:今回は三重県にある湯の山温泉に行ってきた旅行記です。今年の夏休みでは最後の湯治でした。
:温泉むすめにもなってないマイナーな温泉だよね? 初めて行ったの?
:いや、三回目だ。一回目は二十年以上昔、学生時代に少しな。二回目はこのブログを書いているころに行ったんだが、なぜかブログを書く気が全く失せた時期があってな。嬉野同様記事にしていない。
:のみずさんって気持ちにムラっ気が多い人だもんね。
:うるさいな、今回は行ってから一か月も経ちましたがちゃんと記事にします。
:どんなところなの? 湯の山って。
:今年の高校野球で三重代表で菰野高校という学校が出ていただろう。その菰野があるのが湯の山だ。いえ、湯の山温泉が菰野町にあるというのが正確な表現ですが。どちらにしても山の中です。
:いい旅館に泊まったの?
:いや、割と安めのところにした。が、建物はしっかりしていたぞ。泊まった旅館はここです。ホテル・ド・マロニエ。
:群馬から三重だとかなり車飛ばしたんじゃない?
:それが太平洋側じゃなく長野を通る中央道ルートだとそんなにかからないんだ。久しぶりに信州そばも食えたしな。
夏場なのでよく冷えたざるそばが美味しかったです。
:じゃあホテル・ド・マロニエについて教えてよ。
:まず部屋はこんな感じ。
ホテルの内装はこんな感じ。
:湯の山温泉ってどんな温泉なの? やっぱり美人の湯?
:アルカリ性ラジウム泉だから美人の湯ですね。無色透明で無臭です。二十年以上前、まだそれほど温泉に興味がなかったときは、「なんのことはない普通のお湯だな」と思いながら入った思い出があります。
:今みたいに風呂上がりのビールも楽しみにしてなかったしね。
:ちなみに湧き出し温度は25.5℃を42~43℃に加熱して提供しているそうです。西暦718年に発見された温泉で、鹿が傷をいやしていたことから鹿の湯という異名もあったそうです。恋愛成就の寺が近くにあることから恋の湯とも言われます。
:ちなみに夏休みの最後なので健康のためお酒を控えようと風呂上りはペットボトルの緑茶でカテキンを補給しました。ちょうどマッサージチェアもあったことですし。
:温泉上がりにビールを我慢して緑茶なんていくら温泉ソムリエでもよくできたね・・・。夕食の席でも吞まなかったの?
:呑まなかった。酒なしの食事はあっさりしすぎていてつくづく自分の楽しみがアルコール中心にできているのだと思い知りました。
:でも夕食は美味しかったんでしょ? 紹介してよ。
:まずは口取八寸、いわゆる先付です。
胡麻豆腐、潰して酢味噌和え、青梅寄せ、小松菜と蒟蒻の白和え、薩摩芋レモン煮。
強靭な精神力で日本酒を我慢したおつくり。鯛、鰆焼霜、紋甲烏賊。
:この料理を酒なしで食べたの? もったいない・・・。
:(ノーコメント)メインディッシュの伊勢鶏陶板焼き。
温物の枝豆饅頭。
鰆の木の芽味噌焼き。
食事の前に揚げ物の海老オクラ揚げ。実は医者から揚げ物も控えるように言われてるんですけどね。
:やっぱり医者から言われて酒も控えてたんだ。のみずさんが自主的に健康を気遣えるわけないもんね。
:やかましい! その話にもちゃんと落ちがつくから黙って聞いてろ。
:最後に飛騨産コシヒカリのご飯と赤出汁と漬物だ。
デザートはイチゴのプチケーキとマスカット葛餅でした。正直酒がないとさくさく食べてしまってあっという間に夕食が終わりました。
:で、夕食は終わりですが結局酒は呑みました。
:自販機ででも買って部屋で呑んだの?
:いや、カラオケラウンジがあったんだ。そこで最初はウーロン茶を飲みながら歌ってたんですが、対応してくれた女将さんがアニメ好きでアニソンを歌いまくるうちに気が付けばブランデーの水割りとかをぐびぐび呑んでしまっていました。
:そこまでアニメの話で盛り上がれてよかったね、のみずさん。
:ああ、あんなに長い時間アニメやゲームの話をしたのは社会人になってから初めてかもしれない。近場だし来年の6月くらいに有給とって再訪したいくらいです。
:あとは自分用に買った温泉饅頭を寝る前に部屋で食べてしまったのと・・・。
:最高の温泉旅館の朝だった朝食を頂きました。
:温泉の入り心地も最高だったし、最後にいい思い出ができたね。
:まったくだ。最高の夏休みになったぞ。女将さんと温泉の話もできたしな。和歌山から来たと言ったら「十津川にはいったことがある」とか言われたが。
:具体的には何のアニメの歌を歌ったの?
:うっ・・・。「推しの子」とか「SPY FAMILY」とか・・・。とにかくシラフじゃ絶対歌えないようなアニソンを歌いまくった。
:さて、温泉が良かったのかカラオケが良かったのかよくわからない旅行でしたが、最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、
:ありがとうございました!