:さて連日更新の二日目は2021年の元旦に行ってきた徳島県の祖谷温泉の感想記事です。
:初めて聞いたや・・・。
:そうだろうな、一応「温泉むすめ」の中には入っているので徳島では一番有名な温泉のはずだぞ。私も実際に行くまではずっと「そや」と読んでいたがこの漢字で「いや」と読む。
:じゃ、いつもみたいに泊まった温泉を紹介してよ。
:そうだな。ここです。「祖谷渓温泉ホテル 秘境の湯」。
そのホテル名の通り、かなりの秘境にある温泉です。
:自ら秘境って名乗ってるんだ・・・。
:ちなみに私もここに行って初めて知ったことだが、日本には三大秘境と呼ばれるところがあって、それぞれ、岐阜県の白川郷、宮崎県の椎葉村、そしてここ、徳島県の祖谷だ。
:前に白川郷に行った記事を書いてたから、あとは宮崎のしいばそん?に行けば日本三大秘境は制覇できるね!
:うむ。九州のどこかの温泉に行ったときにでもついでに寄ってみようかと思っている。だが、椎葉村には温泉はなさそうで残念だ。
では、この「祖谷渓温泉ホテル 秘境の湯」ですが、ここは日帰り温泉を兼ねた宿泊施設です。外観はこんな感じ。
:秘境の中にあるにしては随分ちゃんとした建物じゃない。それにしても今年の正月は寒かったね。雪が残ってるや。部屋はこの様子からするとまた洋風だったの?
:いや、これぞ温泉旅館という感じの和風だったぞ。
ちゃんと温泉旅館のあのスペースもありました。
:こんな山奥だと来るのにも苦労して、温泉が気持ちよかったでしょ?
:うむ、素直に認めるのもあれだが、たまごのいう通りです。来るだけで体力を使い果たす程、運転が疲れました。
日帰り温泉もやっているこの旅館の温泉の紹介に行きましょう。
最近では珍しくなった「男湯=殿、女湯=姫」の案内があったり、着いた時間が結構早かったのにかなり混んでいたりしました。
:入り心地としては色は無色透明で龍神や嬉野に近い、少しぬるっとしたお湯でした。いわゆる「美人の湯」という湯ですね。ここは美人の湯とは謳っていませんでしたが、おそらく炭酸水素塩の湯だったのでしょう。こういう湯の時は浸かったお湯を洗い流しすぎないのがお肌のケアのポイントです。
あと、雪の中、露天風呂に浸かれたので、冷えた体を、特に足をゆったりと温めてきました。
:露天風呂はやっぱり広かったの? アメニティとかは?
:風呂の作りとしては内湯の方が広く温度が高く、山奥の旅館ながら結構アメニティも充実している感じだったな。だが、この旅館は温泉も良かったが食事がこの三泊の中で一番良かった。
:お、夕食の話に行くんだ。湯上りのビールは部屋で呑んだの?
:ああ、だがさすがに部屋には暖房が聞いているとはいえ、あの寒さの中湯上りのビールで「カーッ」って感じでもなくてな。夕食の場で出た酒の方が旨かった。
まずは夕食の郷土会席料理の画像をまとめてどん。
:食前酒に徳島の県木、山桃のワイン。アマゴ、まぐろ、イカのお造り。金時豚の鍋。阿波牛の味噌朴葉焼。アマゴの塩焼き。そして祖谷名物、祖谷そば。元旦からそばとはおかしいなと思いましたが、そばは祖谷の名物だそうです。思いっきり徳島を味わってきました。
:アマゴって奈良の野迫川村で食べた川魚だよね。徳島でも取れるんだ。
:そしてまた一人でいいもの食べたんだね・・・。
:この程度では終わらん! 四国四県日本酒飲み比べセットも頼んだぞ。
左から、徳島の御殿桜、香川の月白、愛媛の酒一筋、高知の土佐鶴だ。
:おおっ、飲み比べと言えば大体地酒三つなのに、粋なことに四国四県の日本酒が出てきたんだね。どれが一番美味しかった?
:正直どれも美味しくて甲乙つけがたいが、呑み易さで言えば徳島の酒だったな。フルーティと説明書きにあっただけのことはあった。そして、この旅館での飲み比べはまだ終わらん!
今度は四国四県の果実酒飲み比べです。
:どれがどの県の酒なの・・・?
:左から徳島の黒蜜梅酒、下が香川のかりん酒、上が高知の柚子酒、右が愛媛のみかん酒、だ。
:こんどはどれが一番美味しかった?
:今度は味が分かりやすかったから、香川のかりん酒が一番私の口に合ったな。しかしこれだけ酒を呑むと会席で出た料理だけではつまみが足りなくなってきたので、あらかじめフロントで渡されていた「本日の一品」から「阿波牛の叩き」を追加注文しました。
これは日本酒にも果実酒にも合ういいおつまみで極ウマでした。頼んでよかったです。
:こんだけ飲み食いしてるとかなり酔っぱらっちゃったんじゃない?
:うむ、デザートを食べて部屋に戻ったらすぐに寝てしまい、朝起きたときにはすぐに朝食の時間だった。軽く夕食のデザートの画像も載せておきましょう。
:朝食は何だったの? 温泉旅館にありがちなごはんと海苔と納豆とお味噌汁とか?
:ふん、たまごよ、甘いな。朝食が出たのは1月2日だぞ。
:まさか、一日遅れのおせち・・・。
:そうだ! この旅館はおせちとお雑煮を出してくれました。
やはり、少なくとも栗きんとんは食べないと年を越した気がしません。道後で食べられなかった分はここで取り戻しました。
:年越しは無事迎えられたようで何よりだよ。のみずさんが旅行に行かないと僕も存在できないし、安心してアニメも見れないからね。
:しかしあれだな、またコロナで世間の動きが怪しくなってきたな。こんなに呑気に温泉旅行の記事ばかり書いているとそろそろ怒られるかもしれん。
:一都三県に緊急事態宣言がまた出たんだっけ。のみずさん前から神奈川の湯河原温泉に行きたがってたのにしばらくは行けなそうだね。
:まあ無事年末年始に英気も養えたことだし、先のことばかり心配していても始まらん。私は健康に気を付けながら仕事に勤しみ、次なる旅行に思いを馳せるだけだ。
:それでは、最後まで読んでくださった方がいらっしゃいましたら。
:ありがとうございました!