:2019年、平成最後にして令和最初のGWに1週間かけて日本のあちこちの温泉を巡る旅行をしてきました。
:普段ろくな人生の過ごし方してない分贅沢な過ごし方したなあ・・・。
:全く返す言葉がないな。実は7日間も出かけるというのは遊びでは人生で初の体験だ。そのほぼすべてを温泉に費やした。おかげで海外出張以外では使ったことのなかったスーツケースを引っ張り出したぞ。
:中身は7日分の着替えとタオルとか?
:うむ、あとは東北への旅だったので念のための厚手の服とかだな。持って行って正解だった。5月というのは東北では初春だ。
:早く温泉感想に行こうよ。わざわざ温泉一か所ごとに一記事にしてるんでしょ。
:ここまでの規模の旅行となると前置きだけでも長くなるんだ。まずは4月29日に行った福井県のあわら温泉だ。
:福井のどの辺にある温泉なの?
:北東側・・・つまり滋賀県側ではなく石川県側だ。海にも近く旅館によっては越前ガニを始めとする海の幸も楽しめただろう。大阪からの高速の距離で言えば、吹田から4~5時間くらい。ちなみに漢字で書くと芦原。しかし標識もお土産屋も旅館も何もかもひらがなで「あわら」と書いていたな。おそらく、「芦原」と書くと「あしわら」とか読まれてしまい、正確に言ってもらえないからではないかと推測している。
:どこもかしこも「あわら温泉」って書いてたよね。てか芦原でもあわらにしてもマイナーな温泉だよね。知名度は低いんじゃない?
:だからこそ行ったんだからな。まず福井に温泉があるということさえ多少詳しい人でないと知らないだろうな。メジャーな観光地でない分、GWにも関わらず空いていたぞ。
:(本当に休養するために温泉に行く、って人なんだなあこの人)
:ちなみに泊まった旅館はここだ。
グランディア芳泉。RPGのタイトルのようなホテル名だが温泉含め一通りの娯楽施設が館内にまとまって入っているホテルだったぞ。夕食が予約されていないことになっていたのでフロントで頼んだら併設のレストランで会席料理を手配してくれた。
:単にのみずさんが楽天トラベルで予約するときに忘れただけだったよね・・・。
:ホテルの内装はこんな感じ。和風な印象を受けるかもしれないが、このGWの旅行で唯一の洋室の宿泊施設だ。
:たしかに内装に比べて部屋はビジネスホテルみたいだね。
:まあ私は温泉と食事さえしっかりしてくれていれば部屋はビジネスホテルだろうが何だろうがいいんだがな。
:ちなみに温泉の感想は無色無臭のちょうどよい湯加減の温泉だったぞ。入り心地は・・・別段極端な特徴がない温泉だったので説明するのが難しいな。ただ、入っていると特に足の運転疲れが湯に溶けていくような気分だった。時間のタイミングが良かったのかほぼ貸し切り状態だった。
他の観光客もいなかったので大浴場の入り口を映してみた。
:ほんとに和風な、いかにもって感じの入り口だね。
:そういえば入浴後ここの売店でおみやげを買ったんだが、ちょっと珍しい経験をした。
この温泉饅頭と一緒に梅酒を買ったら
「お部屋ですぐに呑まれますか?」と訊かれて冷えた梅酒を出して売ってくれた。お土産もの屋で買った地酒を部屋で呑むのはよくやるが、そこを配慮して商売しているのはかなり好印象だった。
:のみずさんがおみやげを買っていく相手でお酒を喜ぶ人っていないもんね。お土産のお酒は基本自分用なんだ。
:そういうことだ。さてここからはフロントでうまく手配できた夕食の紹介をしていこう。温泉紹介の記事を書くといつも思うが、旅行記事で一番書きやすいのが食事の紹介なんだよな。画像が撮れるから。温泉の浸かり心地など文字で伝えきれるわけがなく、温泉の写真は撮るに撮れない。
:まあそういわず、夕食の紹介もしてよ。
:まずは食事開始時点の全体。
来ているものは食前菜だな。
そして、注文した福井の地酒、女将。甘口と辛口があったが甘口にしておいた。
おつくり。
焼き魚。鮎らしい。
揚げ物。
いずれも日本酒との相性は最高で、美味しい時間を過ごさせてもらった。
:お酒を呑むのがメインで、最後に「お食事をお持ちします」って言ってご飯と味噌汁を持ってくるのが会席の特徴だよね。
:まったくもってその通りだ。ただここの会席では「食事」と言って翡翠そばも持ってきたな。あと、ご飯は釜飯なのでずっとテーブルにはあった。
:なんとも豪勢な時間をお過ごしで・・・。
:いやいや、この夜の本番はこの後のカラオケだった。
:カラオケ?
:ホテルにカラオケバーが併設されていたので行ってきたんだ。さっきも書いたようにGWにも関わらず大して客もいなかったので貸し切りだった。
:好きなだけオタク向けアニソンを歌ってきたんだね!
:うむ、アニソンに限らずゲーソン、ボカロ曲、東方Projectのような同人曲まで酔いつぶれるまで歌ってきたぞ。
:冗談で言ったのに本当にそんなの歌ってきたんだ・・・。
:酔った勢いでデンモクで検索したら入っていたんだから歌うしか無かろう。だいたいそのバー、ブランデーのヘネシーの水割りを頼んだらほぼストレートで出てきた。「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」や「目が合う瞬間」くらい余裕で歌えるくらいに酔っぱらうわ! あとはジョジョを熱唱したり、とにかく楽しい夜を過ごさせてもらったぞ。
:そんなに酔っぱらって翌朝起きれたの?
:起きれたとも。朝食はバイキングだったから胃に優しいおかゆと味噌汁をすする程度だったがな。そして、おんせんたまご、貴様も食ってやったわ!
深酒した翌日に食べる温泉たまごはなかなか良いものだった。
:それは、お役に立てて何よりでございます・・・。
:総合的に芦原温泉を一言で言い表すなら「穴場」だな。知名度が低く訪れる観光客も浮かれてない分、落ち着いて過ごせる。悪く言えば田舎だ。標識はいっぱい出ていたがあわら温泉の周りには観光地らしきものはほとんどない。土産物を買ったりする場所もホテルにないと困るだろう。今回は泊まったホテル、グランディア芳泉にお土産物屋もバーも内包されていたがそういう宿にうまく泊まれないと旅行気分は味わいにくいだろう。参考までに泊まった部屋の窓からの景色を載せておこう。
:で、まとめたところで次は? 次は何県の何温泉に向かったの?
:そうだな、あわら温泉の感想はこの辺にして、次は富山は黒部の宇奈月温泉だ。こちらは改めて別に記事にする。
:次は、1週間後くらい?
:そうだな、次の日曜日くらいに書けたらいいと思っている。では、最後まで読んでくださった方がいらっしゃったらありがとうございました。
:ありがとうございました!