:今回は以前行ってきた兵庫県の湯村温泉に父を連れて行った旅行記です。
:一人旅が好きなのみずさんらしくない珍しいことしたんだね。
:たまの親孝行だ。それに湯村温泉は前からまた行きたいと思っていたからな。
:その割には旅館は前と同じところにしたんだよね。せっかくなら変えればよかったのに。
:せっかく航行するんだから失敗したくないだろう。料理も接客態度も文句なしのいい宿を知っているだからそこに連れて行ってあげたかったんだ。という訳で行ってきた宿はまたここです。「湯村温泉 朝野家」。
今回は外観をカメラで撮れました。
:父を大阪で拾って途中渋滞したものの結構ちょうどいい時間に着けました。
相変わらずお抹茶と栗の菓子でもてなしてくれました。これは親父もうまいと言っていました。
:一度泊まったことがある旅館なら、勝手も解っていて連れていくにもちょうどいいってことだね。
:まあな。そして親父は喫煙者なのでまさか前と違う洋室にでも案内されたらどうしようかとびくびくしていたのですが。
前と同じ広い和室に通してもらえてほっとしました。
ちなみに親父も「温泉旅館のあのスペース」が気に入ったようでずっとここにいてビール呑んだりタバコ吸ったりして過ごしてました。
:さて、私は興味がなかったので前には行かなかった吉永小百合像を親父と一緒に見に行ったりしました。
想像していたのとは違い、等身大ではありませんでした。でも親父は慣れないデジカメで写真を撮ったり喜んでいたのでよかったです。
あと、湯村温泉は源泉温度98.4度という非常に高い「荒湯」と呼ばれているので、湧き出した湯で温泉卵を作っている客が大勢いました。
:温泉卵にするための卵も近くの売店で売ってたよね。ボク複雑な感じ・・・。
:それからたくさんの人が足湯に浸かっていたのでせっかくなので二人で堪能してきたりしました。
さすが源泉かけ流しの足湯だけあってめちゃくちゃ熱かったですが、気持ちよかったです。
:そりゃ湧き出し温度が98度もあればねえ。
:さて湯村観光も楽しんだところで温泉に入ったわけですが、親父はよっぽど風呂上がりのビールを楽しみにしていたのか、私より先に上がって売店で買って冷やしておいたビールをさっさと味わっていました。
:血は争えないね。のみずさん。
:うるさいな。ちなみに前に来た時は地ビールしか売店に置いてなかったのですが、今回は缶ビールもよく冷えた状態で売店で売ってました。さすがにビールの自販機がないのはどうかと旅館なりに配慮したんでしょう。
:久しぶりに親子で呑む酒は美味しかった?
:まあな。それはどちらかというと夕食の席で味わった。では夕食の話題に行きましょう。
まず、前に夏に行ったときは食前酒がシソ酒だったのが5月だからか菖蒲酒になっていました。
そして親父もお気に入りだったおつくり。
真鯛、鰤、鮪、でした。これには親父も日本酒が呑みたくなったらしく二人して呑み比べを頼みました。
そちらは、
こちらに湯村温泉のことと合わせて詳しく書いてあるので是非お読みください。
:あとは前回映してなかった前菜。
こどもの日が近かったからか兜の形をした蓋が乗っていたし、卵を兜型に折ったりしていました。さらにちまきがついていていかにも端午の節句という感じでした。
:おんなじ温泉旅館でも訪れる季節によっていろいろ特徴を出してくれるものだね。
:そうだな。そしてこれを食べに親父を連れてきたと言っても過言ではないというほどの但馬牛のすきやき。
:これにはお父さんも大満足だったでしょ?
:それが、食事中に女将さんが「再訪してくれてありがとうございます」とわざわざあいさつに来てくれてな、親父が「夢千代日記の舞台に来れて嬉しいです」みたいなことを言ったら、女将さんのお父さんと吉永小百合さんが懇意にしていたことや、ドラマ「夢千代日記」の撮影時に吉永さん本人がこの朝野家に泊まっていたことなどを知って感激していたぞ。それが一番うれしかったらしいな。
:今から40年以上昔のドラマだもんね。お父さんにはちょうど世代だったわけだ。
:湯村温泉の温泉むすめだってそこからとって千代ちゃんなわけだしな。
売店には温泉むすめのグッズが追加されていた。一時期騒ぎになったにも関わらず相変わらず温泉むすめを推していたな。
:お父さん、息子がいい年して二次元にはまってる姿を見て呆れてたんじゃない?
:いや、なんか納得した感じがしていた。それに温泉むすめにもなっている作並温泉に行きたがっていたからな。私も色んな温泉地を知っておいてよかったよ。
後は朝ごはんを軽く紹介して記事を締めだ。
朝からボリュームがあって昼食が要らないくらいだと言っていた。ちなみに私が朝寝ている間にあの吉永小百合像にもう一回行って明るいうちに写真を撮ってきたらしい。年寄りの朝は早いからな。
:今回はいい親孝行ができてよかったね、のみずさん。
:ああ、だが親に気を使いながら旅行するのは思ったよりも疲れるものだと思い知った。旅費もお土産代もすべて私が出したしな。やはり旅は一人に限る。
:次は7月に犬鳴山だったね。楽しみ?
:それはもう楽しみだ。大阪で唯一温泉むすめになっている温泉地だしな。次はゆっくりするぞ。
:では、長くなってきたのでこの辺で。最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・ありがとうございました!