:今回は日本一有名と言っても過言ではない温泉地、兵庫は有馬温泉に2020年の年末に行ってきた旅行記です。
:超有名な温泉なのに、行ったことなかったの?
:行ったことそのものはあったんだが、銀泉にしか入ったことなかったんだ。
そもそも昔行ったときはそこまで温泉マニアでもなかったうえに有馬の名物が金泉銀泉だってことすら知らなかったからな。
:ちょっと観光地に詳しい人になら常識的な知識なような。
:うるさいな。確かに前行ったときもチェックインの時に「このホテルには有馬温泉名物の金泉はありませんのでご了承ください」って言われたけどさ。おまけに元々去年のGWでリベンジする予定だったのがコロナ禍で予約キャンセルの電話がかかってきたから二重の意味で有馬はリベンジになりました。
:それはそれはまた・・・よくまたキャンセルされなかったね。このご時世でさ。
:泊まった旅館もそのキャンセルされたところと同じところにしました。ここです。
金泉、銀泉があり、素泊まりだけですが接客態度も良く、いい宿でした。入口の風景はこんな感じ。
ちなみにガラス細工の製作体験もできたりするらしく、観光目当ての人は有馬温泉をより楽しむべく体験してみてもいいのではないでしょうか。
:有馬だけあって、夕朝食無しなのにものっそいお金取られたよね・・・。
:まあ、二人用の部屋に一人で泊まり、チャージ料までかければ有馬温泉ならあんなものだろう。おかげで貸し切り風呂にも入れたし、そもそも空いていて居心地も良かったしな。では部屋の紹介に行こうか。
:洋風の二段ベッドの部屋だったんだね。なるほど、こりゃチャージ料も取られるわけだ。
:では温泉の紹介に行こうじゃないか! まずは有馬が誇る金泉、もしくは通称「赤湯」です。
:うわあ、これはすごい!
:ほんの数センチお湯に手を沈めるだけでもう見えなくなるほどの濁り湯だ。上がった後にタオルで体を拭くと赤い析出成分がつくぞ。ちなみに湯温も高く、体の疲れたところがしびれるほど入り心地は最高だった。
ちなみに源泉の情報があったのでこれも載せておこう。
源泉温度は94.8℃。蒸発直前です。ちなみにこの赤い色は鉄のサビのようなものだと推測しています。おそらく地中から地表に出た際に空気に触れてこのような色になるのでしょう。これぞ日本が誇る温泉オブ温泉です。
:自称温泉マニアとしてはこの湯には浸かっておかないと満足できないよね。これで有馬リベンジは成功だね。後は銀泉の方はどうなの? 紹介してよ。
:うむ、「温泉むすめ」でも有馬だけ金泉銀泉の二人がいるほどだしな。銀泉も紹介しておきましょう。
銀泉は露天風呂にしました。貸切なのをいいことに石造りの湯船ごと撮影しました。こちらも湯温は金泉ほど高くはなかったものの、かなり良い入り心地でした。
:あれ? 有馬の銀泉は伊香保みたいに乳白色じゃないの?
:うむ、有馬温泉の銀泉は無色透明だ。対にできるようにそう言う呼び方をしているんだろうな。
ちなみに銀泉も成分を画像に控えてきたぞ。
銀泉はラジウム温泉です。
:湧きだしたときの温度は随分低いんだね。
:それはさすがに加温しているんだろう。それでは無許可の温泉地撮影もそろそろ終えて夕食の話題に行こうじゃないか。
:(一応悪いことしてるっていう自覚はあるんだ・・・)
:今回泊まった康貴は素泊まり専門なので部屋でビールを呑んだ後(自販機はありました)フロントで鍵を預けるときに近隣のお勧めのレストランを訊きました。ちなみに雪がぱらついていたので傘をお借りしました。
でも勧めてもらったところはやや遠かったのと、近場の焼肉屋は満席だったので他をあたりました。
:そりゃ12/30っていう年末年始の旅行シーズン真っ只中と、この密を避けるコロナ禍の中じゃねえ・・・。
:そこで、時間帯的に比較的空いていた居酒屋「山櫻」に行ってきました。有馬の坂の上にあるお店です。一人で入ったのでカウンター席でお店の人も常連客の人も結構相手にしてくれて、色々お話をしてきました。
:のみずさんって居酒屋でお店の人とすぐ軽く話始めるもんね。
:まあいいじゃないか。では呑んだものと食べたものを紹介していきましょう。
普段はあまり飲まない日本酒の熱燗ですが、あまりに寒かったので呑んできました。兵庫の酒、「白鶴」です。
:有名な日本酒だよね。
牛肉のハラミ焼き。
これも牛肉のサイコロステーキ。
:ちなみに一応「神戸牛ですか?」と訊いてみたら「神戸牛はこんな値段では出せない。神戸とか丹波とかで生まれたのを兵庫のどこかで育てた牛だ」とのことでした。
:じゃあ神戸牛ではないにしろ、和牛ではあったんだね。いいもの食べれたね!
:あとこの店で食べた変わったものかつ美味しかったのがこれ。
銀杏焼き。茶碗蒸しによく入っている銀杏を皮ごと焼いたものです。おつまみにぴったりでした。
他には・・・。
この居酒屋のご主人、半分趣味で色んな果実酒を作っているみたいで、プラム、梅、かりん、と色んな手作り果実酒をロックで頂いてきました。
:次の日には道後まで車飛ばさないと行けなかったのに、旅行一日目から随分吞んだみたいだね。
:ちなみにこれらの画像、店名まで含めてお店のご主人、女将さんにブログに載せる許可を取って載せています。ごちそうさまでした!
:このブログの話までしたんだ・・・。
:ああ、久しぶりに美味しく酒が飲めて気分が良くなって、つい、な。そしてホテルに帰ってから、酔い覚ましとホテルにもお勧めの貼り紙がしてあった有馬名物サイダーを部屋で呑みました。
:ホントだ、ありまサイダーって書いてある。
:これも温泉むすめでの知識だが、有馬温泉の周辺にはあちこちに飲んだサイダーの瓶を置いておくための場所が設置されているらしい。あと、温泉には色んな類型がありますが、有馬温泉は「有馬温泉型」という類型の一つにも使われております。
:これで有馬温泉については楽しみつくしたね!
:ああ、気持ちよく寝られたぞ。せっかくの二段ベッドだったので上のベッドで寝ました。あと、「このご時世だと朝から朝食を食べる場所を探すのも大変だろうから」とホテルの人が言ってくれて、ささやかながら朝食を準備してくれました。
正直、これは助かりました。やっぱりマニュアル通りに営業するのではなく、そのときの時世に合わせたサービスというものは大切ですね。ちなみにこのホテル康貴、日帰り入浴はコロナ対策の密防止のために中止しているようです。一度に大浴場に入れる客の数も五人までと制限をかけているようでした。
:泊まってよかったね、のみずさん。
:ああ、朝風呂で金泉も頂けたし、とてもいい思い出になった。
:さて、次は道後なんだよね?
:うむ、この次は年末年始をまたぎに愛媛の道後温泉を紹介する。
:では、最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、
:ありがとうございました!