:今回は島根県は美又温泉に行ってきた旅行記です。
:こないだの記事で行くって言ってたところだね。あんまり有名じゃないとか言っていたけど実際行ってみてどうだった?
:温泉は最高に良かったぞ。旅館のサービスも申し分なかった。
:それはよかったね! 具体的に美又温泉ってどこにあるの?
:まず美又温泉の地理から説明しましょう。同じ島根県でも出雲大社や玉造温泉がある東側とは違い、西の方の田舎にあります。車では中国自動車道で広島まで行き、そこから北上していくルートですね。
:島根なのに山陰道は通らないんだ。
:ああ、山陰道を使うとかえって遠回りになる。では泊った旅館の紹介をしましょう。ここです、美又温泉 みくにや。
:わあ、なんだか古めかしそう。
:実際に古めかしかったからな。その分空いていてよかった。美又温泉は山の川隣りにあるよく言えば閑静な、悪く言えばド田舎な場所にあります。
:あてがわれた部屋も川の音でまるで雨が降っているような気分だったよね。
部屋は純和風で、泊る部屋と食事のための部屋、二つ用意してくれた。
:温泉は申し分なかった。チェックインの時に日本美人の湯ランキングへの投票券を出されたな。個人的には龍神や嬉野など美人の湯はたくさん知っているのだが、あえて投票しておいたぞ。「温泉について何か一言」とあったので「温泉むすめ」に入って有名になってください、と書いておいた。
:温泉むすめも日に日に温泉が増えてるもんね。で、実際の入り心地は?
:美又温泉は自分たちでアピールしているように、それはもう見事な美人の湯です。美肌の湯と言い換えてもいいかもしれません。アルカリ性単純温泉のぬるぬるした泉質が特徴で、源泉温度は47.1℃と熱い湯が好きな人にもお勧めです。温泉会館の近くに足湯があるので足湯だけ味わって帰るのもアリではないでしょうか。
:温泉会館? 道後温泉にあったような案内所?
:それに関しては後でな。夕食は和洋折衷でした。
さっき書いたように、食事のためだけに一部屋用意してくれました。ゆっくり味わいたかったのでこれはいい配慮でした。
:美味しかった?
:まずは前菜。
さらにおつくり。
一つだけ文句をつけるとしたら、せっかくおいしいおつくりが出たのに、選べる酒がビールしかなかったことだな。
:そして和食会席の定番。海鮮鍋。
ビールだけのお酒によく合ったてんぷら。
さらにさらにステーキとワイン!
しかもこのワインはステーキとセットなのでお金を取られなかったんだ。
:相変わらず温泉旅行になるといいもの食べるねのみずさん。
:締めにゆかりご飯と味噌汁、それに漬物だ。デザートは季節の果物だったぞ。
:食事の終わりごろに仲居さんから「温泉会館でやる神楽は見に行きますか」とまるで予想もしていなかった質問をされたぞ。
:神楽? 歌舞伎みたいなもの?
:どうせ夕食を一番早い時間にしてもらって夜暇だったので見てきた。ちなみに神楽とは神に奉納する円舞のことだ。
実際に画像を見てもらった方が早い。
:演目はふたつで、ひとつは源頼重による鵺退治、もうひとつはスサノオノミコトによるヤマタノオロチ退治だ。
:後者は知ってるよ。酒でオロチを酔い潰して退治するんだよね?
:見た後は思ったより汗をかいたからもう一回風呂に入って寝た。
:汗をかいたってことはそれだけ興奮して見入ったってことだよね?
:ああ、想像よりずっと面白かったぞ。
:そして起きたら恒例の朝風呂に入った、と。
:当然だろう。私の他には二組しか客がいなかったからどの時間も温泉を独占できた。
どうせ私しかいなかったから温泉の様子も撮影してきたぞ。浸かって100まで数えてもまだ入っていたいほどのいいお湯だった。
:いっけないんだー。また温泉の写真撮ってる。
:そういえばこの旅館のことをブログに書いてもいいか夕食のときに仲居さんに聞いたら「どうせボロいとか書かれそうだから」とか遠慮されたな。たしかに古めかしさはあったが、私はいい宿だと思ったんだが。
:「悪いことは書かない」って約束してたよね。
:事務的な対応ばかりの安いビジネスホテルに比べたらよっぽどいい思いができたしな。さて、思い出もそろそろ朝ごはんを残すのみになってきましたので。
:朝ごはんもボリュームがあって食べ応えがあったね。
:ああ、朝から熱い湯に浸かって美味しいものを頂いて、本当にいい思いをさせてもらったぞ。さて、これにて美又温泉の記事は締めさせていただきます。
:次は11月に伊豆だったっけ。
:ああ、あの西伊豆旅行はどちらかというと「ゆるキャン△」の聖地巡礼の意味合いが強いな。今度こそちゃんと富士山を見たいものだ。前に東に行ったときは車の窓からちらりと見えた程度だったからな。
:のみずさんはキャンプとかはしないの?
:そんな体力はない。仮にやったとしたら帰りの運転が心配で仕方がない。
:11月はもう一件温泉旅行がなかった?
:ああ、後半に新潟の赤倉温泉だな。温泉ソムリエ発祥の地だからぜひ一度行ってみたかったんだ。その前に忘れずにスタッドレスタイヤに変えないといけないな。なんせ新潟だし。
:楽しみだね! それでは今回も最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・
:ありがとうございました!