:今回はGW前半に四国香川県のこんぴら温泉に旅行してきた旅行記です。
:かなりの有名どころなのに行ったことなかったの?
:いや、日帰りで一回観光に行ったことがある。だからあの超長いいわゆる「こんぴらさん」の階段も登ったことがあるぞ。今回の旅行は温泉メインにしただけです。
:まずは泊まった旅館を紹介しましょう。ここです。こんぴら温泉「敷島館」。
:おおっ、結構豪華な旅館っぽいね。
:こんぴらさんの参道の真下にあり、そちらの観光に行きたい人にもぴったりな、5階建てのサービス最高な宿でした。
:宿の内装はこんな感じ。フロントで靴を預けて後は素足で温泉でも食事処でも自由に行けるリラックスできる宿でした。
ただし部屋は洋風でした。
:肝心の温泉はどうだった?
:待て。まずこの敷島館には男女別の大浴場とは別に4つの貸し切り風呂があります。
ヒノキ風呂なら「檜」。石造りの風呂なら「岩」とわかりやすい名前がついています。ちなみに空いているかどうかは貸し切り風呂エリア入り口のランプで解るようになっており、私が行った時間帯は三か所空いてたので貸し切り風呂をいただきました。
入り心地はもう最高の一言で、あまり独占もできませんがのぼせる直前まで浸かっていました。具体的には300まで数えました。
:のみずさんまた旅館のお風呂の写真撮ってる・・・。いくら貸し切りだからって、いいの?
:褒められた行為ではないと思っている。しかし館内を撮影しているのを番頭さんに見られても特に何も言われなかったぞ。
:ちなみにこんぴら温泉の湧き出し温度は19.3℃。この宿での提供温度は40℃とのことでした。pH7.6の弱アルカリ性ラドン温泉です。美人の湯でもあり、塩化物泉なので入浴後のぽかぽか感の持続が特徴です。
:さらに書くと、この敷島館さんには無料の足湯場があり、宿泊客でなくても自由に足湯を楽しむことができます。
この写真は泊まった翌日の朝に写したものです。着いたときは完全に満員でした。
:きっとこんぴらさんにお参りに行った人が帰りに足を休めてたんだね。
:たぶんな。あそこは、登ったはいいが降りる体力がなくなって降りられなくなった人のために担架要員が各所にいるくらい急な勾配の階段だからな。
:そろそろ夕食の話題に行こうよ。
:そうだな。この宿は食事も最高でした。まずは前菜から。
茶碗蒸し、鯛の山椒煮、浅利のてっぱい、筍と蕗の白和え。
食前酒は讃岐のもももという桃の酒にしました。
:わあ、すでにおいしそうだね。
:ちなみにお品書きによれば「卯月の献立」らしいので4月に行ったからこのメニューだったみたいです。
:そういえば次はおつくりが来ることが分かっていたのでお勧めの日本酒を店員さんに聞いたのですが、
この金陵(きんりょう)の純米大吟醸がどんな料理にも合っていいとのことだったので注文しました。
針魚、マグロ、カンパチ、平貝、とどのおつくりにも合いました。非常に吞みやすい香川の地酒でした。
続いて焼き物。
鰆の幽庵焼き、エビの照り焼き、キャラ蕗。と食べていたらあっという間に日本酒が空いてしまったので、次は地ビールにしました。
香川の地ビール、空海。地ビール特有の癖がなく、次のメインディッシュとも高相性でした。
:そういえばせっかく香川に来たのに肝心の「あれ」を食べてないんじゃない? のみずさん。
:安心しろ、たまご。やっと食えたぞ。
:うどんだ~! 讃岐に来てうどんを食べずに帰るなんて嘘だよね。
:うむ。出汁にすでに味がつけてあって鍋からそのまま皿に掬って食べても美味しかったぞ。初めて食べたわけではありませんが、やはり香川本場のうどんはコシが違いましたね。
そして最高にビールが美味しくなったメインディッシュの黒毛和牛鍋。
特製の胡麻だれで頂きました。
店員さん曰く「ちょっと辛口なのでお好みで」とのことだったが、私の舌にはぴったりでした。
そして、「心ばかり」とのことで5つの中から「5つ全部食べたいです」と出してもらった料理、若鳥オリーブ焼き、穴子の天ぷら、若竹煮、クリームチーズとドライフルーツサラダ、もずく酢つぶ貝。
ここでビールがなくなったあたりで食事が登場。
山菜の釜飯、赤出汁、春キャベツの浅漬け。
:旅館によってはこちらが酒を吞み終える前にマニュアル的にご飯を持ってこられたりするんですが、敷島館さんの食事処はそのあたりの配慮が非常に行き届いていました。
:温泉にも食事にも完全に満足いったんだね、のみずさん。
:まったくもってその通りだ。最後にデザートで夕食の話題はおしまいです。
お汁粉と、メロンとキウイの檸檬ジュレ漬けでした。今年初のメロン、味わい深かったです。
:後は朝食を食べておしまい?
:いや、夜泣きそばがあった。
なんとか夜泣きそばが出る時間まで起きて、食べ終わったらぐっすりだったぞ。
:わりとちゃんとしたラーメンが出たんだね。
:朝食はバイキングだったんだが、箱膳だけで十分だったな。
三度豆胡麻和え、筍とぜんまいうす揚煮、芹と水菜の浸し、汲み上げ湯葉、石持鯛南蛮漬け、牛肉と椎茸の旨煮。香川なので海鮮メインかと思いましたがどちらかというと山菜メインの料理でしたね。
:温泉旅館の朝って感じの料理だね。
:料理だけでなく朝風呂もちゃんと頂いたぞ。夕べが檜風呂だったから朝は石造りの貸し切り風呂にした。
:大浴場には一回も行かなかったんだね。
:ああ、なにせ中国人観光客が来ていたからな。もうコロナ禍も終息したとみてやっと日本に旅行できていたわけだ。
:中国人客嫌いののみずさんにしてはそれほど嫌がってないね。マナーよかったの?
:貸し切り風呂でのんびりできたのと、食事も席がほとんど個室みたいなものだったからな。そんなに不快な思いはしなかったです。
:では次なる温泉旅に思いを馳せながらこの記事を締めようよ。
:実はこのブログを書いている翌日にはもう次の長野の天竜温泉への旅行なんだ。今年のGWは長い休みが取れなかったから一泊二日を2回にしました。
:長野!? 何遍も行ってるんじゃないの?
:それでも天竜温泉には行ったことがなかったんだ。では、今回も最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・
:ありがとうございました!