:今回は今年の九月の連休に愛媛の道後温泉まで行ってきた旅行記です。
:前に行ったときに失敗した温泉だよね? リベンジできた?
:最初に謝っておきます。この旅行中にデジカメを無くしまして今回の記事はほぼ文字のみです。
:無くした? 旅館に問い合わせてもなかったの?
:連絡してみたが、なかった。正直疲れていたのだろう。どこかに置き忘れてしまったんだ。
:のみずさんって愛媛に行くと必ず何か失敗するジンクスでもあるの?
:失敬な。私の実家は愛媛県の宇和島だぞ。物心つかない頃にしか行ってない
がきっといい思い出もいっぱいあるはずだ。それに今回の温泉旅行、カメラを無くした以外は存分に楽しめたぞ。
:まず道後温泉について説明しておきます。泉質はアルカリ性単純温泉。日本でも有数の美人の湯です。場所は四国では一番の都会、愛媛の松山市の、温泉を中心とした繁華街にあります。日本最古の温泉とも言われており、かの夏目漱石が湯治をしながら「坊ちゃん」を執筆し、舞台にもしたことでも有名です。
:のみずさんも旅行先で小説でも書けばよかったのに。
:あの一大観光地を前にPCなんか持ち込んで執筆などしている気分ではなかった。それほど道後温泉の周りは賑わっていました。
:特に道後温泉から直に湧いた湯に浸かれる道後温泉本館前は長蛇の列ができていました。道後温泉は源泉温度47.8℃なので熱い湯が平気な人ならちょうど良く入れるわけです。その他、足湯カフェ、リラックマとコラボしたお土産物屋、風呂上がりの生ビールが呑める施設、などなど時間をつぶすには事欠かない観光地です。
:それで、どこに泊まったの? 前みたいにビジネスホテルじゃないんでしょ?
:それに関しては、ここです。オーべルージュ道後。道後温泉本館まで徒歩5分という好立地のホテルでした。
部屋はもちろん洋室だったのですが、ベッドが一つしかない個室で、チャージ料もとられず、のんびりくつろげるホテルでした。道後でもひときわ高い建物なので見つけやすかったのもよかったですね。
:松山のビジネスホテルに宿をとって道後温泉でひとっぷろってやり方だと風呂上がりのビールが楽しめないもんね。
:ああ、そうしている客が多かったのか、ホテルの風呂も朝夕ともに独占できたし、湯上がりのビールも旨かった。イタリア語のホテル名が示す通り、夕食のイタリアンも美味かったしな。
:たったひとつ文句をつけるとしたら、温泉の提供温度が41℃だったことかな。源泉から引いていて温度が下がるとは言ってももう少し熱い湯で提供してほしかった。
:夕食のイタリアンはどうだった? パスタとかピザとか出た?
:ああ、愛媛みかんのカクテル、スパークリングワインとともにピザもパスタも味わったぞ。瀬戸内海で取れた海鮮をイタリア風に調理しているレストランだった。メインディッシュは宇和島の真鯛か牛ステーキか選べたのでステーキにしたぞ。ワインは私の苦手な辛口しかなかったが料理によく合い、美味しかったぞ。
:しかし夕食だけでは呑み足りなかったので夜の道後に散歩に出たら最近久しく行っていなかった古めかしいスナックを見つけてな。ブランデーを味わいながら歌も歌っていい気分になれた。店の名前はたしか「ラビアンローズ」だったかな。
:フランス語で「バラ色の人生」だね。
:サービスのいい店でな。帰り際に、みかんのリキュールをプレゼントしてくれた。「せっかく和歌山から来てくれたんだから」とな。
:おおっ、これはいいおみやげができたね。
:しかし、道後に行ってみて残念だったのは温泉むすめの道後泉海ちゃんにあまり会えなかったことかな。観光案内所ののぼりにたった一つだけあった。一応声優さんとともに観光大使になっているのだからもっと大々的にイラストがそこらじゅうにあるものだと思っていたが。
:性的搾取だなんだと炎上したんだよね。温泉むすめ。
:まあそんなことは関係なしに私は好きな温泉に行くんだがな。
:次の予定も決まってるんだよね?
:ああ、十月の連休に島根の美又温泉だ。
:もう来週じゃない。それまでにデジカメ新調できるの?
:いや、もうこれからはブログ用の画像もスマホで撮ろうと思っている。スマホなら無くしたりしないだろうからな。それにスマホで撮った画像の記事のアクセス数が悪いなんて状況はないですし。
:ところで美又温泉ってなんて読むの? ボク温泉むすめになってない温泉地の読み方あんまり分からないんだ。
:みまた、だ。みまたおんせん。楽天トラベルでも温泉の評判が非常にいいので楽しみにしている。
:最後に肝心なことを聞くけどさ。前に道後に行くつもりで失敗しちゃったときの思い出は上書きできた?
:それはもう。画像は残ってなくても道後温泉がどういうところかよくわかったし、いい思い出がいっぱいできたからな。
:それはよかったよ。では今回も最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・
:ありがとうございました!