:今回は静岡県の伊豆半島にある伊東温泉に旅行してきた感想記事です。
:温泉むすめで存在を知ったんだよね? 伊豆は温泉が多すぎてどこがどこだかよくわからなくなってるけど。
:それが、静岡で行ったことある温泉って修繕寺と熱海と下田くらいなんだよな。距離的に一日で行くには遠いし、日帰りできるほど近くもない。まあ素晴らしい温泉が揃っていることは間違いないんですが。
:早速泊まった旅館を紹介してよ。贅沢していいところとったんでしょ?
:うむ、ここです。伊東温泉 川奈ホテル。
5階建ての高級ホテルです。当日は天気が良かったのでこうして写真も撮れました。ゴルフ場併設で私みたいな変わり者の客以外はほとんどがゴルフ目当てです。
:ゴルフ場併設? じゃあみんな温泉に浸かりに来てるんじゃなくてゴルフしに来てるの?
:いや、ゴルフをした帰りに温泉に浸かっていい食事を頂いてあとはタクシーで駅まで帰る。そんな客が多い印象だったな。フロントでは。そんなホテルなので宿泊客の夕食は一番遅い時間にされたぞ。19:30からだった。ちなみに出している食事は伊豆名物の金目鯛の他にフランス料理などだ。
:ほんとに金持ちの贅沢のためにあるようなホテルだね。
:いるのは爺さんばかりだったぞ。日本の富が老人に集中している現状を見せつけられたような気分だった。
:でもそんな人たちが贅沢しに来るホテルならさぞかしいい温泉だったんでしょ? 早くそれを紹介してよ。
:うむ、そうだな。まずは伊東温泉の泉質はナトリウムー塩化物泉。pH は8.0。弱アルカリ性だから美人の湯でもあるな。湧き出し温度は62℃くらい。川奈ホテルではやや湯温を高くして提供しているようだった。44℃くらいだろうか。
:老人向けに熱い湯で提供してるのかな?
:実際大浴場に行っても露天風呂に行ってもいるのは爺さんばかりだったな。子供とか、若い旅行客とか、少なくとも私より若く見える人は風呂で一人も見かけなかった。
:あとは大浴場にサウナと水風呂が隣り合ってあったのがよかったな。いわゆる「ととのう」状態に体を持っていける。サウナも爺さんだらけだったので皆が夕食を食っている18:00位にやっと入れました。
:そんなに何回も入りに行ったの?
:夕食前に3回入りに行った。温泉→ビールを繰り返していたぞ。交通アクセスが悪い場所なせいか、金持ち向けなせいか、ビールもチューハイも高くてな。まあ熱い温泉の後のビールは最高でした。
:じゃあ待ちに待った夕食の紹介をしてよ。
:よしよし、多少自慢げになりそうな高級な夕食を紹介していくぞ。まずは前菜の寄せ豆腐、栄螺天城和え、八幡巻きです。
:皿しか残ってないじゃない。写真撮る前に食べちゃったの?
:本当に腹が減っていたんだ! 写真を撮るのも忘れてすぐにパクついてしまった。お造りが出てくる前に頼んだのが兵庫の地酒、白鷹。
:なんで静岡の地酒にしなかったのさ?
:静岡の地酒は瓶単位でしか頼めなくて1万円以上したんだ! ただでさえ割高なビールを呑みまくっていた後にそんなに出費できるわけなかろう!
:商売上手というかとことん金持ち団体向けのホテルだったんだね。
:そしてやっと来た日本酒に合うお造り。クロダイとカンパチ、あともう一つ、忘れましたが、とにかく鯛のお造り3種盛。
:そして冷えた腹にあったかった煮物。
蕪、茄子、鳥、玉ねぎ、青味、銀杏です。
:このころには日本酒を追加注文してしました。
石川の地酒、加賀鳶。和倉での呑み比べにはなかった銘柄なので、思い出しながら吞んでいました。
:メインディッシュの金目鯛はまだ出てこないの?
:うむ、鍋に火をつけてくれたのも魚が出てくるのもかなり後のほうでな。
まずタレが来て・・・
金目鯛ときしめんと野菜登場!
とうとう待ちに待った金目のしゃぶしゃぶとご対面だ。久しぶりに食べましたが最高にうまかったです。
きしめんも野菜も美味しかったです。
:突然だけど、のみずさんが金目鯛食べるのっていつ以来?
:下田温泉以来だから5年ぶりくらいかな。あっちは刺身だったが。本当に突然どうした?
:いや、関西じゃめったに食べられないものだから珍しくてさ。
:そうだな。秘湯目当てに山奥に行くことも多いし、その場合はたいていメインディッシュは牛だからな。
:さて、ご飯と香の物と赤出汁は空腹のあまりすぐ食べつくしてしまったので残りはデザートです。
苺はともかく、メロンも久しぶりに食べました。
あとは食後の紅茶をもらってそのまま部屋に戻ろうとしたんですが。
:なにかあったの?
:コロナが落ち着いたからか、ラウンジが開店していてな。呑み足りなかったから呑みに行ったわけです。
シックな雰囲気の落ち着いて吞めるラウンジでした。空いていたのでカウンターではなく奥のテーブルに案内してもらえました。
コーララムとミックスナッツ。
バーボン。チェイサー付きででてきた。チェイサーが出てくるような店で呑んだのは久しぶりなのでちょっと感動しました。
:ようこそバーボンハウスへ。
:それ読者のどれくらいの人が知っていると思うんだ? あまりに古いネタはやめておけ。
モスコミュール。あとはおつまみのミックスナッツがなくなったので柿の種。
:ほかの客がいなかったからマスターも結構喋ってくれたね。
:ああ。自分はゴルフ目当ての客じゃなく温泉マニアであちこち回っていることやGWのことなど色々話せたな。
:二日酔いにはならなかった?
:全然平気だったぞ。ただ朝風呂に行くのが少し遅れた程度だ。なにせこの日の朝の温泉は5:37からだったからな。
:なんでそんな中途半端な時間なのさ?
:それはその日の日の出が5:47だったからだ。日の出を露天風呂から見られるように朝風呂の時間を毎日変えているらしい。まったく配慮の行き届いたホテルだった。
:それで、朝風呂には朝食の前に行ったの?
:いや、朝食が6:30から食えたので朝食を頂いてから朝風呂に行った。
朝食は和食か洋食が選べたので和食にしました。
:おおっ、理想的な温泉旅館の朝食! 焼き魚がいい味出してるね!
:ああ、朝食の後の温泉も最高だったし、この日の朝は言うことなかったぞ。
:次の温泉旅行の予定は立ってるの?
:それがGWに親父を湯村温泉に連れて行ってあげることになっているから、記事にするかは微妙だな。泊る旅館も前と同じところですし、改めて紹介するのもなんだし。
:あー、あの接客態度がよかったって言ってた旅館ね。「朝野家」だっけ。
:だからこそ再訪するんだがな。その次の予定は7月に犬鳴山温泉となっています。
:次回湯村の記事があるかは分からないけど、今回も最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、
:ありがとうございました!