今回は日本屈指の温泉地、箱根温泉の観光記事になります。2012年の大晦日に入りに行きましたが、前々からちょくちょく書いています通り、全くもっていい思い出がありません。次に行くときに失敗しないための備忘録も兼ねて書いていきたいと思います。
:ついに来たねのみずさん! 箱根だよ箱根! 温泉の代名詞・箱根だよさあ思い出を・・・。
:わざとやっているのか君は。
:どうやら本当に嫌な思い出しかないみたいだね。具体的にはどうだったのさ?
:まず私はアニオタとしてはいわゆる「エヴァンゲリオン世代」だ。青春の時期をエヴァにドップリ浸かって育った。そんな中、温泉地である箱根が時流に乗ってエヴァの聖地化されていくのは期待と不安が入り混じった気持ちだったのだよ。
:聖地化を試みて失敗した事例も多いもんね。箱根は元々名観光地だったわけだし、無理して聖地化することもなかったのにね。
:その通り、温泉という売りがあるのだから温泉地のままにしておけばよかったのだ。そうすればあそこまでの混雑も起こらなかったろうに。まず私が箱根で失敗したのはあの混雑具合だ。
:下呂でもそんなことを書いていたね。車で歩行者がいっぱいいるところに行くとそれだけで大変だもんね。
:ああ。もう箱根で泊まるホテルの近くに車で行くだけで死ぬほど疲れた。2番目の大失敗が泊ったホテル選びだ。泊まったホテルはそれなりに大きいホテルだったんだが・・・。
:だったんだが?
:実際に部屋が取れたのはそこからかなり歩く雑居ビルの別館だったんだ。下手なビジネスホテルよりも質が悪い、雨露が凌げればそれでいいというレベルの泊まり心地の部屋だった。しかもそっちの宿泊客はホテルの駐車場を使えずその辺のコインパーキングに停めないとという有様だった。
:この別館の一番の問題点が、本館からあまりにも遠く、本館の7階にある大浴場に浸かって部屋に戻る頃には湯冷めしていた。まあ大晦日という気候もあって、とても「温泉で温まった」なんて気分を味わえるものではなかったんだ。しかも、この温泉、「本当にあの箱根か?」と言いたくなる程、入り心地も良くなかった。えてして話で聞くだけの名湯なんてそんなものなのかもしれないが。
:でもこれまでのみずさんは色んな温泉に入った気持ちよさを散々語ってきたじゃない。そういう感動はなかったの?
:なかったな。「これが箱根の湯!」と言われても「( ´_ゝ`)フーン」って感じだった。前日に入った熱海が最高の入り心地だったので比べてしまったのもあったかもしれない。
:だったら熱海について書けばよかったじゃない。
:熱海では画像をほとんど撮らなかったんだ。それと箱根で失敗したことについて早めに吐き出しておきたかった。ここらで箱根での最大にして最悪の失敗を書き残しておこう。まずはこの画像を見て欲しい。
これが箱根の「えう〃ぁ屋」だ。その名の通り、エヴァグッズだらけの箱根のお土産屋でもエヴァに特化したお土産が買えた・・・らしい。
:その割には閑古鳥が鳴いてない・・・? それに「らしい」って?
:休みだったんだ! まさか稼ぎ時の大晦日に閉店しているとは思わなくてな! これは温泉抜きに「がーんだな、出鼻をくじかれた」という感じだった。
普段なら店の外で観光客を迎えているはずの綾波レイちゃん人形も冷たいガラス戸の奥だった。
:うわー、普通観光客が殺到するであろう大晦日に閉まってるとは思わないよね。
:仕方なくそこいらのお土産屋でエヴァグッズを買い漁った後、ホテルへ向かった。しかし箱根の嫌な思い出はこれに留まらない。
:まだあるの・・・?
:箱根には強羅からロープウェイ乗り場があるのをご存じだろうか? せっかくなので乗りに行ったんだ。
:おおっ、これはまともな思い出になりそうな画像が出てきたね。
:ところが大誤算だ。乗り合わせたのが大量の中〇人でな。ゴンドラの中で子供は暴れるしぶつかっても謝らないし(”ごめんなさい”という単語を知っていたかも怪しい)、子供だけでなく大人も騒ぐし、なんか意味不明に臭いし。下りたくても下りられないし中で地獄のような時間を過ごした。
:のみずさん、有名な観光地をあえて避けてるのはそういう被害に遭いたくないってのも大きいもんね・・・。
:そういう原因で自然と新しく行く温泉はマイナーなところになってくる。特定の人種を悪く書く記事はできるだけ書きたくないんだ。
:そうなんだ。旅行の情報としては欲しがる読者の方も居そうだけど?
:私は、自分のブログを人を差別する文だと思われたくないからな。ただ温泉と家庭菜園の楽しさを伝えていければいいと思っている。それには温泉は名が売れていないところに行くのが一番だ。それを思い知ったのが箱根だったので今回はあえて記事にしてみた。
:気分を変えて、次のGWの予定を教えてよ。今年の長期GWの六泊七日の温泉旅行のために今休日出勤連発に耐えてるんでしょ?
:そうだな、沈んでばかりもいられない。まず、今年のGWの予定は福井の芦原、富山の宇奈月、秋田の乳頭、山形の銀山、新潟の高瀬、そして岐阜の下呂の予定だ。下呂以外はどれもマイナーだろう。一つでも聞いたことがあったらそれなりの温泉好きだと思うぞ。
:おおすごい。まる1週間温泉三昧なんだね。
:今までの最長が五泊六日だから、今までの人生で一番長い温泉旅行にするつもりだ。スーツケースがいるかもな。さて、箱根での嫌な想い出も吐き出したところで、明日からも温泉のためにひと頑張りするぞ。
:おー、がんばれがんばれ(それにしても腐っても箱根なんだからなにか一つくらいいい思い出が出てくると思ってたのになあ)。
:そうだ。せっかくだから最後に一つくらいは箱根であったいいことを書いておこう。箱根はとんかつがうまいぞ。特に強羅はとんかつを名産品にしている。あれはたしかにおすすめだ。ではこの辺で箱根の記事はおしまいだ。
:最後まで読んでくださった方がいらっしゃったらありがとうございました!
:ありがとうございました!