:今回は広島県は廿日市市にある宮島の潮湯温泉に行ってきた旅行記です。
:宮島って「安芸の宮島」だよね? 温泉地でもあるの? 温泉むすめによれば広島には宮浜温泉っていうところがあるみたいだけど。
:宮浜温泉は本州側にある宮島を望む浜辺にある温泉だ。行ってきたのは宮島の中にある潮湯温泉というところだ。まずアクセスからして全然違います。まず、宮島口駅近くのフェリー乗り場の近くに自動車を停めて、フェリーに乗らねばいけません。
:フェリーなら車ごと運んでもらえるんじゃないの?
:車を積んでもらうと片道1500円かかる。それに宮島内は観光客だらけで車での移動は非常にしにくい。素直に本州で24時間1000円のパーキングに停めた方が賢いでしょう。
:宮島と言えば厳島神社の大鳥居があるところだよね? 珍しく温泉だけじゃなくて観光したりしなかったの?
:観光したとも! さすがに厳島神社に参らないとなんのために宮島まで行ったか分からないからな。宮島には野生のシカが放し飼いにされているんだ。
あとはお賽銭をあげに厳島神社に参ったのと・・・。
曇りがちで分かりにくいですが宮島の紅葉を楽しんできました。
:いつもはホテルに着いたら温泉に直行するのみずさんが観光してる・・・本当に珍しい。で、肝心の温泉はどうだったの?
:その前に泊まった旅館を紹介しておきましょう、ここです。なんと1902年創業の百年宿です。
部屋は和風を期待していましたが、一人旅向けのビジネスホテル風でした。
値段も手ごろで厳島神社へのアクセスも良かったのでこんなものかなと思いました。接客態度も良く、チェックインも外出の際も混雑しているにもかかわらずスムーズで好感の持てる宿でした。
:肝心の温泉はどうだった? 宮島の人ごみを歩き回って疲れた後に入ったんでしょ?
:それが、いわゆる、「ぬる湯」でな。提供温度が40℃くらいだった。気持ちよかったことは間違いないんだが、もう少し熱い湯に浸かりたかった。秋とはいえ、外は涼しかったですし。
:泉質は含弱放射能ーナトリウムー塩化物冷鉱泉で、湧出温度からして低い様でした。ここは珍しく美人の湯には当てはまりませんね。
:美人の湯に当てはまらない! 当ブログ始まって以来の湯かもしれないね!
:pH が書いていなかったからもしかしたらアルカリ性で美人の湯にも当てはまるのかもしれませんが、少なくとも、龍神や嬉野のようなぬるっとした美人の湯独特の入り心地ではありませんでしたね。湯色は無色透明で、よくいえば長湯に向く、肌に優しい温泉という印象でした。
:そろそろ夕食の話題に行こうよ! 瀬戸内海沿いの島なんて海鮮がいかにも美味しそうじゃない。
:そうだな、日本酒に合う海鮮料理という意味では文句なしの料理でした!
まずは食前酒のレモン酒。
そして、前菜の酒肴盛り合わせ。
:もう日本酒を味わってくださいと言わんばかりのメニューだね。何を吞んだの?
:まずは女性におすすめと書いてあったやや甘口な三種呑み比べ。
そして、河豚のあらと日本酒をたっぷり使って出汁を仕立てたというすっぽん仕立てのお吸い物。
:ふぐにすっぽんかぁ、かなり本格的な料理人がいる宿だったんだね。
:そして、今度は男性におすすめの三種呑み比べとお造り。
:そしてここからは広島名物牡蠣三昧だ。
さすが広島が誇るだけあって牡蠣の味は筆舌に尽くしがたい旨さだった。
:これだけ海鮮が押し寄せてきてお酒は足りた?
:足りなかったから最後に梅酒三種吞み比べを頼んだ。
あとは広島牛(A5)のモモロースト肉を頂いたのと・・・、
締めの食事はシラスご飯と赤出汁の味噌汁だった。私は旅行に行くと夕食でいつまでも酒を呑んでいるので今回は酒を呑むペースを上げて食事処の人がご飯を出すタイミングを急かさないで済むよう心掛けた。
:気持ちよく食事を終えたところでデザートです。
宮島を歩きまわっておなかも空いていたので夕食は非常に美味しく味わえました。
:おかげでよく眠れた?
:ああ、それはもう気持ちよく寝られたぞ。それでは、朝は冷え込んだので朝風呂で温まって、朝食を味わいました。
多すぎない量が丁度良い、理想的な旅館の朝食でした。
:そういえば夕食を食べ終えたとき、店員さんが「きれいに全部食べてくださってありがとうございます」って言ってたね。客が少し残すくらいの量を想定して作ってるのかな? 大食い大吞みののみずさんには余裕だったみたいだけど。
:あとは焼き魚とだし巻き卵も持ってきてくれました。
ホント、こんなに海に近いと新鮮な海鮮が味わえて食事には満足の行く宿でした。
:宮島の旅行記はこれでおしまい?
:ああ。後は帰りにまたフェリーに乗ったり、あっさりと帰れたわけではないですが、これでおしまいです。
:次は年末年始だね! 去年の道後温泉が失敗したから今度は失敗しないといいね!
:そうだな。今年の大晦日は鹿児島の霧島温泉のいいところを押さえた。去年みたいなことにはならないはずだ。その前に山口県の長門温泉が控えているわけだがな。問題は大晦日に車をかっ飛ばして鹿児島まで着けるかどうかだ。
:一抹の不安を抱えつつも、最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・
:ありがとうございました!