朝食だけ?

:うむ。朝風呂に入って朝食だ。

オムレツとサラダとバゲット。自家製らしいマーマレードがうまかったな。

:他に奈良ならでは五條の名物とかはなかったの?

:それに関してはお土産に「桜鮎」という五條名物のお菓子がある。買ったその日に、世話になっている整骨院に持って行ったから画像はありません。

:のみずさん、いつもどっか体痛めてるもんね。温泉に長いこと行けなくて余計に疲れたまってるじゃない?

:だから7月の連休に飛騨高山に温泉旅行の予定を入れてある。今年の前半はほとんど温泉旅行に行けなかったから後半は月一ペースで温泉旅行だぞ。

:行ったことあるのに高山にしたんだ? 岐阜県だよね。

:距離と値段が手ごろだったんだ。それにしても楽しみだな。では、最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、

:ありがとうございました!

 

 

 

 

しばらく温泉旅行にいけないので・・・

:今回はプライベートのごたごたで今年の温泉旅行の予約を全てキャンセルしてしまい、 改めて予約を取り直したのでGWまで温泉旅行の間が空いてしまったので少し普段とは違う趣旨の記事を書こうと思います。

:具体的には転職活動を取りやめたんだよね。

:そう、今の会社がいやになって「もうやめちゃる!」って気になったんですが、今の仕事を続けていても温泉旅行には行けているし好きに酒も呑めているので留まることにしました。なにより仕事しながら転職活動すると有給を取る度に周りから睨まれるし、精神的にも年齢的にもガタが来てしまったのです。

:それを癒すための温泉だったのに本末転倒だね。

:全くです。というわけでこれからも温泉に癒されながら辛い仕事を続けていこうと決めた次第です。

:それで温泉旅行の間が空く理由は分かったけど、旅行にも行かずなにを書くつもりなのさ?

:ズバリ! 最近の若者の旅行離れを憂いて、「温泉旅行するとこんないいことがあるよ 」という記事です。

:ぶっちゃけ若者にはお金がないからでしょ。

:そ・こ・で、金をかけてでも旅行したくなる意義を書きたいのだ。

:酒離れ、車離れも進んでいる中、それは難しいんじゃない?

:いや、酒だけが旅行の楽しみじゃないし、私のように車を使うだけが旅行でもない。 まずは目的を持って欲しいのだ。旅行の目的は何でもいいのです。私のように温泉むすめで紹介されている温泉に行ってみたい、くらいのノリでいいのです。アニメの聖地巡礼でもよければインスタ映えする場所に行きたい、そんなのでいいのです。

:例えば、今私がプレイしている「ヘブンバーンズレッド」というスマホゲームがあります。このゲームの舞台は日本ですがエイリアンに侵略されており、人類の可住領域 はどんどん狭められています。それを戦って取り返していくのがこのゲームの目的です。取り返した地域に実際に旅行に行ったことがあると感動もひとしおです。

:また、かの「ドラゴンクエスト」シリーズにはⅡを除いて必ず温泉が出てきます。 きっと開発スタッフの中に温泉好きがいるか、ゼネラルディレクターの堀井雄二氏が温泉好きなのでしょう。マイラやアネイル、山奥の村、新しくは和風のホムラの里など入浴できる、できないの差こそあれ冒険に温泉は付き物です。

:それ、単にのみずさんが好きなものを並び立ててるだけじゃない。

:さらに、温泉を直接撮影はできなくても最近は足湯なるものも道の駅とかにたくさんあります。女性の方でも化粧を落とす必要がなく、長時間車を運転したり、歩いたりして疲れた足をチャポンと温泉に浸けてゆったり。湯河原駅には手湯なんていう足湯の手バージョンがあったりします。

どこそこの足湯に浸かって来た、と自分の足が写った画像をSNSにアップしたりLineで 友人に送るのもいいでしょう。話題性には事欠きません温泉は。

:若者のスマホ離れだけはきかないもんね。

:あと、お酒が呑めない人には縁のない話ですが、温泉上がりのビールは最高にうまいです。私自身若い頃はビールが苦手だった人間なので「苦いだけで美味しくない」という気持ち、よく分かります。

:それが今や湯上りのビールが楽しみで旅行してるとこあるよね、のみずさん。

:「温泉旅館のあのスペース」の窓から自然以外は何も見えないところで冷えたビールを何も考えずに風呂上りに呑んでいるときなど人生で最高の時間です。

:そう! なにもしなくていい、を楽しむのも旅行なのです。別にビールでなくてもいいのです。風呂上りに好きな飲み物を何も考えずに飲んで窓から森や川を見ながら頭をからーっぽにすればいいのです。自販機がない旅館の可能性もあるので魔法瓶に 入れて持って行くのもいいでしょう。

:魔法瓶なんていつの時代の言葉だよ? のみずさんってホントにおっさ・・・

:食事を楽しむのもいいでしょう。食事つきの旅館にしたならそれを味わえばいいですし 近くに飲食店があるような場所ならちょっと出歩くのもいいでしょう。駅前のビジネスホテルをとったのなら近くにコンビニがあるはずなので普段は食べないような高い弁当を買ってホテルで食べてもいいです。また駅弁は冷めてもうまいです。

:色々語ってきたけど、要するにのみずさんはより多くの人に温泉好きになってほしいんだよね。

:極論してしまえばそうだな。温泉むすめもかのバッシング以降なりをひそめているし。

:それで今年の温泉旅行の予約は改めて入れたの?

:温泉むすめになっているところで言えば三朝、土肥、高山、和倉、平戸、と行ったことあるとこも含めて予約を入れなおしました。

:会社辞めなくてよかったね、のみずさん。

:辞めたいという気持ちはいつまでも残るだろう。あとはいつまで置いてもらえるかだけだ。定年までいられたらいいんだが。

:疲れたらまた温泉に行けばいいんだよ。ボクはそれでいいと思うな。

:とりとめもない記事でしたが、今回はこの辺で。失礼いたします。読んでくださった方がいたらありがとうございました。

 

 

 

京都府 湯の花温泉 旅行記

:今回は京都府の亀岡市にある湯の花温泉に旅行してきた旅行記です。

:コロナ禍も収まってきたし、京都なんて中国人だらけだったんじゃないの?

:それが亀岡には神社仏閣の類はほとんどなくてな。日本のそういうのを見に来る外国人はほとんどいなかったぞ。主要な観光地は行ってきた湯の花温泉くらいだ。亀岡インター下りたらすぐでアクセスがよかったのもよかった。

:外国人旅行者には煩わされなかったんだ? それはよかったね。

:まず泊まった旅館を紹介しましょう。

「里山の休日 京都 烟河(けぶりかわ)

www.kyoto-keburikawa.jp

:和歌山から車で2時間半くらい、大阪からなら1時間くらいでしょう。紹介にもある通り、自然に囲まれたいいロケーションにあります。

:それはいいね。よく予約が取れたね。

:1年前に予約したからな。ちなみに今年のGWはもう全く予約が取れなかったぞ。

:で、この旅館のよかったところは?

:まずはなにより、着いた日は温泉を露天風呂含めて独占できたことだな。特に露天風呂は雪がぱらついていてそれでも温泉はいい温度まで加熱していて浸かり心地が最高だった。

:ちなみに単純放射線泉。湧き出し温度は29.9℃、提供温度は41℃だそうです。pHは7.99で弱アルカリ性だから美人の湯でもあります。最近仕事で手に生傷が絶えなかったんですが上がったころにはみんな塞がっていました。

:結構高めの温度で湧いてる温泉なんだね。このところ低温の鉱泉を加温しての温泉ばかりだったから安心したよ。

:ちなみに部屋はこんな感じ。

:洋室だけど「温泉旅館のあのスペース」もあったんだね。

:旅館の内装もきれいでした。

:旅館の人もみんな親切だったよね。

:ああ、フロントで生ビールの提供と15時~16時限定で窯焼きピザのサービスをしていてな。美味しくいただいてきました。

:ピザにははちみつかタバスコを選んでかけられましたが、辛党なのでタバスコにしました。風呂上がりのビールも最高でした。

:理想的な3:7の泡のバランス! 素晴らしいね!

:では夕食の紹介に行きましょう。まずこの宿、酒は呑み放題でした。

まずは日本酒。京都の地酒、美山てんごり。色々ありましたが、一番呑みやすそうなのにしました。

前菜。

牛のシチュー、チーズ入り。チーズ好きなので旨かったです。

日本酒と見分けがつきにくいですが、レモンリキュール。

カルパッチョ。酒との相性抜群でした。

そしてメインディッシュのサーロインステーキ。

せっかく牛肉が出たので赤ワインに切り替えました。呑み放題最高でした。

ちと呑み過ぎになってきたころに食事登場。

そしてデザートで夕食は締めです。

いちごのムースでした。このころにはまっすぐ歩けなくなっていたのでホテルの従業員さんに付き添ってもらって部屋に帰りました。

:そして何もせずくてんと眠りに落ちて前日はおしまいです。

:うまい食事にうまい酒、最高の夜だったね。あとは朝風呂?

:それが朝風呂には6時くらいに入りに行ったんですが前日とうって変わってめちゃくちゃ混んでました。ホテルの宿泊客が一斉に入りに来た感じでした。

:朝食はバイキングでしたが、食欲がなかったのとものすごく混んでいたので軽めにしました。

いやー、朝カレー好きなんですよ。二日酔いの時は味噌汁が美味しいですよね。

バイキングにもかかわらずこれだけしか食べなかったので従業員さんに「もういいんですか?」と呆れられましたが。

:たしかにバイキングなのにこれだけなのはもったいないよね。

:本人が満足してるんだからよかろう。あんまり人が多いところにいると気疲れするんだ。

:本人が満足してるならそれでいいよ。で、次の旅行は?

:それがことごとくキャンセルしてしまって改めて予約を取ろうとしてもどこもいっぱいでな。唯一空きがあった岡山のペンションにした。日帰りで温泉には入ってくるが温泉旅館ではない。

:ちょっと人生慌てすぎちゃって失敗したのみずさんでした。それでは、最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、

:ありがとうございました!

 

 

奈良県 湯盛温泉 旅行記

:今回は奈良県の湯盛温泉に旅行してきた旅行記です。

:湯盛温泉ってどこにあるの?

:奈良の真ん中あたり、北から見て吉野の手前くらいにある。正直自然以外に売りはない場所だぞ。

:一応温泉地なんでしょ? そんな身もふたもない・・・。

:まず泊まった旅館を紹介しましょう。ここです。「ホテル杉の湯」。

www.suginoyu.com

部屋の様子はこんな感じ。

窓からは吉野川が見えました。

:和風な宿名に反して洋室なんだね・・・。

:源泉温度は20.4℃の冷鉱泉です。正直井戸水を沸かしてお風呂にしている感じです。

 湯船は見事な槇作りで、露天風呂も充実していました。ただ、できれば久しぶりに源泉かけ流しのお湯にも浸かりたかったところですね。

:そういえば長いこと加温式の温泉ばかりだったね。

:冬場でも湯上りのビールは最高でした。さて夕食の話題に行きましょう。

:のみずさん、なんか急いでない?

:リアルの都合でこの記事のあとはしばらく間が空く予定だからな。もしかしたら2月の京都の湯の花温泉の記事を最後にしてブログを終わらせるかもしれません。

:寂しいよ・・・。

:まあ気を取り直して夕食の話題に行きましょう。結構、マジで正月の気分をこの夕食で取り戻せた気分です。

栗がポイント高かったです。

煮豆も正月観出てましたね。

:夕食は和風だったんだね、パターン的にそろそろ魚かな?

:その通り。

奈良の地酒「八咫烏」と一緒に刺身を頂きました。

そしてお腹を温める煮物。

これも日本酒に合ったさわらの焼き物。

:そしてメインディッシュの豚しゃぶ。

さすがに八咫烏は空いたので、これも奈良の地ビール「良狼」を頼みました。

:なんでも昔ドイツから来た人が吉野を気に入って吉野杉でペールエールをつくったのが始まりだそうです。

 エールはラガービールと違い、冷やしすぎず常温に近い温度で味わうのが通です。

:のみずさんが夕食でビールを頼むのは珍しいね。

:腹が膨れるからな。では食事です。

会席料理の締めにふさわしい、普通の白米でした。デザートはいちごとみかん。

:後はゆっくり寝て朝風呂に入ってさっと帰りました。夜8時から星を見るキャンペーンがあったんですが曇ってたので中止になりました。

:今回の記事は短いね。よっぽど人生の転機が気がかりと見える。

:では次は京都の湯の花温泉です。今回よりは豪勢な記事が書けると思います。

:京都? 中国人が大挙してるんじゃないの? コロナも収まってきたしさ。

:春節という中国で言う正月が終わってすぐだから多分大丈夫だろう。大丈夫だと思います。結果は次の記事で。

:では最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、

:ありがとうございました!

 

和歌山県 椿温泉 旅行記

:皆さま、あけましておめでとうございます。今回は去年の大晦日から元日にかけて行ってきた和歌山県の白浜にある椿温泉の旅行記です。

:せっかくの9連休だったのにあまりにも疲れてたから近場で一泊だけにしたんだよね。

:ああ。あとは冬場の運転は怖くてな。温泉なんてだいたい山奥にあったりするしもし雪が降ったら車じゃきつい歳になってしまったんだ。そこで今年の正月は家でのんびりすることにした。

:その歳でそんなこと言ってて老後は大丈夫? 温泉いけなくなるよ?

:安心しろ、貯金はたっぷりある。若いころはほとんど遊びに行かず金を貯めることばかりに費やしていたからな。だからこそ今は旅行行きまくってるわけですが。

:そんなことはいいからさ、椿温泉について教えてよ。読者さんも退屈しちゃうよ。

:そうだな。気を取り直そう。まず椿温泉は白浜市にはありますが白浜温泉とは違うところにあります。海辺は海辺なんですが、もっと南にあります。

:泉質は硫黄泉。pHは9.9とアルカリ性の美人の湯です。湧き出し温度は31.4℃と加温しないと入れない低めの温度です。現に私が泊まったホテルでも湯温を調整できるようリモコンがついていました。

:ちなみに泊まったホテルはここ。XYZホテル。何でかは知りませんがギネス認定の宿だそうです。

xyzresort.xyz

部屋の様子はこんな感じ。シングルでしたが一泊当たりの値段が過去最高を記録しました。

奥に見えているのが海が見える露天風呂で、この宿の自慢です。ぶっちゃけ露天風呂付き客室に一度は泊まってみたかったからここにしました。

:具体的にはどんな露天風呂だったの?

:見よ、こんな感じだ。

:おおっ! ホントに海が見えてる!

:美人の湯の例に漏れずぬるっとしていて、あんまりはしゃぎまわると転びます。もし夏場に行ってたら備え付けてあったデッキチェアに寝転がって湯上がりのビールを楽しんだでしょう。ちなみに部屋の冷蔵庫にビールや酎ハイや緑茶、ミネラルウォーターが冷やしてあったのでレストランに行く以外部屋から出る必要は一切ありませんでした。

なお、普通のお風呂はお風呂で室内にあります。露天風呂にはシャンプーやリンスの備え付けはないのでこちらから持っていく必要があります。

:トイレもあったんだよね? 洋風なのにセパレートなんてホント豪勢なホテルだね。

:まずホテルに着いてお風呂が沸いたらすぐに入って、ビールを呑んだらもう一回入ってまたビールを呑みました。夕食は6時で2時ごろチェックインさせてもらえたんですが、あっという間でしたね。リラックスするというより時間があっという間に過ぎました。

ちなみにこれが2024年最後の夕焼けです。露天風呂から映しました。

:で、2024年最後の晩餐は?

:そっちも文句のつけようがなかったぞ。部屋から出るのがおっくうに感じたくらいだ。

まずは食前酒に頼んだ完熟みかん酒のロック。

さらに前菜の田辺産しらすのサラダ。

続いて真鯛のカルパッチョ。もちろん和歌山産だ。

魚料理が来たので好物の和歌山の地酒、黒牛を頼んだ。

:黒牛なら近所の居酒屋でいくらでも呑めるじゃない。他には和歌山の地酒はなかったの?

:最近は居酒屋で呑んでも自転車で帰れないから不便でな。それに他にあった地酒は勝浦で呑んだ太平洋だったんだ。黒牛はやはり癖が強くうまい。

さらに料理は続きます。

なんと机の天板が外れてバーベキュープレートみたいなのが現れて・・・

ホントにバーベキューが始まりました。ちなみに真ん中はソースです。

焼いてもそのままでもと出された野菜スティック。味噌ソースでそのままかりかりと頂きました。

ソーセージが出てきてますますバーベキューめいてきたところで、

黒牛が空いたのでグラスワインを頼みました。

空腹を感じてきたところでバゲットが出てきました。これも焼いて食べました。

そして、これを食べに来たといっても過言ではないA5熊野牛。トウモロコシもポイント高かったですね。

完全に気分はキャンプのバーベキューでした。

:これだけいいもの食べたらもう2024年に思い残すことはないね。

:そうだな。締めに釜飯と年越しそば。

:デザートはアイスクリームでした。気分は美坂栞です。

:そのゲーム流行ったの20年以上前だよ?

:何を言う。ヘブバンでKeyはまだ現役のゲームメーカーだぞ。

:のみずさん最近ヘブバンにはまってて仕事中も寝てる時も省電力モードでスマホ動かしてるもんね。

:ああ、上司にもばれないしな。あのゲームは神ゲーだ。

:そんなことより、大晦日といえば紅白歌合戦だよね! 誰が出場してる時が燃えた?

:CreepyNutsの「Bling-Bang-Bang-Born」に期待していたんだが、マッシュルの話や映像は一切出なかったな。残念だ。強いて言えば「ゆく年くる年」で一番多く映された都道府県が北海道だという話が紅白の前にやっていてな。そっちのほうがよっぽど興味深かった。

:去年の紅白はのみずさん的にはハズレだったんだ。残念だったね。

:まあ新年一発目は温泉に浸かれたし、おろしたてのパンツもはけたし。

:そっか露天風呂が西向いてるから初日の出は見えないんだね。それより「新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝のよーによォ~」をついに実践したんだね。ジョジョマニアらしく。

:スゲー爽やかな気分だったぜ。さて、残すは朝食だが、アメリカンブレイクファーストだった。

おせちもいいがこういう朝食もいいものだったぞ。実際家に帰ったら即寝てしまい見事な寝正月を過ごしていい気分だった。

:要は疲れて無事に旅行から帰って気が抜けて安心したんだね。まったくうらやましい正月だこと。

:ちなみに来週の連休は奈良の湯盛温泉に旅行だぞ。

:やっぱり2025年も温泉尽くしにするつもりなんだね。

:うむ。それでは読んでくださった皆様、今年もよろしくお願いします!

:よろしくお願いします!

 

長野県 白骨温泉 旅行記

:今回は長野県の白骨温泉まで湯治に行ってきた旅行のブログです。

:かなり有名な温泉なのに初めて行ったの?

:いや、日帰りで湯には浸かったことがある。ちゃんと泊まるのが初めてなだけです。その時は有名な飲泉もできなかったので今回はちゃんと飲んできました。

:のみずさんの好きな長野の温泉だから期待できそうだよね。

:まずは泊まった旅館を紹介します。ここです。白船グランドホテル。

www.shirafune.net

部屋の様子はこんな感じ。

そういえば「温泉旅館のあのスペース」がある旅館に泊まったのは久しぶりですね。

ちなみに館内の様子はこんな感じ。

:なお温泉の湧き出し温度は48℃。提供温度は45℃と入るとぽっかぽかになる温泉です。「白骨」の温泉名から白い湯を想像している人が多いですが湧き出してすぐは無色透明です。

:昔の人たち、具体的には武田信玄が愛用したと言われる歴史ある温泉で、白骨温泉の名前は、湧き出してしばらくすると湯が空気と反応して白く変色していくさまが骨が浮かんでいるように見えたからだそう。pHは6.8と微酸性。珍しく美人の湯ではありません。また、鉄分と硫黄分の湯の花があり、黒い粒のようなものが湯に浮かんでいます。さらに温泉を飲めば胃腸炎などにも治療効果を示し、「3日浸かれば3年風邪を引かない」との言い伝えがあるほど体にいい温泉です。

:現にのみずさん、この旅行以来一度もお腹下してないもんね。空腹感と満腹感もよくなったし、まんざらでもないのかも。

:ああ、生活面でも非常に助かっている。では、湯上りのビールが美味しかったのは当然のこととして、久しぶりに味わった長野の料理を紹介します。

:飽きたりはしないの?

:正直、長野の料理に飽きることはないな。まずは食前酒の山葡萄酒からいきましょう。

先付の練り豆腐。

前菜の五品盛り。

:お酒はまず長野の名酒、大雪渓にしました。

口当たりがよくて呑みやすくて、「長野で美味しい酒は?」と訊かれたらこれと応えるようにしているくらい、お気に入りの日本酒です。

:また呑めてよかったね、のみずさん。

:そして日本酒といえばおつくりと決めているのですが、まさに食べたかったものを料理して出してくれました。

鮭と、イワナのおつくりです。イワナは渓流釣りで人気がある清流にしか生息しない川魚です。もちろん大雪渓との相性は抜群。

:そして長野に来たらこれを食べずには帰れない。信州蕎麦。

そして、おつくりでイワナを食べ足りないなあと感じていたら、こんなものまで出してくれました。

イワナの塩焼き。魚の味わい方は焼きと生で刺身か人によって好みが分かれるところですが、なんと両方出してくれました。

:ドラクエⅩでもラダ・ガートとハクオウが異界アスタルジアで言い合いしてたよね。

:あまりマニアックな話題を出すな。さて、秋の旅行ということで「これ」を味わいたくなり、追加注文しました。

:マツタケの土瓶蒸しかあ、お金に糸目つけなかったんだね。

:もう筆舌に尽くしがたい味わいだったぞ。香りも素晴らしかった。

:ここいらで日本酒に合う料理は味わいきったので、

我が第二の故郷、塩尻の五一ワインのロゼに切り替えました。

:店員さんに「塩尻の五一ワインですね」と言ったら「調べてきます!」と慌てて行ってしまったぞ。どうやらこっちが知らないと思われたらしいな。

:そりゃ普通は産地を知りたがったのだ思われるでしょ。

:それはさておき、ワインといえば肉料理だ。

源泉入り豆乳鍋。やはり温泉を料理にも使っている旅館はいいな。

:せっかくの信州なのに信州牛はでなかったの?

:もちろん出たとも! 鉄板焼きでな。

:このあたりでワインをお代わりしました。

:白にしたんだね。いつもは赤を頼むのにさ。

:逆だ、いつも赤だから白とロゼにしたんだ。そろそろ夕食も締めの時間が近づいてきました。

温泉粥のコロッケ。こんなところにも温泉水が使われていたぞ。サクサクしてクリームコロッケみたいで美味しかったです。

締めに松茸ご飯と赤出汁、香の物。

:わざわざ追加注文しなくてもマツタケは食べられたんだね。

:まああの土瓶蒸しは美味しかったからそれは言いっこなしだ。最後に季節のデザート。

:たっぷりと信州を味わいつくしたところで部屋に戻ってぐっすり。ちなみにこの旅館の大浴場は24時間開放されており、深夜でも入ることができます。

:ちなみに泥酔者の入浴は禁じられております。

:さらにいえば、「深夜に独りで入るのはお断り」と書いてあったな。老人などが滑って転んで頭を打って死んだらシャレになりません。

:そこで5時くらいに日が昇ってから朝風呂を頂きに行きました。なお早起きの人が多かったようで、夕方のほうが空いてました。

:思い出に2杯ほど飲泉して浸かって100数えました。

:素朴な疑問なんだけど、温泉ってどんな味がするの?

:かすかに硫黄臭がして、ゆで卵の黄身を薄く溶かしたような味がする。美味しいかと言われれば、湯上りのビールほどではないな。

:ようするに普通の飲み物のどれとも違う味がするんだね。

:さて、朝食を味わってこの旅行は終わりです。

朝食は美味しい和食でした。なお、朝食でも温泉を使った料理が出ました。

温泉粥。たしかに少し硫黄臭がしました。

:あと、飲んでいたらなぜか何かがこみあげてきて泣けてきた信州味噌の味噌汁。

そして温泉を使った料理といえばこれは外せません。

:温泉たまごだ・・・。またボク食べられてる・・・。

:さて、楽しかった白骨温泉への旅行もこれでおしまいです。次なる旅へと思いを馳せながら記事を締めさせていただこうと思います。

:次の温泉旅行の日時と行先はもう決まってるんだよね?

:大晦日と元旦に椿温泉だ。広義では和歌山の白浜温泉の一部ですが、行ったことないのと、各部屋に露天風呂がついてる旅館を予約したので楽しみにしております。

:近場に一泊だけにしたんだね。

:歳のせいか長距離の運転が翌週に響くようになってきてな。今年来年の年末年始は基本家でのんびりする予定だ。

:では、最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、

:ありがとうございました!

 

 

愛媛県 湯ノ浦温泉 旅行記

:今回は愛媛の湯ノ浦温泉に行ってきた旅行記です。

:愛媛って道後以外にも温泉あったんだ。

:無論だ。日本は温泉だらけだぞ。

:じゃあ早速行ってきた感想を聞かせてよ。

:その前に前日楽しみにしすぎて早く目が覚めてしまってな。朝ごはんが早すぎて出発時点ですでに腹が減っていたんだ。

:それで何か食べたの?

:うむ。紀ノ川SAで食べた和歌山ブラックラーメンだ。

ブラックラーメンといえば富山が有名ですが和歌山にもありました。

:朝ラーってやつだね。湯ノ浦温泉はどうだった?

:まず泊まった旅館を紹介しましょう。ここです。ホテルアジュール汐の丸。

hotel-ajour.kaiei-ryokans.com

インターを下りてすぐのアクセス良好な清潔なホテルでした。駐車場も広く、ホテルから近く、良心的でした。

:それは大変結構だね。

:湯ノ浦は村上水軍という海賊のゆかりの地で戦国時代に瀬戸内海の治安を守った正義の海賊だそうです。

:正義の海賊なんてワン(ピー)スの中だけの存在だと思ってたよ。

:ちなみに部屋と内装の様子はこんな感じの洋風でした。

:では温泉の紹介に行きましょう。まず湯ノ浦は温泉ではなく冷泉です。

:加熱して提供してる温泉なんだ。

:正確には「単純放射能冷鉱泉」。湧き出し温度は19℃で42℃まで加温して提供しています。pH値は7.9のアルカリ性なので美人の湯に分類されます。放射能泉らしくラドンの含有量が多く、無色透明。神経痛などに効果を発揮します。

:実は仕事疲れで右太ももの腱を痛めていたのですが、ゆっくり浸かってぐっすり寝たら治っていました。他に客がいなくて、露天風呂も含めて温泉を独占できたのもよかったのかもしれません。

:それはよかったね、のみずさん。温泉で本当に痛みってひくんだ。

:さらによかったのが食事です。まずは前菜の朝凪ぐ瀬戸の小径の恵み。

さらにおつくりの船折潮流の覇者。

:これだけ海鮮が出たので日本酒にしました。愛媛の地酒、山丹正宗。

あっさりとした呑みやすい日本酒でした。

:これだけ海鮮が美味しい宿だとやっぱり日本酒だよね。

:うむ。さらにメニューにはなかったんですが、予約時にコースで入っていた料理がこちらです。

おこぜという愛媛の特産の魚のから揚げ。おかしらからバリバリいきました。

:さらに鯛のおかしら。

ちなみに鯛は愛媛の県魚だそうです。

あとは豚の鍋と・・・、

このあたりで冷酒が空いたのでどぶろくを頼みました。

:飲み物メニューにどぶろくがあったの? 珍しいレストランだね。

:やたら戦国時代を推してくるのでな。勘違いしている人が多いが、清酒は江戸時代になってから作られたもので戦国時代に呑まれていた日本酒は全部どぶろくなんだ。

:知らなかった・・・。

:時代劇とかで織田信長が浅井長政のしゃれこうべで作った盃に透明な酒を容れているシーンがあるけど、実はあれは間違っているんだ。

:もう少し猟奇的じゃない説明はなかったの?

:ただしどぶろくはのどを潤すのには全く向いていない酒なのでな。最後にカシスオレンジを注文した。

:わあ、カルーアミルクみたいな色だね。

:間違いなくオレンジのカクテルだったぞ。締めは鯛めしでした。

隠港の蒸し炊き秘釜というらしい。

:愛媛でここまで本格的な和食を食べたのは初めてだね。

:私は本籍地が愛媛なのでもしかしたら幼いころに食べているかもしれないな。我がルーツは四国にある。

:のみずさんってずっと関西に住んでたのかと思ってたよ。

:さて、部屋に戻ってさらに吞もうかと思ったのですが。

もう夕食だけで満足してしまってくてんと眠りに就いてしまいました。

:やっぱり疲れが溜まっていたんだね。

:さて、気持ちよく目覚めたところで朝風呂を頂きましたが、宿泊客のみんなが清掃後こぞって入りに来てました。

:朝食も和食だったの?

:ああ、和食だった。二段のお櫃がどんと出てきてな。

開けたら和食が入っていました。

:朝から結構なボリュームだね。

麦みその味噌汁は久しぶりに飲みました。

:最後に名前忘れましたが愛媛の郷土料理食べてこの旅行記はおしまいです。

:総じていい旅行になったんだね。よかったよ。

:次は11月に長野の白骨温泉です。すでにタイヤはスタッドレスにしました。

それでは最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、

:ありがとうございました!