:今回は今年の3/19~20に滋賀県は琵琶湖のほとり、雄琴温泉に行ってきた旅行記になります。
:タイトルが普段と微妙に違うね。温泉だけでなく大津の街も見て回ってきたの?
:うむ。近くに住んでいながら一度も行ったことがなかったからな。実は琵琶湖をまともに観光としてみたのもこれが初めてだ。そんなわけで城巡りでもしようと思って大津城に行ってみようとしたんですが・・・。
:城巡りかあ。のみずさんが温泉と酒以外のことに興味を持つなんて珍しいじゃない。
:それが大津駅にあった観光案内所にいたお姉さん曰く、大津城はとっくに壊されていて今は城跡の石碑が残っているのみだそうだ。
他にも城がないか観光案内所で聞いてみたところ、車で1時間くらいのところに彦根城があるのが滋賀での唯一まともに残っているところらしい。さすがに諦めて明智光秀の石像があるという坂本城跡の公園に行ってきた。
:明智光秀って織田信長を裏切って本能寺で焼き殺した武将だよね? あんまりいいイメージ無いんだけどなあ。そのあと3日後には秀吉に負けて農民の落ち武者狩りにあって死んだって言うしさあ。
:まあそういうな。「大津と言えば光秀」と言うほどゆかりの地なんだぞ。
これが坂本城跡の公園で写してきた石像です。
光秀には光秀なりに意地があったらしく、近くにこんな石碑もあった。
:漫画「ドリフターズ」では結構カッコよく描かれてるよね。アニメでは速水奨さんボイスで一瞬だけEDに出てきたんだっけ。早く2期が観たいなあ。
:話を逸らすな。ちなみに画像の後ろに映っているのが琵琶湖です。では、ここから温泉旅行記に移って行こうと思います。
:ようするにのみずさん、滋賀について何も知らなかったからこんな観光記事しか書けなかったんでしょ?
:うるさいな。まったくもってその通りだが、早く温泉の感想に行かせてくれ。泊まったホテルはここです。
坂本城跡の公園からほど近いホテル花街道。
もう少し時期をずらして来ていたら桜並木が観れたらしいですが、咲いていたのは梅の花位でした。
:この温泉旅館で一泊当たりの代金が過去最高を更新したんだよね。どうだった?
:まず、接客態度は文句なかった。ウェルカムドリンクとして柚子茶を出してくれました。
そしてさほど待たされることもなく部屋へ案内してもらえました。
:おおっ、これは理想的な和風旅館の部屋だね! 「温泉旅館のあのスペース」もきちんとあったみたいだし。
:それだけではない。この旅館は全室レイクビューとなっており、椅子のあるスペースからは琵琶湖が見えました。
もう少し天気がよければ最高でしたね。
部屋の廊下からも和風の景色が見えるようになっていて、日常から離れた気分を味わえました。
:じゃあ肝心の温泉の感想を聞かせてよ。
:雄琴の温泉の特徴を一言で表すと「美人の湯」です。少しぬるっとした泉質なので気を付けないと風呂場で滑ります。そういう注意書きもありました。
:伊達に夜の歓楽街として発展したわけじゃないんだね。
:その辺が関係あるかは分かりませんが、とにかく肌にいい温泉なのは入って分かりました。この自重自重の世の中で結構お客が入っていたのがその証拠だと思います。露天風呂も大浴場と一緒になってたので入ってきました。最高でした。
:これは料理も期待できそうだね! 夕食の感想を聞かせてよ。
:夕食の食事処はレストランの個室を用意してくれました。
これは嬉しかったですね。他の客に気を使わず気楽に呑み食いできました。
:わー。これは味も期待できそうだね。
食前酒に季節の桜酒。
先付として新タケノコの湯葉かけ。手長海老芝煮。合鴨ロース。
後ろに映っているお雛様の中にも料理が入っていました。
:お酒は頼まなかったの?
:頼んだとも! やたら日本語の流暢な白人のお姉さんが滋賀の地酒をお勧めしてくれたので呑み比べを頼んだぞ。
さらに「日本酒を味わってくれ」とばかりにお造りが出てきた。
マグロとタイとイカでした。
そして近江の旬として、琵琶湖の固有魚、本諸子(ほんもろこ)の炭焼きが出てきました。
:ホンモロコ? 初めて聞いたや・・・。
:私も初めて聞いたし、初めて食べた。日本酒との相性もバッチリだったな。
そして、メインディッシュの特選和牛せいろ蒸し。
この牛肉は長野のりんごで育った牛にもひけをとらないほど美味かった。
:食事中も仲居さんが結構相手をしてくれたので、温泉ソムリエであることやこのブログの話をしたりもしたぞ。料理の写真も快く撮らせてくれた。
この辺で酒が尽きたので季節の桜カクテルを頼んだりした。さすがにかなり酔っぱらってました。
:そろそろ食事の締め?
:ああ。もはや日本酒で酔いが回り過ぎていて記憶が曖昧になっていましたが、食事はちらし寿司でした。
正直、写真が残っていないと最後の方に何が出てきたのか覚えていないほど酔っぱらっていました。
:吞み比べをおかわりしたりするから・・・。
:まあ美味しかったんだからいいじゃないか。そしてこれがデザートです。
総じて温泉にも食事にも酒にも満足いく宿でした。
:部屋に戻ったら即寝てしまい、朝風呂に入るつもりでスマホでセットしておいた目覚ましの時刻よりも早く目を覚まし、朝風呂を頂きました。
:温泉に浸かって足を90度に伸ばすのはのみずさんが生きていて一番幸せな時間の一つだもんね。
:ああ、あればっかりはビジネスホテルではできない。そして時間になったらやたら豪勢な朝ごはんを頂きました。
ゆっくり寝たとはいえ、吞みまくった腹に優しい湯豆腐でした。そして朝ごはんなのに弁当箱みたいなのが3段出てきました。
残すのは失礼だと思ったので、ご飯をほうじ茶粥だけにして全部食べ切りました。
美味しかったんですが、朝ごはんにしてはボリュームがあり過ぎましたね。
:無理して全部食べなくても・・・。
:出された食事は全部食べる。これが私の旅館に対する礼儀だ。それにチェックアウトする前にフロント併設の喫茶店でコーヒーを頼むくらいの余裕はありました。
花をあしらったラテアートのマシュマロコーヒーを飲んで一息ついてから帰りました。
:実はのみずさん、ラテアートって初めて見たんだよね?
:こらたまご、私の恥を勝手に晒すな。機会がなかったんだからしょうがないだろう。
:滋賀の旅行記はこれでおしまい?
:ああ。おしまいだ。まあ、次の旅行先は既に決まっているわけですが。
:わあ、楽しみだなあ。どこなの?
:神奈川県の湯河原温泉だ。今年のGWは温泉をはしごしながら湯河原を目指すぞ。
:それでは、ここまで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・。
:ありがとうございました!