:今回は長野県の白骨温泉まで湯治に行ってきた旅行のブログです。
:かなり有名な温泉なのに初めて行ったの?
:いや、日帰りで湯には浸かったことがある。ちゃんと泊まるのが初めてなだけです。その時は有名な飲泉もできなかったので今回はちゃんと飲んできました。
:のみずさんの好きな長野の温泉だから期待できそうだよね。
:まずは泊まった旅館を紹介します。ここです。白船グランドホテル。
部屋の様子はこんな感じ。
そういえば「温泉旅館のあのスペース」がある旅館に泊まったのは久しぶりですね。
ちなみに館内の様子はこんな感じ。
:なお温泉の湧き出し温度は48℃。提供温度は45℃と入るとぽっかぽかになる温泉です。「白骨」の温泉名から白い湯を想像している人が多いですが湧き出してすぐは無色透明です。
:昔の人たち、具体的には武田信玄が愛用したと言われる歴史ある温泉で、白骨温泉の名前は、湧き出してしばらくすると湯が空気と反応して白く変色していくさまが骨が浮かんでいるように見えたからだそう。pHは6.8と微酸性。珍しく美人の湯ではありません。また、鉄分と硫黄分の湯の花があり、黒い粒のようなものが湯に浮かんでいます。さらに温泉を飲めば胃腸炎などにも治療効果を示し、「3日浸かれば3年風邪を引かない」との言い伝えがあるほど体にいい温泉です。
:現にのみずさん、この旅行以来一度もお腹下してないもんね。空腹感と満腹感もよくなったし、まんざらでもないのかも。
:ああ、生活面でも非常に助かっている。では、湯上りのビールが美味しかったのは当然のこととして、久しぶりに味わった長野の料理を紹介します。
:飽きたりはしないの?
:正直、長野の料理に飽きることはないな。まずは食前酒の山葡萄酒からいきましょう。
先付の練り豆腐。
前菜の五品盛り。
:お酒はまず長野の名酒、大雪渓にしました。
口当たりがよくて呑みやすくて、「長野で美味しい酒は?」と訊かれたらこれと応えるようにしているくらい、お気に入りの日本酒です。
:また呑めてよかったね、のみずさん。
:そして日本酒といえばおつくりと決めているのですが、まさに食べたかったものを料理して出してくれました。
鮭と、イワナのおつくりです。イワナは渓流釣りで人気がある清流にしか生息しない川魚です。もちろん大雪渓との相性は抜群。
:そして長野に来たらこれを食べずには帰れない。信州蕎麦。
そして、おつくりでイワナを食べ足りないなあと感じていたら、こんなものまで出してくれました。
イワナの塩焼き。魚の味わい方は焼きと生で刺身か人によって好みが分かれるところですが、なんと両方出してくれました。
:ドラクエⅩでもラダ・ガートとハクオウが異界アスタルジアで言い合いしてたよね。
:あまりマニアックな話題を出すな。さて、秋の旅行ということで「これ」を味わいたくなり、追加注文しました。
:マツタケの土瓶蒸しかあ、お金に糸目つけなかったんだね。
:もう筆舌に尽くしがたい味わいだったぞ。香りも素晴らしかった。
:ここいらで日本酒に合う料理は味わいきったので、
我が第二の故郷、塩尻の五一ワインのロゼに切り替えました。
:店員さんに「塩尻の五一ワインですね」と言ったら「調べてきます!」と慌てて行ってしまったぞ。どうやらこっちが知らないと思われたらしいな。
:そりゃ普通は産地を知りたがったのだ思われるでしょ。
:それはさておき、ワインといえば肉料理だ。
源泉入り豆乳鍋。やはり温泉を料理にも使っている旅館はいいな。
:せっかくの信州なのに信州牛はでなかったの?
:もちろん出たとも! 鉄板焼きでな。
:このあたりでワインをお代わりしました。
:白にしたんだね。いつもは赤を頼むのにさ。
:逆だ、いつも赤だから白とロゼにしたんだ。そろそろ夕食も締めの時間が近づいてきました。
温泉粥のコロッケ。こんなところにも温泉水が使われていたぞ。サクサクしてクリームコロッケみたいで美味しかったです。
締めに松茸ご飯と赤出汁、香の物。
:わざわざ追加注文しなくてもマツタケは食べられたんだね。
:まああの土瓶蒸しは美味しかったからそれは言いっこなしだ。最後に季節のデザート。
:たっぷりと信州を味わいつくしたところで部屋に戻ってぐっすり。ちなみにこの旅館の大浴場は24時間開放されており、深夜でも入ることができます。
:ちなみに泥酔者の入浴は禁じられております。
:さらにいえば、「深夜に独りで入るのはお断り」と書いてあったな。老人などが滑って転んで頭を打って死んだらシャレになりません。
:そこで5時くらいに日が昇ってから朝風呂を頂きに行きました。なお早起きの人が多かったようで、夕方のほうが空いてました。
:思い出に2杯ほど飲泉して浸かって100数えました。
:素朴な疑問なんだけど、温泉ってどんな味がするの?
:かすかに硫黄臭がして、ゆで卵の黄身を薄く溶かしたような味がする。美味しいかと言われれば、湯上りのビールほどではないな。
:ようするに普通の飲み物のどれとも違う味がするんだね。
:さて、朝食を味わってこの旅行は終わりです。
朝食は美味しい和食でした。なお、朝食でも温泉を使った料理が出ました。
温泉粥。たしかに少し硫黄臭がしました。
:あと、飲んでいたらなぜか何かがこみあげてきて泣けてきた信州味噌の味噌汁。
そして温泉を使った料理といえばこれは外せません。
:温泉たまごだ・・・。またボク食べられてる・・・。
:さて、楽しかった白骨温泉への旅行もこれでおしまいです。次なる旅へと思いを馳せながら記事を締めさせていただこうと思います。
:次の温泉旅行の日時と行先はもう決まってるんだよね?
:大晦日と元旦に椿温泉だ。広義では和歌山の白浜温泉の一部ですが、行ったことないのと、各部屋に露天風呂がついてる旅館を予約したので楽しみにしております。
:近場に一泊だけにしたんだね。
:歳のせいか長距離の運転が翌週に響くようになってきてな。今年来年の年末年始は基本家でのんびりする予定だ。
:では、最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、
:ありがとうございました!