:今回は群馬県の鹿沢温泉に行ってきた感想記事です。
:あれ? 前回の記事では同じ群馬県でも万座温泉って言ってたような。
:楽天トラベルの中では十把一絡げになっていたようでな。どちらにしても群馬県の長野寄りの嬬恋村のスキー場に近い温泉だ。万座温泉と謳っているところはどこも予約でいっぱいだった。調べてみたら結構離れていました。
:まあいいや、温泉は温泉なんでしょ。どうだったか教えてよ。
:冬場はスキーやスノボ帰りの客であふれかえるという触れ込み通りいいところだったぞ。では、泊まった宿泊施設を紹介します。ここです。「鹿沢温泉 紅葉館」
いい宿なのに、「紅葉館」とどこにも看板が出てないので探すのに苦労しました。さすがに看板くらいは設置した方が良いのではないでしょうか。
:看板も出てないのによく見つけたね・・・。
:道中に何度か「紅葉館この先」という看板があったからな。迷うことはなかった。部屋の様子はこんな感じ。
:和風だけど、変わった作りだね。
:標高が高いから部屋に空調の一つもなかったな。涼しくて快適だった。避暑地としてもいいかもしれません。
:温泉地としてはどうだったの? いいお湯だった?
:うむ、万座温泉は乳白色の濁り湯とのことだが、鹿沢温泉は黄色っぽい濁り湯だった。源泉温度は48℃。丁度良い湯加減です。
「日本秘湯を守る会」に加盟しているとのことで、ホントに山奥にあります。インターを下りたらとんでもなく曲がりくねった山道を走ることになります。
:いいじゃない、のみずさん田舎にある秘湯が好きなんでしょ? 群馬なら「頭文字D」の舞台なんだから多少の走りにくい道は覚悟しないと。
:まあそうだがな。草津も曲がりくねった山道の奥にあるわけだし。他にもいろいろとアピールはしていました。
:たしかに冬場にスキーなどを楽しんだ後に温まるにはぴったりの温泉でした。夏場に浸かっても気持ちよかったです。
:黄色い濁り湯っていうのは珍しいね。のみずさんも初めてそんな温泉に入ったんじゃない?
:ああ、金泉はあるが黄色は初めてだな。伊香保にやや近かった。ちなみにナトリウムなどを含む炭酸水素塩泉、pH6.7でめずらしく微酸性のお湯ですが、美人の湯の条件も満たしています。
:ここも美人の湯なんだ・・・。
:ちなみに宿に着いてすぐ一回、夕食前に1回、朝起きてすぐの1回で、合計3回入りに行きました。そろそろ夕食の話題に行きます。
:山の幸がふんだんに味わえそうだね、群馬の山奥だと。
:まずは長野の地ビール。浅間山浪漫。
そして、前菜のモロッコ豆ゴテ和えとかぼちゃの冷製スープ。
次に群馬県が商標登録しているという「ギンヒカリ」という魚のお造り。
:これは、シャケ?
:山の清流で育つという、群馬でしか味わえないサーモンだ。他にも川魚が続きます。イワナの塩焼き。
ギンヒカリの梅シソ揚げ。
メインディッシュは赤城牛ヒレ肉の生姜焼きでした。
これらを群馬の地酒、大盃とともに味わいました。
マイルドな地酒と辛口があると言われたのでマイルドな方にしました。
:これだけ美味しそうな魚を肴に呑んだらさぞかし美味しかったでしょ?
:まあな。あと最後にこれだけは紹介しておきたい変わった酒を呑んだんだ。その名も「骨酒」。
:ほねざけ?
:「こつざけ」だ。どういうものかは画像を見てもらった方が早い。
焼いたイワナを日本酒に浸した変わったお酒です。ちなみに準備に非常に時間がかかるので食事前に注文しておいてほしいそうです。何とも言えない独特の風味で、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、私は美味しく吞めました。
:また旅先で変わった体験ができてよかったね、のみずさん。
:そうだな。食事はトウモロコシご飯と味噌汁、デザートはフルーツでした。
総じて食事には満足の行く旅館でした。
:運転疲れと酔いもあってすぐ寝ちゃったんだよね。朝風呂は気持ちよかった?
:夏場だけあって温泉は空いていましたが、朝は特にゆっくりと風呂を独占して満喫できました。では朝食です。
夕食と同じ部屋で典型的な和食の朝食を味わってきました。特に、途中で出てきたイワナの一夜干しが美味しかったですね。
私は山奥へ旅することが多いのでイワナはそれほど珍しいと感じないのですが、逆に言えば、山奥の秘湯に入りに行くならイワナ料理はぜひ味わってほしい一品です。
:あと、この旅館で変わったことと言えば・・・。
なんとレストランでレコードが現役で動いていました。女将さんが昔集めていたものだそうです。私も30年ぶりくらいに実物を見ました。
:というかのみずさん見たことあったんだ・・・。歳だねえ。
:歳を取らないと温泉の良さも理解できまいよ。それでは次なる旅に想いを馳せながらこの記事を締めさせて頂きたいと思います。
:次はいつにどこに行くの?
:九月の連休に南紀勝浦温泉だ。
:前に行ってなかった?
:あのときは南紀勝浦に行ったというより和歌山の南の島に行ったという感じだったからな。それに一泊二日で無理せず旅行できるところが良かった。
:それじゃあ、ここまで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、
:ありがとうございました!