温泉ソムリエのいつもいい湯芽見ていたい

温泉旅の思い出とか自宅のベランダでの園芸の記録ブログです。ヘッダ画像は黄ラナンキュラスとベロニカジョージアブルーです

愛媛県 道後温泉 旅行記Re &道後泉海ちゃんに会ってきました

:今回は今年の九月に道後温泉に行ってきた旅行記のリテイク記事です。

:一回書いたのにどうしてまた書くのさ? それに11月には新潟の赤倉温泉に行くって言ってたじゃない。

:それは行ってきたが、道後温泉でなくしたと思っていたデジカメが見つかってまともな記事が書けるようになったんだ。

:旅館に問い合わせてもなかったって言ってたカメラだよね? いったいどこにあったの?

:車の助手席の扉を開けたらにポロッ、とな。カバンの中から転げ落ちたんだろう。まさか車の中にあるとは思いもしなかった。

:じゃあ改めて道後温泉の記事を書こうよ。画像付きでさ。

:そうだな。まず泊った旅館はここです。オーベルージュ道後。

www.auberge-dogo.com

:建物を見て分かる通り、洋風のホテルで、部屋も洋風でした。

館内の様子はこんな感じ。

:もちろんついてすぐに温泉に入りに行って部屋でビールを呑んだわけですが。

道後温泉の成分は画像の通りです。源泉温度は47.8℃で提供温度は41℃と適温でした。

pHは9.1と弱アルカリ性なので美人の湯でもあります。

:さすが四国どころか日本を代表する温泉だね。気持ちよかった?

:そうだな。あまり遠くなかったので旅館に着いた時点でフラフラという感じでもなかったし。ちょうどよい湯加減で気持ちよく浸かれたぞ。部屋でビールを味わった後は道後の街並みを散策したぞ。

一大観光地として大変に賑わっていました。

風呂上がりだったので入りませんでしたが足湯カフェなんてものもありました。

:そういえば道後って夏目漱石ゆかりの地だったね。足湯カフェも「坊ちゃん」なんて名前になってるんだ。

:正直賑やかすぎたかな。温泉旅館の周りはもう少し閑静であってほしいものだと感じた。それでも道後温泉の観光大使になっている「温泉むすめ」の道後泉海ちゃんを探し求めて風呂上がりのげた履きのまま歩き回りました。

結論から申し上げますと、道後温泉会館ののぼりでやっと見つけました。

:もっと早くたどり着けて入れれば塗り絵を楽しめたそうなんですが、夕食の時間が差し迫っていたのでホテルに戻りました。

:夕食はイタリアンだったんだよね! 早く紹介してよ。

:よしよし、まずはオードブルだ。

愛媛県産の魚を使ったカルパッチョです。酒はまずは愛媛みかんのカクテルにしました。

こういうコース料理というものはフランス料理同様腹いっぱいにならないので・・・。

パンにマーガリンかバターをたっぷり塗ってお腹の足しにするのが普通です。店員さんに言えばお代わりも持ってきてくれますし。

瀬戸内海産サワラのフリットと愛媛県産旬野菜の取り合わせ。

:このあたりで新しい飲み物が欲しくなったのでみかんワインに切り替えました。

:一度に二杯も頼んだの?

:ここのお酒、呑みやすすぎてなかなか酔いが回ってこなかったのでな。さて料理を続けましょう。

小さなナポリピッツァ。

そしてメインのパスタ。これはさすがにチーズの味わいが深くてお腹も膨れました。

そして結果的にラストオーダーになってしまった赤ワイン。

これも呑みやすくてすぐなくなってしまったのでおかわりをちゅうもんしようとしたんですが、

メインディッシュの伊予牛のサーロインステーキが来てしまって酒を追加注文できる雰囲気ではなくなってました。ワインに合って最高に美味しかったですけどね。というか伊予、つまり愛媛県でも牛って育ててるんですね。どうやら愛媛で取れた食材でいかに美味しくイタリアンとして調理するかにこだわったレストランのようでした。

デザートにドルチェと・・・、

食後の紅茶。健康と美容にこの一杯ですね。ちなみに砂糖もミルクもレモンもなしでストレートで頂きました。

:食事は大変美味しかったんですが、酒を呑み足りなかったので夜の街へ繰り出したわけですが、それについては割愛しまして。朝食は和食でした。

:これぞ温泉旅館の朝ごはん、って感じだね。

:前日にバリバリのイタリアンを食したのと同じテーブルでこんな和食を食べるのも変な感じがしたがな。とにかく朝風呂も味わって、和食の朝ごはんも味わって今回は道後に満足して帰ったぞ。なぜか道後温泉に行くと失敗ばかりしていたのでカメラが見つかってこうして記事をかけて感無量です。

:じゃあ次の記事はいよいよ温泉ソムリエ発祥の地、赤倉温泉の旅行記だね。

:軽く言うな。大変な旅だったんだぞ。

:それはその記事の時に語ってもらうとして・・・。

:今回も最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・ありがとうございました!

 

 

静岡県 西伊豆戸田温泉 旅行記

:今回は西伊豆にある戸田温泉という温泉に行ってきた旅行記です。

 当初は同じ静岡県でも土肥温泉で宿を探していたのですが楽天トラベルでうまく予約できるところが見つからなかったので「伊豆ならどこでもいいか」と思って戸田温泉にしました。

:初めて聞いたよ、戸田温泉って。

:私も実際に行くために調べるまで戸田温泉なんて温泉があるのすら知らなかったぞ。静岡県で温泉というと熱海か下田がメジャーでしょうね。

:和歌山から車で行ったんでしょ? 遠かったんじゃない?

:それはもう遠いだけじゃなくて渋滞がひどくてな。なまじ天気が良くて11月にしては暖かっただけに皆3連休にお出かけしていた印象だ。渋滞を抜けたら玉突き事故が起こってまた渋滞して、の繰り返しだった。

:実は旅行の数日前に予約していた旅館から連絡があってな。「15時から16時の間に来られるならサンセットクルージングをご案内できますがいかがですか」というものだった。「多分渋滞して到着は17時を過ぎます」と断ったが。

:サンセットクルージング!? それはまたおしゃれな・・・。そんなサービスをやってるなんてどんな旅館だったの?

:では泊った旅館の紹介に行きましょう。ここです。「西伊豆 今宵」。

www.nishiizukoyoi.com

ちょっと高速のインターから遠い、沼津市という辺鄙なところにある旅館ですが、その割には建物もしっかりしていて綺麗ないい宿でした。

さきほども書きましたが早めにチェックインできれば戸田港の漁船を貸し切ってサンセットクルージングができるところが自慢の旅館です。

:そんなに夕焼けがきれいな場所なの?

:それについては旅館にこんなポスターが貼ってありました。

楽天トラベルで「夕日が見られる人気の旅館 第3位」だそうです。

:1位と2位が気になるね。まあのみずさんは温泉さえよければどんなサービスもどうでもよさそうだけど。

:そんなことはない。部屋がきれいかとか従業員の接客態度はどうかとか何より食事が美味しいかどうかとか温泉以外にも宿に求めるものはたくさんあるぞ。

ちなみに「今宵」さんの部屋はこんな感じです。

純和風の畳敷きの綺麗な部屋でした。

ちゃんと「温泉旅館のあのスペース」もありました。

館内の様子はこんな感じです。全体的に清潔でしっかりしたつくりの印象でした。

ちなみに泊ったのは本館で大浴場は別館にあります。

:なにそれ、浸かりに行きにくそう・・・。

:そんなことはない。5階に連絡通路があったし、どこからでも温泉が遠くて不便ということはなかったぞ。

:じゃあ温泉の話題になったところで戸田温泉の浸かり心地について教えてよ。長時間運転して疲れてたから気持ちよかったでしょ?

:えー、まず戸田温泉の源泉温度は51.9℃と高めです。かなり熱い温度で提供していました。pHは9.6のアルカリ性で美人の湯です。ほぼ無色無臭ですがナトリウム・カルシウムー硫酸塩泉。隠れた名湯です。

:よくわからないけど、入って気持ちよかったってことだね。

:それは当たり前のことじゃないか。そんな当たり前のことを書き綴ってもブログの意味がないから予備知識を書いてるんだ。仮にも温泉ソムリエなんだからな。

:温泉の効能ってたいていどこも同じようなこと書いてるもんね。

:そういえばここの宿の温泉には露天風呂があったぞ。露天風呂は久しぶりだったから満喫してきた。風呂からも夕焼けが見えるように外とマジックミラーで仕切ってあったり、よっぽど夕焼けの景色に自信があるようだったな。

 湯上りの一杯も最高だった。

アルコールの自販機はなかったからあらかじめ売店で買って冷凍庫で冷やしておいて風呂上がりに呑んだぞ。最高だった。

:ちなみにフロントには待ちスペースで16:30~18:00限定で冷えたワインを無料サービスで出してくれていたぞ。私は間に合いませんでしたが・・・。

:湯上りのビールの次の話題と言えば夕食だよね! 夕食はどうだった?

:さすが港があるだけあって海鮮が旨かったぞ。そこは期待していた通りだった。

まずはノンアルコールのざくろ食前酢。金箔入り。

器がハート型なのがおしゃれだったな。

海鮮メインの前菜。

:お酒は伊豆の地酒、あらばしりを頂きました。

やや辛口でしたが美味しい海鮮にはよく合ってクイクイと呑めました。

そして海鮮と言えば外せないのがお造り。

それぞれ、カンパチ、ノドクロ、ホタテでした。

:そういえば戸田というか沼津といえばタカアシガニ!と言われるほど、カニはここの名産なのですが、残念ながら旬の季節が冬なので泊まった時の夕食では出ませんでした。

他にも、料理は続きます。

里芋の煮物。温かくて美味しかったです。

魚の揚げ物。上に乗っているものはポップコーンみたいなものでこれも酒の肴にはぴったりでした。

そしてメインディッシュのふじのくにポークの蒸ししゃぶしゃぶ。

メインディッシュに手を付ける頃には新しい酒を注文していました。

焼酎橘サワー割り。この酒、戸田でしか味わえないそうです。

:他にも夕陽をイメージした赤いカクテルなど色々あったんですが、この2杯で締めのご飯とあいなってしまいました。

ご飯はご飯でワサビをすりおろしたり、普段味わえない食べ方ができました。

デザートは季節のフルーツとムース。

夕食は大変美味しく頂けたんですが、酒を吞み足りなかったのでまた売店で買って部屋でまだ吞みました。

地域限定三ケ日みかんのクラフト酎ハイです。

:本当にいい思いしたんだね。読者さん胸やけしてるんじゃない?

:たまごよまだそれは早いぞ。気持ちよく酔って寝てやたら早く目が覚めたから、朝風呂を頂いたあと部屋からもう一枚撮ったんだ。

夜は分からなかったが、海が見渡せるいい部屋をあてがってもらったと気が付いてな。

:それに朝ごはんも夕食に負けないくらい美味しかった。

特にこの茶わん蒸しなど絶品だった。そして、心の中で「キタ――(゚∀゚)――!!」となったのがこれです。

タカアシガニ入りのお味噌汁! 伊豆で、沼津でこれを食べずに帰れるかと思っていたらなんと朝食に出てきてくれました。

:やったね、のみずさん! で、そんなに言うほど美味しかったの?

:もうカニの出汁がたまらんほど染み出た最高の味噌汁だったぞ。これまでいろいろな海鮮を味わってきたが、やっぱりカニだな!

:で、またいつもみたいに朝ごはんいっぱい食べてお昼食べずに車飛ばしたんでしょ?

:おうともよ。1杯は卵かけご飯にしてデザートまでがっつり頂いたぞ。

:のみずさん、いつになく記事が長くなってるけど、そろそろ締めなくていいの? もう総評にでも行ってよ。

:そうだなあ、一言で言えば「伊豆は一泊二日では味わいつくせない!」だな。見どころも食いどころもありすぎてとても一日では楽しみ尽くせないと感じた。今度来ることがあったらもう少しゆっくりしたいな。

:いい意味でリベンジしたい温泉地が増えたね。

:そうだな。しかし直近で次の温泉旅行が控えています。

:たしか新潟の赤倉温泉だっけ。11月中だったよね。温泉ソムリエ発祥の地でいつか行ってみたいと思ってたんだよね。

:そうだ。ちょっと今回の伊豆が楽しすぎたのでハードル上がった感がありますが、11月末に赤倉温泉へ行ってきます。

:じゃあ最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、

:ありがとうございました!

 

島根県 美又温泉 旅行記

:今回は島根県は美又温泉に行ってきた旅行記です。

:こないだの記事で行くって言ってたところだね。あんまり有名じゃないとか言っていたけど実際行ってみてどうだった?

:温泉は最高に良かったぞ。旅館のサービスも申し分なかった。

:それはよかったね! 具体的に美又温泉ってどこにあるの?

:まず美又温泉の地理から説明しましょう。同じ島根県でも出雲大社や玉造温泉がある東側とは違い、西の方の田舎にあります。車では中国自動車道で広島まで行き、そこから北上していくルートですね。

:島根なのに山陰道は通らないんだ。

:ああ、山陰道を使うとかえって遠回りになる。では泊った旅館の紹介をしましょう。ここです、美又温泉 みくにや。

www.r-mikuniya.com

:わあ、なんだか古めかしそう。

:実際に古めかしかったからな。その分空いていてよかった。美又温泉は山の川隣りにあるよく言えば閑静な、悪く言えばド田舎な場所にあります。

:あてがわれた部屋も川の音でまるで雨が降っているような気分だったよね。

部屋は純和風で、泊る部屋と食事のための部屋、二つ用意してくれた。

:温泉は申し分なかった。チェックインの時に日本美人の湯ランキングへの投票券を出されたな。個人的には龍神や嬉野など美人の湯はたくさん知っているのだが、あえて投票しておいたぞ。「温泉について何か一言」とあったので「温泉むすめ」に入って有名になってください、と書いておいた。

:温泉むすめも日に日に温泉が増えてるもんね。で、実際の入り心地は?

:美又温泉は自分たちでアピールしているように、それはもう見事な美人の湯です。美肌の湯と言い換えてもいいかもしれません。アルカリ性単純温泉のぬるぬるした泉質が特徴で、源泉温度は47.1℃と熱い湯が好きな人にもお勧めです。温泉会館の近くに足湯があるので足湯だけ味わって帰るのもアリではないでしょうか。

:温泉会館? 道後温泉にあったような案内所?

:それに関しては後でな。夕食は和洋折衷でした。

さっき書いたように、食事のためだけに一部屋用意してくれました。ゆっくり味わいたかったのでこれはいい配慮でした。

:美味しかった?

:まずは前菜。

さらにおつくり。

一つだけ文句をつけるとしたら、せっかくおいしいおつくりが出たのに、選べる酒がビールしかなかったことだな。

:そして和食会席の定番。海鮮鍋。

ビールだけのお酒によく合ったてんぷら。

さらにさらにステーキとワイン!

しかもこのワインはステーキとセットなのでお金を取られなかったんだ。

:相変わらず温泉旅行になるといいもの食べるねのみずさん。

:締めにゆかりご飯と味噌汁、それに漬物だ。デザートは季節の果物だったぞ。

:食事の終わりごろに仲居さんから「温泉会館でやる神楽は見に行きますか」とまるで予想もしていなかった質問をされたぞ。

:神楽? 歌舞伎みたいなもの?

:どうせ夕食を一番早い時間にしてもらって夜暇だったので見てきた。ちなみに神楽とは神に奉納する円舞のことだ。

実際に画像を見てもらった方が早い。

:演目はふたつで、ひとつは源頼重による鵺退治、もうひとつはスサノオノミコトによるヤマタノオロチ退治だ。

:後者は知ってるよ。酒でオロチを酔い潰して退治するんだよね?

:見た後は思ったより汗をかいたからもう一回風呂に入って寝た。

:汗をかいたってことはそれだけ興奮して見入ったってことだよね?

:ああ、想像よりずっと面白かったぞ。

:そして起きたら恒例の朝風呂に入った、と。

:当然だろう。私の他には二組しか客がいなかったからどの時間も温泉を独占できた。

どうせ私しかいなかったから温泉の様子も撮影してきたぞ。浸かって100まで数えてもまだ入っていたいほどのいいお湯だった。

:いっけないんだー。また温泉の写真撮ってる。

:そういえばこの旅館のことをブログに書いてもいいか夕食のときに仲居さんに聞いたら「どうせボロいとか書かれそうだから」とか遠慮されたな。たしかに古めかしさはあったが、私はいい宿だと思ったんだが。

:「悪いことは書かない」って約束してたよね。

:事務的な対応ばかりの安いビジネスホテルに比べたらよっぽどいい思いができたしな。さて、思い出もそろそろ朝ごはんを残すのみになってきましたので。

:朝ごはんもボリュームがあって食べ応えがあったね。

:ああ、朝から熱い湯に浸かって美味しいものを頂いて、本当にいい思いをさせてもらったぞ。さて、これにて美又温泉の記事は締めさせていただきます。

:次は11月に伊豆だったっけ。

:ああ、あの西伊豆旅行はどちらかというと「ゆるキャン△」の聖地巡礼の意味合いが強いな。今度こそちゃんと富士山を見たいものだ。前に東に行ったときは車の窓からちらりと見えた程度だったからな。

:のみずさんはキャンプとかはしないの?

:そんな体力はない。仮にやったとしたら帰りの運転が心配で仕方がない。

:11月はもう一件温泉旅行がなかった?

:ああ、後半に新潟の赤倉温泉だな。温泉ソムリエ発祥の地だからぜひ一度行ってみたかったんだ。その前に忘れずにスタッドレスタイヤに変えないといけないな。なんせ新潟だし。

:楽しみだね! それでは今回も最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・

:ありがとうございました!

 

愛媛県 道後温泉リベンジ 旅行記

:今回は今年の九月の連休に愛媛の道後温泉まで行ってきた旅行記です。

:前に行ったときに失敗した温泉だよね? リベンジできた?

:最初に謝っておきます。この旅行中にデジカメを無くしまして今回の記事はほぼ文字のみです。

:無くした? 旅館に問い合わせてもなかったの?

:連絡してみたが、なかった。正直疲れていたのだろう。どこかに置き忘れてしまったんだ。

:のみずさんって愛媛に行くと必ず何か失敗するジンクスでもあるの?

:失敬な。私の実家は愛媛県の宇和島だぞ。物心つかない頃にしか行ってない

がきっといい思い出もいっぱいあるはずだ。それに今回の温泉旅行、カメラを無くした以外は存分に楽しめたぞ。

:まず道後温泉について説明しておきます。泉質はアルカリ性単純温泉。日本でも有数の美人の湯です。場所は四国では一番の都会、愛媛の松山市の、温泉を中心とした繁華街にあります。日本最古の温泉とも言われており、かの夏目漱石が湯治をしながら「坊ちゃん」を執筆し、舞台にもしたことでも有名です。

:のみずさんも旅行先で小説でも書けばよかったのに。

:あの一大観光地を前にPCなんか持ち込んで執筆などしている気分ではなかった。それほど道後温泉の周りは賑わっていました。

:特に道後温泉から直に湧いた湯に浸かれる道後温泉本館前は長蛇の列ができていました。道後温泉は源泉温度47.8℃なので熱い湯が平気な人ならちょうど良く入れるわけです。その他、足湯カフェ、リラックマとコラボしたお土産物屋、風呂上がりの生ビールが呑める施設、などなど時間をつぶすには事欠かない観光地です。

:それで、どこに泊まったの? 前みたいにビジネスホテルじゃないんでしょ?

:それに関しては、ここです。オーべルージュ道後。道後温泉本館まで徒歩5分という好立地のホテルでした。

www.auberge-dogo.com

部屋はもちろん洋室だったのですが、ベッドが一つしかない個室で、チャージ料もとられず、のんびりくつろげるホテルでした。道後でもひときわ高い建物なので見つけやすかったのもよかったですね。

:松山のビジネスホテルに宿をとって道後温泉でひとっぷろってやり方だと風呂上がりのビールが楽しめないもんね。

:ああ、そうしている客が多かったのか、ホテルの風呂も朝夕ともに独占できたし、湯上がりのビールも旨かった。イタリア語のホテル名が示す通り、夕食のイタリアンも美味かったしな。

:たったひとつ文句をつけるとしたら、温泉の提供温度が41℃だったことかな。源泉から引いていて温度が下がるとは言ってももう少し熱い湯で提供してほしかった。

:夕食のイタリアンはどうだった? パスタとかピザとか出た?

:ああ、愛媛みかんのカクテル、スパークリングワインとともにピザもパスタも味わったぞ。瀬戸内海で取れた海鮮をイタリア風に調理しているレストランだった。メインディッシュは宇和島の真鯛か牛ステーキか選べたのでステーキにしたぞ。ワインは私の苦手な辛口しかなかったが料理によく合い、美味しかったぞ。

:しかし夕食だけでは呑み足りなかったので夜の道後に散歩に出たら最近久しく行っていなかった古めかしいスナックを見つけてな。ブランデーを味わいながら歌も歌っていい気分になれた。店の名前はたしか「ラビアンローズ」だったかな。

:フランス語で「バラ色の人生」だね。

:サービスのいい店でな。帰り際に、みかんのリキュールをプレゼントしてくれた。「せっかく和歌山から来てくれたんだから」とな。

:おおっ、これはいいおみやげができたね。

:しかし、道後に行ってみて残念だったのは温泉むすめの道後泉海ちゃんにあまり会えなかったことかな。観光案内所ののぼりにたった一つだけあった。一応声優さんとともに観光大使になっているのだからもっと大々的にイラストがそこらじゅうにあるものだと思っていたが。

:性的搾取だなんだと炎上したんだよね。温泉むすめ。

:まあそんなことは関係なしに私は好きな温泉に行くんだがな。

:次の予定も決まってるんだよね?

:ああ、十月の連休に島根の美又温泉だ。

:もう来週じゃない。それまでにデジカメ新調できるの?

:いや、もうこれからはブログ用の画像もスマホで撮ろうと思っている。スマホなら無くしたりしないだろうからな。それにスマホで撮った画像の記事のアクセス数が悪いなんて状況はないですし。

:ところで美又温泉ってなんて読むの? ボク温泉むすめになってない温泉地の読み方あんまり分からないんだ。

:みまた、だ。みまたおんせん。楽天トラベルでも温泉の評判が非常にいいので楽しみにしている。

:最後に肝心なことを聞くけどさ。前に道後に行くつもりで失敗しちゃったときの思い出は上書きできた?

:それはもう。画像は残ってなくても道後温泉がどういうところかよくわかったし、いい思い出がいっぱいできたからな。

:それはよかったよ。では今回も最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・

:ありがとうございました!

 

山口県 湯野温泉 旅行記

:今回は今年のお盆休みの締めに浸かってきた山口県、湯野温泉の旅行記です。

:湯野温泉? 聞いたことないなあ。湯田温泉なら知ってるけど。

:それはそうだろう。温泉むすめにもなっていないマイナーな温泉だからな。ただでさえ田舎な山口県のさらに田舎な周南市の山奥にあります。

:それで、どうだった? いい温泉を発掘できた?

:それはもう運転づくめだったお盆の疲れが最後に取れたいい温泉だったぞ。美人の湯であることをアピールしており、知る人ぞ知る名湯でした。

:泉質はアルカリ性単純温泉。と書いてあったにもかかわらず強い硫黄の匂いがしました。紫外線カットの効果もあり、微弱な放射線泉の効能により老化防止の恩恵もあります。

:それはのみずさんには嬉しいね。最近歳を感じてきてるし。

:うるさいな。人間誰しも生きていれば歳はとるものだ。私も温泉巡りを始めて7年になるが遅すぎたと思うくらいだぞ。

:話を戻して、湯野温泉ではどこに泊まったの?

:うむ、湯野温泉の中でも大きくて有名な旅館、「芳山閣」さんだ。

https://www.houzanen.com/

お部屋の感じはこんな感じ。

お盆の最後にやっと温泉旅館らしい和室をあてがわれました。

窓からの景色はこんな感じ。

:おおっ、これは本当に「これぞ温泉旅館」って感じ。

:しかもこの部屋で食事は部屋食でな。食事の撮影もSNSなどに画像をあげるのも大歓迎だと書いてあった。

:のみずさんインスタとかやってないじゃない。

:そこで、食事を持ってきてくれた仲居さんに「ブログ書いてます」とあらかじめ話しておいた。大層よろこんでくれたぞ。

:じゃあその自慢の食事の話をしてよ。

:その前に風呂上がりに楽しんだものを紹介しておきましょう。疲れが溜まっていたのでビールはやめておきました。

:いちご牛乳にアイスクリームかあ。たしかに真夏の風呂上がりには絶好の美味しいものだね。

:本当はもうこの旅行では酒を控えようかと思ったのだが、夕食のメニューにあった山口県の地酒3種があまりに美味しそうだったので頼んでしまった。

:まあ食前酒程度の量だったがな。

:ボク一番左の酒の名前が読めないだけど。

:ああ、私にも読めなかったので仲居さんに聞いてみた。「獺祭(だっさい)」だそうだ。日本国内はともかく、フランスなどのヨーロッパで人気がある日本酒らしい。私にはややくせが強かったので一番右の「東洋美人」が美味しく感じたが。

では旅館の期待に応えて食事の紹介に行きましょう。

前菜。

おつくり。日本酒との相性は最高でした。

豚鍋。これもボリュームがあり、食べ応えがありました。前日の指宿で食べたのが牛だっただけにマンネリになりませんでした。

なめことサザエ。そしていわしの丸焼き。

:私は魚の丸焼きを骨ごとパクっと酒のあてに食べてしまったのですが、これに仲居さんが驚いていました。旅館始めて以来この魚料理を残さずしっぽまで食べきった人は今まで3人くらいしかいなかったんだったそうな。なんともったいない。

:じゃあのみずさんが4人目だね。この記事を読んだ人にも完食してもらいたい?

:残念ながら読者数が少ないブログだからなあ。この記事を何かの拍子で見てもらえて湯野温泉と芳山園さんが少しでも知られればそれに越したことはない。

:締めに釜めし。これも美味しくボリュームがあって食べごたえがあったぞ。

最後にデザート。メロンなんて食べたのはいつの旅行以来か思い出せません。

:正直デザートにはてっきりスイカが出てくると思っていたのでいい思い出になりました。

:近所のディスカウントスーパーではあまり売ってないもんね。

:総じて温泉にも食事にも満足いったんですが、これで帰ったらまた仕事が始まってしまうと思うと、なかなか寝付けませんでした。

:この翌々日にはもう仕事だったんだっけ?

:一日勘違いしていてな。さておき朝食はこんな感じでした。

:これは昼食が要らないくらいのボリュームだね。朝食も部屋食だったんだ。

:ああ、最近の旅館としては珍しく朝食も部屋食でした。ちなみに温泉に浸かった時の印象としてはかなりの数の旅行客が泊まりに来ていたのでこれはいい配慮でした。

:なんてことを書いている間にもう来週には次の旅行なわけですが。今度は旅行と記事更新の間をそんなに空けずに書きたいものです。

:次はどこの温泉?

:聞いて喜べ。愛媛の道後温泉だ。

:有名は有名だけど、のみずさん前にも行ってなかった?

:前の時はビジネスホテルにスーパー銭湯がくっついたようなお手頃旅行だったからな。リベンジしに行くつもりです。

:無事リベンジできるといいね。ボクもいい旅行になるよう祈っておくよ。

:(たまごが素直にいいこと言うと気持ち悪いな)。では、これにて2023年のお盆の4泊5日の旅行記はおしまいです。

:最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、

:ありがとうございました!

 

鹿児島県 指宿温泉 旅行記

:今回は今年のお盆休み旅行の本命、鹿児島県は指宿温泉に行ってきた感想記事です。

:かなり有名な温泉なのに行ったことなかったの?

:有名なのに行ったことがなかったからこの機会に行ってきたんだ。

:九州の中でも南の端っこにある、砂風呂が名物な温泉だよね? 砂風呂は体験してきた?

:もちろんだ。原鶴温泉から6時間ほどだったので15時過ぎにホテルに着いてその足、といってもホテルが用意してくれたバスでだが、砂風呂を味わってきたぞ。

ホテルには直接の砂風呂施設はなく近所の「砂楽」という砂風呂もやっている日帰り温泉まで送ってもらいました。

ibusuki-saraku.jp

混雑半端なかったですがまあ時期的に仕方なかったでしょう。

:砂風呂って具体的にはどんなの? まさか砂の中に入っておしまい、じゃないんでしょ?

:撮影禁止の施設だったので画像はありませんが、砂風呂は、まず脱衣所で全裸になって借りた浴衣に着替えます。隠れるところは浴衣で隠れるので男女の区別はありません。そして海辺までその格好で歩いて行ってでっかい砂場(小学校とかにあるあれ)で砂風呂です。

:どんな入り心地だったのさ? それを早く教えてよ!

:うむ。まずビーチパラソルが並ぶ浜辺で砂の上に寝っ転がって、そこにスタッフさんが砂をかけて全身を埋めてくれます。砂の温度も40℃を超えるくらいに熱くなっており、温泉ともサウナとも違う独特のぬくもり方ができました。いつまでも埋まっていたいくらい気持ちよかったのですが、一人15分までと決まっており、「熱すぎるようなら途中で出てもかまわない」と言われました。私はせっかくなので時間ギリギリまで砂風呂を味わいましたね。

:そんなに砂まみれになって普通に出て大丈夫なの?

:いやいや、ある意味砂風呂の本番は熱く熱せられた砂で十分体を温めた後、温泉で砂と汗を洗い流すところなんだ。

:そりゃそんな熱い砂に埋められたら汗もかくよね。

:「砂楽」には普通の温泉もあり、そちらでじゃりじゃりになった体を綺麗にします。ちなみに浴衣は砂風呂専用のレンタルでしたが、タオルは持ち帰れます。

:なお、イブすき温泉なのでポケモンのイーブイとコラボしていました。

そしてバスでその日の宿まで送ってもらえました。なお、「砂楽」でもビールは出していたのですが、バスが乗り込んであと2分で出発だったのでこれ幸いとばかりにホテルに帰りました。

:そういえば泊った旅館の話がまだだったね。どこに泊まったの?

:うむ、ここです。指宿ロイヤルホテル。

ibusukiroyalhotel.co.jp

デトックスウォーターのバーカウンターがあったり、とにかく体に良いことをアピールしていたホテルでした。

残念ながらビールの自販機がなかったので売店で買いました。そのとき店員さんに「砂風呂に入ってきました」というと「じゃあ冷えたビールが最高に美味しいですよ」と笑顔で接してくれた。実際に美味しかったです。

:真夏に温泉上がりにビール! これだけは一生やめられそうにないね!

:ああ、死ぬまで続けるつもりだぞ、この趣味は。

:なお指宿ロイヤルホテルの部屋はこんな感じ。

ホテルの方の温泉も頂いて、夕食に行きました。

:待った! 指宿温泉の説明もしてよ。

:指宿温泉はナトリウム塩化物泉でデトックス効果が高く、保湿効果もよいとされています。美人の湯の中でも特別で、源泉は中性です。また砂蒸し風呂が健康に及ぼす効果は普通の温泉の3~4倍との報告もあります。

:デトックスって体の中の悪いものを外に出すとかそんな効果だよね?

:そうだ。このところ、特に盆前は仕事でストレスが溜まっていたのでいい体験ができました。

:では夕食の話題に行きましょう。洋風なホテル名とは裏腹に夕食は和食でした。

食前酒。

行って初めて知ったことですが、指宿の名物は鰹節だそうです。

鹿児島牛のステーキ。絶品でした。

そしてこれをある意味砂風呂と同じくらい楽しみにしていた鹿児島の芋焼酎。

見た目は普通の焼酎ですが、いい意味でものすごくクセが強く、呑みごたえばっちりでした。

ほろ酔い気分でいい気分になったところでこの日はよく眠れました。

:心療内科で出してもらってる薬、この日は飲んでなかったもんね。

:そして朝ごはんも理想的な温泉宿の朝食でした。朝風呂を浴びてデトックスウォーターを飲んでから味わいました。

随所に使われていた鰹節がまたごはんにぴったりで心満足、体健康でした。

これだけは紹介しておきましょう、鹿児島の郷土料理「さつま汁」

:総じて温泉にも食事にも接客にも満足いく旅になりました。最高にいい夏休みが過ごせました。

:あと一泊残ってるんじゃないの?

:ああ、山口県の湯野温泉だな。ここもよかったが九州旅行としてはこれにて締めだ。来年もまた行きたいな。できれば今年はキャンセルした佐賀に行きたい。

:スマホゲーム、ロマサガRSで度々出てくるからでしょ。

:私は温泉に行くきっかけだって温泉むすめだし、とっかかりは何であれ楽しく過ごせればそれでいいのだ。

:それでは最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、

:ありがとうございました!

 

 

福岡県 原鶴温泉 旅行記

:今回はお盆休みに福岡県の原鶴温泉に入りに行ってきた旅行記です。

:はらつるおんせん? あまり有名なところじゃないね。

:ああ、私も温泉むすめで知るまで存在を知らなかった。福岡県と言っても、かなり南の方、大分県と接しているあたりにあります。福岡なので本州から九州に入ったらすぐだと思っていたのですが、結構車で走らないとたどり着けない場所にあります。

:アルカリ性単純温泉と単純硫黄泉の二種類があり、私が入ったのは、湯の匂いとホテルが美人の湯をアピールしていたことからおそらく前者です。

:じゃあいつもみたいに泊まった旅館から紹介してよ。

:うむ、ここです。原鶴グランドスカイホテル。

breezbay-group.com

スカイホテルというだけあって、10階建ての建物で、この旅館の10階の部屋に通されました。

:お部屋と窓からの景色はこんな感じ。

九州では比較的都会な福岡県の中でも、よく言えばのどかな、田舎の景色を一望できました。

:お風呂の入り心地はどうだった?

:城崎から福岡までかなりの時間運転したので体がかなり疲れていた。しかしその分原鶴温泉で疲れはとれたぞ。

:今回の旅行の一番の懸念点だったものね・・・。で、具体的に温泉の入り心地は?

:それはもう、湯上がり卵肌ってやつだ。旅館側もこんな看板を出して美肌の湯をアピールしていたしな。

湯上がりのビールも旨かったし、疲れも取れたしいうことなしだった。

:それはなにより。じゃあ夕食の話をしてよ。

:それがこの旅館、夕食は私の苦手なビュッフェ形式でな。しかし、味は申し分なかったぞ。なんたって朝にコンビニで買ったパン一つ食べただけであとは走りづくめだったからな。空腹も手伝ってかなり美味しいバイキングだった。

特にこのズワイガニが食べ放題だったのはよかったな。酒も飲み放題だったし。

ドリンクバーのジュース感覚で福岡の地酒を呑みまくれたのは非常に良かった。

:カニが食べ放題とはまた贅沢な・・・。

:ああ、贅沢できたぞ。中でも一番旨かったのはエビのクリームコロッケだったな。では朝食もビュッフェでありきたりだったので割愛して・・・。

:次はいよいよ本命の鹿児島の指宿温泉だね!

:実はこの原鶴温泉は佐賀県の宿をキャンセルして最後に予約した宿なんだ。佐賀に寄っていては指宿に間に合わないと思っていたからな。

:コロナ禍が落ち着いてきて遠慮なく佐賀にまた行けると思ってたんだよね。

:うむ、ゲームの佐賀県コラボで佐賀県の名所があちこち出てきたからせっかくだから回るつもりだったんだ。しかし九州の距離感が掴めなくて、おとなしく福岡にしておいた。

:しかし、それは正解だった。なんだかんだで前から行きたかった原鶴温泉にも行けたし、温泉でも食事でもいい思いができた。

:のみずさんもだいぶ九州に詳しくなってきたね。

:うむ、今年のお盆で満喫したから当分は行かないだろうが、まだ書いていない感想としては本命の指宿が控えている。ここに行ったことがなければ九州の温泉は語れないだろうな。

それでは今回も最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・、

:ありがとうございました!