温泉ソムリエのいつもいい湯芽見ていたい

温泉旅の思い出とか自宅のベランダでの園芸の記録ブログです。ヘッダ画像は黄ラナンキュラスとベロニカジョージアブルーです

岡山県 湯郷温泉 旅行記&湯郷美彩ちゃんに会ってきました

:今回は岡山県の美作三湯の中で唯一行ってなかった湯郷温泉の旅行記です。

ちなみに美作三温とは、「湯原温泉、奥津温泉、そして湯郷温泉」の三つを指します。

:他二つ行ったときは二か所まとめて記事にしてたよね。

:それに関してはリンクを貼っておきますので参考にしてください。

www.onsen-engei.com

:たしか奥津温泉がぬる湯で満足できなかったとか書いてた時だね。2020年の話だっけ。

:ああ、もう二年くらい前の話になるな。早いものだ。

:その分湯郷温泉は存分に楽しんできたぞ。まずはこれを見てくれ。

「温泉むすめ」、湯郷美彩ちゃんが湯郷観光案内所に所狭しといたぞ。

:おお、これはすごい! ここまで温泉むすめを推している観光地も珍しいね。

:湯郷美彩ちゃんは「転スラ」で有名になった岡咲美保さんが声をあててらっしゃる上に湯郷温泉の観光大使にも任命されているからな。地元のアピールっぷりも半端なかった。

:これが前回書いてた「ボクが喜ぶ」ってことなんだね。岡咲美保さんと言えば今放映してる「エクストリームハーツ」のOPも歌ってるよね。

:旅館に着いてアルコールの自販機がないかと仲居さんに訊いたら、「近くに酒屋さんがあるからそっちで買ってくれ」とか言われてしまったので、まずは観光案内所に歩いて行ってみたわけだ。

:それで好きなだけ写真を撮って、観光ノートにも記念に書いてきたんだね。

:そこで湯郷美彩ちゃんのステッカーを貰ってる人がいたから「私にも下さい」と言ったら、観光地で2000円以上買い物をした人限定で配っているらしい。

:それで湯上り用のビールとお土産用の酒を買ったわけだ。のみずさんらしいや。

:結局3000円も酒を買ってしまい、無事にステッカーを貰えたぞ。

:のみずさんって銀髪の他にピンク髪のアニメキャラも好きだもんね。つまりこの娘は「推し」な訳だ。

:私の性癖を晒すな。さておき、温泉むすめの話はこの辺にしておいて湯郷温泉の感想に行きましょう。

:まず泉質はラジウム気泡を含む、塩化物泉で湧出温度は40~43℃で少しぬるめですが、美人の湯として有名です。日本の女子サッカー選手こと「なでしこジャパン」が湯治に行ったことでも著名でその影響で温泉むすめの湯郷美彩ちゃんはサッカー好きという設定になっています。

:これで美作三湯は制覇したわけだ。宿はどうだった?

:うむ、泊まった宿はここだ。

senrien.com

柚子の宿 千里園。

:おおっ、お盆休みの旅行三日目にしてやっと純和風な部屋に泊まれたんだね!

:ああ、正直言ってほっとしたぞ。温泉旅行に行って全部洋室なのは寂しいからな。

:これは夕食も朝食も和食で期待できそうだね。

:それが宿から「客が多いからもう一人一人で泊まってる客と相席してくれ」と言われてしまってな。落ち着いて食えなかった。

:まあ料理は悪くなかったがな。特にこの奈義牛の鍋がな。

その一人で泊まっている男性客ももう少し愛想がよさそうならお互い一人旅をしている身で色々話せたんだろうが、あんまり感じがよくなさそうでな。不機嫌そうに黙って一人で日本酒を呑んでいた。

:それは残念だったね。のみずさんは何を呑んだの?

:夕食前にもう充分呑んでいたしな。白桃チューハイ一杯にしておいた。

:まあこのご時世で相席なんぞにされたのもコロナが落ち着いてきた証拠かもしれん。

:この三泊四日の旅行は日本がコロナ禍から回復してきたのを感じられた旅行だったんだね・・・。

:まあ日常から離れられたという意味ではいい旅行になったぞ。お土産に買った岡山の地ビールもマスカットワインも美味しかったしな。

:宮浜、別府、湯郷と三か所お盆に行ってきてどこが一番よかった?

:全部満足したと言いたいが、強いて「ここ」とあげればやはり別府だったな。

:温泉むすめ的には湯郷?

:そうだな、いい写真も一杯撮れた。

:この旅行も結構前になっちゃって、もう次の温泉旅行が二週間後に迫ってるけど、それについては?

:いわゆる世間では「シルバーウイーク」の頭に万座温泉だな。

:前に万座温泉に行こうとしたら中央道が通行止めになっていた上に鹿沢温泉で万座温泉じゃなかったんだよね。

:今度こそ正真正銘の万座温泉だ。なんたって「万座プリンスホテル」を予約したからな。

:では次なる旅に思いを馳せながら、最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・。

:ありがとうございました!

 

大分県 別府温泉 旅行記

:今回は日本を代表する超有名温泉、別府温泉に旅行してきた旅行記です。

:のみずさんほどの温泉好きが、あの誰も知ってるような別府に行ったことなかったの?

:九州には温泉目当てに何回か行ったことあったのだが、前に大分に行ったときは由布院を優先してしまってな。今回は別府にしたわけだ。

:白浜に続いて、「ババンババンバン」で歌われてる温泉だよね。満足できた?

:ああ、さすが日本が誇る名湯だけ入り心地は最高だったぞ。いつもとブログの構成が違いますが、まずは別府温泉の泉質を説明させて頂きます。

前提条件として、別府には別府八湯と言って色々な成分の温泉があります。単純温泉から酸性泉、炭酸水素塩泉、すべて挙げていたらキリがないくらいの種類があります。

:それは有名だけど、のみずさんは結局どれに入ってきたのさ?

:私が今回入ったのは炭酸水素塩泉、弱アルカリ性泉だ。いわゆる美人の湯だぞ。すり傷や切り傷にもよく効き、仕事でケガした指の傷が別府からの帰りしなには塞がっていたくらいだ。泉温は50℃。それほど熱くは感じませんでしたが、さすが地獄温泉の異名を取るだけあってよくぬくもれました。お客さんは多かったものの、大浴場がとんでもなく広かったのでゆったり浸かれました。

:さてそろそろこの辺でいつものどこの旅館に泊まったのかの質問に行ってみることにするよ。

:うむ、ここだ。ホテル白菊。

www.shiragiku.co.jp

12階建ての高層洋風ホテルだったぞ。景色も接客態度も折り紙付き。チェックインできる15時より早く着いてしまったから最上階のレストラン兼喫茶店でお茶でも飲みながら休むことを勧められた。ちなみに待っている間はお茶もコーヒーも全部無料というサービスっぷりでした。

部屋の感じはこんな感じ。家族向けに和室もあったのでしょうが、一人で行ったので二人向けのツインをあてがわれました。

ちなみにこの写真は、ホテル到着時に部屋を映したらカメラがおかしくなってしまい、温泉から上がって電池を入れなおしたら直ったことに感動して映したビールです。

:あのときののみずさん、かなり慌ててたよね? 別府での食事も、翌日の湯郷の写真も全部写せなくなるんじゃないかって。で、ほっとしていい気分でビールを味わったわけだ。

:ああ、あまりに安心してビールを呑んだらもう一回温泉に行ってしまった。上の成分表はそのときに写したものだ。ちなみにちゃんと従業員さんに許可をもらって写したものだぞ。「ここって美人の湯なんですね」と訊くと笑顔で「そうなんですよ」と返してくれた。

:美人の湯の定義はもう暗記しちゃってるんだ。

:当然だろう。それに温泉ソムリエタオルも持って行ったしな。あと、湯上りアイスキャンディーが食べ放題だったから2本ももらっていったぞ。

:サービスのいいホテルなのは分かったけど、夕食前にビール呑んで、そんなに食べて夕飯が腹にはいらないなんてことにはならなかった?

:この日の昼食は2時くらいだったが、そんなことにはならなかったぞ。一応言えば昼食は大分名物「りゅうきゅう丼」だ。

:「りゅうきゅう丼」なんて名前なのに沖縄の名物じゃないの?

:食べたときはてっきり沖縄の料理かと思ったが、れっきとした大分の郷土料理だ。上に刺身が載っている丼だ。

:そんなもの食べたらますます楽しみにしてた別府の豊後牛料理が美味しく味わえないような。

:そんなことはない。12階から別府の街を見下ろして食べる夕食は最高だったぞ。それでは夕食の紹介に行きましょう。

:これが食事の席からの景色? 別府って意外と建物が建ってるんだね。

:うむ、私も酒を持って来てくれたお姉さんに「別府って意外と都会なんですね」と言ってしまった。それが意外だったらしく、「えー、田舎ですよ」と返されてしまったが。

最初に呑んだのは大分の地酒だ。しかしやはり九州。芋焼酎のレパートリーは充実していたぞ。

:ほう、こりゃ珍しい。日本酒がワイングラスに入って出てくるなんて。

:それでも料理には合っていたぞ。

先付の野菜。

おつくりとお寿司。

:やっぱり、日本酒→おつくりの流れになった。あまりパターン化すると飽きない?

:この組み合わせだけは鉄板だからな。それに大分の焼酎と豊後牛の鍋の組み合わせは最高だった。

やはり鍋と言えば牛肉だな。陶板焼きも捨てがたいが。

デザートはミルクプリンでした。

:夕食後、部屋にマッサージ師さんを呼んで1時間ほどマッサージしてもらい、もう一回温泉に浸かってからまたビールを呑んで寝ました。

:そんなことしてたら寝るのが遅くなって朝風呂が楽しめなくなっちゃったんじゃないの?

:それが温泉旅行になると生活リズムがおじいちゃんみたくなるみたいでな。早起きできて朝風呂をまったりゆっくり味わってきた。なによりスマホが壊れていたので大した夜の暇つぶしもなかったしな。

:それでマッサージなんか頼んだんだ? デジカメが壊れて焦ってたのもスマホで代わりに写すこともできなかったからなんだね。朝食はどうだった?

:この宿も宮浜に続いて朝はバイキングでな。コロナの影響はだいぶ小さくなっていたとはいえ、落ち着いて食べられなかったので洋風を軽くにした。

:この日は大分から岡山までかなり長距離運転だったのに、これだけで足りたの?

:そのへんはなんとかなったな。とにかく、ホテルの従業員さんの接客態度、別府の温泉の素晴らしさ、どちらも堪能できました。間違いなく自分が行った温泉旅行の中ではトップクラスの居心地の良さでしたね。

:それはなにより。後はお盆は岡山の湯郷温泉を残すのみだね。

:そうだな、湯郷温泉はいかにも君が喜びそうな楽しみ方ができたから期待しているといいぞ?

:ボクが喜ぶ?

:さておき、今回も最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・。

:(よく分からないけど期待しつつ)ありがとうございました!

 

広島県 宮浜温泉 旅行記

:今回は今年のお盆休みに行ってきた温泉旅行の一日目、宮浜温泉の旅行記になります。

:前に宮浜温泉を予約したと思ったら宮島の潮湯温泉まで行っちゃったんだよね。リベンジって訳だ。

:この旅行の一週間くらい前までコロナでダウンしていたのでなんとか旅行までに快癒してホッとしました。

:それは災難だったね。でも、温泉旅行に重ならなかっただけ悪運が強かったのかな?

:うるさいな。たまごはほっておいて宮浜温泉の紹介に行きます。宮島を臨む浜にあるから「宮浜温泉」。広島で唯一温泉むすめになっている温泉です。

:具体的にはなんて旅館に行ってきたの?

:行ってきたのは「安芸グランドホテル」。その名の通り広島の名所、安芸にあり、宮島がよく見えました。

www.akigh.co.jp

日本の三大景色がいいところにも選ばれているところです。

:のみずさん温泉と料理ばっかり目当てで景色なんかあんまり見ないくせに。

:部屋の感じはこんな感じの洋風でした。

部屋からも宮島がよく見えました。

:去年には宮島本島に行ってきたんだよね? あんまりありがたみもなかったんじゃなかったの?

:まあな。目的はあくまで温泉だ。食事の時に従業員さんにきいたが、安芸グランドホテルの大浴場は正真正銘の宮浜温泉とのことだった。

:ちなみに宮浜温泉の泉質は単純弱放射能冷鉱泉で、湧きだした時点ではとても入れる温度ではありません。

:加温して提供してるんだ。

:うむ。弱アルカリ性だから美人の湯でもある。湧出温度は22.1℃です。効能はラドンを豊富に含むため神経痛やリウマチによく効くらしいです。そして無色透明。特別変わった湯ではありません。ただ露天風呂は二つある大浴場のうち片方にしかなく、早朝に朝風呂を頂いたときに宮島を眺めながら浸かれました。

:着いた日に男湯だった方は露天風呂がなかったんだ? でも、和歌山から広島まで車ぶっ飛ばして温泉に浸かった後だと湯上りのビールが美味しかったでしょ?

:ああ、それに関しては文句なかったな。では食事の感想に行きましょう。

先付に厳島神社の説明が添えてあったな。

酒に関しては広島の地酒「白牡丹」を頼みました。

旅館の人に訊いて「癖が少なくて呑み易い日本酒」とお願いしてこれにしました。

:のみずさん、前回の記事で和歌山の「黒牛」みたいな癖の強い日本酒が好きとか言ってなかった?

:だからこそだ。前回の旅行からそこまで間が空いてなかったから今度は癖の少なめの日本酒がよかったんだ。それに次に出てきたおつくりとの相性も最高だったぞ。

:このブログっていつも夕食の記事は「日本酒→おつくり」がテンプレと化してる気がする・・・たまにはその土地ならではのものは食べなかったの?

:よくぞ聞いてくれた! せっかく広島に行ったので特大の牡蠣フライを頂いてきたぞ。

他にもローストビーフや煮付けが出てきたが、このカキフライですべてかすんでしまうくらいこれは美味かったな。さすが牡蠣の本場広島って感じだった。

:のみずさんってカキフライが好物だもんね。でもどっちかというと日本酒よりビールに合いそうな料理なような。

:カキフライは広島の芋焼酎、紅あずま達磨の水割りと一緒に食べたぞ。

カキフライの味は絶品も絶品。口に入れた途端に広がる甘さと鮮やかな味わいの苦み。これは広島の宮島あたりまで旅行する予定がある人にはぜひ味わってほしいですね。

そして食事の締めには、釜飯のお茶漬け。

デザートはブドウとクリーム。

:これらを美味しく頂いた後、部屋に戻っておかげさまに熟睡できたあとに早起きして朝風呂に入ってきたぞ。前述したように露天風呂で宮島を見ながら堪能してきました。

:のみずさん、温泉旅行だと異様に早起きになるよね。そんなに朝風呂が楽しみなんだ?

:ああ、朝風呂は温泉旅行の醍醐味だからな。風呂の中で足を伸ばすのと並んで、日常の中ではできないことの一つだ。

:それじゃ朝ごはんは?

:残念ながら朝ごはんはバイキングでな。広島から別府まではそこまで距離がないから洋風に軽めにしておいたぞ。

:広島と別府ってそんなに離れてないんだ? 海を渡るからかなり運転しないといけないのかと思ってたよ。

:まあ、それなりの距離は運転しないといけないが和歌山から広島ほどではないな。

:じゃあ次回はこの温泉旅行の大本命、日本が誇る名湯、別府温泉の記事だね?

:そうだ、乞うご期待!と言ったところです。

:では今回も最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・。

:ありがとうございました!

 

和歌山県 白浜温泉 旅行記

:今回は今年の七月に行ってきた和歌山の白浜温泉の旅行記です。白浜には2回ほど行ったことがあるのですが、本格的に旅行したのはこれが初めてになります。

:和歌山在住で温泉好きののみずさんがすぐ近くにある温泉にそんなに行ったことないなんて意外だね。

:旅行とは非日常を味わうものだ。だからせっかく行くなら遠くに行かないと意味がない。

:それはともかく、白浜温泉の感想を聞かせてよ。かの「ババンババンバン」でも歌われるほど有名な温泉なんでしょ。

:では、まず白浜温泉を紹介しておきましょう。車で行くなら大阪からは阪和道を南に2時間半ほど飛ばせば辿り着ける、夏は海水浴、キャンプなどと一緒に楽しめる温泉です。産まれてもあまり話題にならないパンダの赤ちゃんがよく産まれるアドベンチャーワールドという動物園もここにあります。

:和歌山はアクセスが悪いからあんまり見に行こうって人もいないんだよね。

:今回に限っては阪和道の白浜方面が事故で通行止めになっていた。つまりそれだけ白浜に行こうとしていた人が多かったということだ。仕方ないので下道で4時間くらいかけて行ってきました。

:やっぱり和歌山が誇る一大観光地ではあるんだね。

:そうだな。泊まった旅館を紹介しておきましょう。ここです。

crystalhotel.jp

割とこじんまりした旅館でした。

:なんかあんまり旅館らしい建物じゃないね。

:うむ、部屋も和室じゃないし、大浴場も狭かった。

:二人向けのツインかあ。白浜にはもっといくらでも和室でお風呂も豪勢な宿があったんじゃないの?

:値段がお手頃だったんだ! それに温泉はよかったぞ。まずはこれを見るんだ。

正真正銘の白浜温泉に二食付きであの値段で泊まれるのはお得だった。泉質は無色透明と書いてあるが少し濁り湯な印象があったな。弱アルカリ性だから美人の湯でもある。

それに少し滑りそうになるほどぬるっとした印象もあった。さすがは日本三大古湯とされているだけあり、浸かり心地は抜群だったぞ。

:久しぶりに温泉に肩まで浸かって足を伸ばしてリラックスできた?

:ああ、GW以来の温泉だったしゆっくりできたよ。それでは夕食の感想に行きましょう。

この宿の名物は後ろに映っている鶏鍋です。あとはつみれが用意されていたり、たっぷりと鍋を味わえました。

和歌山が誇る地酒、「黒牛」。少し癖が強いので私みたいな癖が強めの日本酒が平気な人でないと呑みにくいと感じるかもしれません。

:のみずさんって和歌山の人なんだから和歌山の地酒なんて呑み慣れてるんじゃないの?

:私が呑み慣れてても、読者は存在すら知らないだろう。せっかく和歌山のいいところを紹介できるんだから、この機会に紹介させてくれ。

あとは日本酒に相性ぴったりなおつくりと、

なれ寿司が出てきました。久しぶりに食べましたがやっぱり白浜の海鮮は美味しかったです。

:やっぱり日本人なら海鮮を味わわないとね。さておき、鶏鍋はどうなったのさ?

:充分酔いが回った頃に鶏鍋が噴いたので頂いたぞ。

どこの鶏かはあえて訊かなかったが、これが最高に美味かった。流石宿が自慢にしているだけあった。

それにとどまらず、鍋の締めに雑炊かうどんか選ばせてくれた。満腹感を味わいたかったので雑炊にした。

ちょうどいいタイミングで運ばれてきた雑炊セット。

:これは鍋にこだわってる宿な証拠だね!

:鍋の食べ残しの野菜やキノコも余さず味わえる雑炊。鶏肉からから出た出汁がしみ込んだご飯も最高でした。

鍋が空っぽになるまで味わい尽くしました。

:さらにデザートはアドベンチャーワールドにちなんだパンダチョコアイスクリーム。

総じて食事にも温泉にも満足いく宿でした。

:それは何より。のみずさん、久しぶりの温泉旅行すごく楽しみにしてたもんね。これで期待外れだったら僕が愚痴を聞かされるから嫌なんだ。

:行きの通行止めでかなり出鼻をくじかれた感はあったがな。無事辿り着けてよかったよ。心身ともに満足したのか夜はぐっすり眠れたし、目覚ましをセットした時間より早く起きてしまった。せっかく朝風呂を楽しむために朝食の時間を遅くして貰ったのにな。

:それだけ朝風呂が楽しみだったんじゃない?

:たしかに朝風呂の方が熱く感じて気持ちよかったな。しかし今回の温泉旅行でも夕方のわずかな時間しか温泉を独占できなかった。やはり日本全体での旅行客数そのものはコロナ全盛期より回復傾向にあるようです。

:そしてその遅くしてもらったという朝ごはんは?

:まあ普通の旅館の朝ごはんだったな。

ただ、お腹が空いていたので朝から美味しく食べられてお櫃のご飯も全部残さず頂かせてもらいました。

生卵は卵かけご飯にしました。あと、昨日よく呑んだので味噌汁が美味しかったです。

箸置きまでパンダだったのがこの宿がアドベンチャーワールドの足掛かりになっていることを印象付けていました。私は白浜にもう一つ用事があったので温泉だけにしておきましたが。

:もう一つの用事?

:おみやげの紀州銘菓「かげろう」を買うために売り元の「福菱」本店に行くことだ。

朝ごはんを腹いっぱい頂いたので食べに行きませんがかげろうカフェと併設になっており、かげろうを使ったスイーツを味わいたい方は行ってみてもいいのではないでしょうか。

fukubishi.co.jp

:そういえば、今和歌山を舞台にしたアニメ「サマータイムレンダ」が放映されてるよね。聖地巡礼のついでに来る人もいたりして。

:あのアニメはあくまで離島が舞台だからな。アニメに出てきた食べ物もせいぜい早なれ寿司と紀ノ川の桃くらいのものだし。白浜に寄る人はいないんじゃないか?

:そっか、それは残念。せっかくアニメで和歌山が盛り上がると思ったのに。

:地元なので普段より紹介することが多くて少し長くなりました。次は広島の宮浜を経由して別府に行って帰ってくる途中で岡山に寄るお盆の旅行記事の予定です。今回も最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・。

:ありがとうございました!

 

三重県 志摩温泉 旅行記

:今回は今年のGW最後に行ってきた三重県の志摩温泉の旅行記です。

:志摩は観光地としてはよく聞くけど温泉地でもあるの?

:温泉むすめによればな。志摩は伊勢と並ぶ三重県の一大観光地なことは間違いない。私は行ったことがなかったから温泉に入るついでに行ってきた感じだ。

正直温泉旅行としては湯河原で満足しきったから、神奈川から和歌山で一日で帰るのはしんどいからワンクッション置くつもりで一泊してきた。

:じゃあ感想を聞かせてよ。伊勢志摩の温泉なんて僕も楽しみだよ。

:まず泊まった旅館はここだ。志摩ビーチホテル。全室オーシャンビューのなかなかいいホテルだったぞ。

www.shima-beach.com

:やや渋滞気味でアクセスの悪さがあったが、それも3年ぶりのコロナ規制のないGWの1日目だったからだろうな。部屋の様子のはこんな感じ。

:おおっ、洋風かと思ったら和風な温泉旅館風だったんだね!

:さらに部屋の窓から見えた海はこんな感じだ。

雄大な太平洋を望みながら風呂上がりのビールを頂くのは乙なものだったぞ。

:じゃあ志摩温泉の説明をお願いします。

:まず、志摩温泉の泉質はナトリウム―塩化物・炭酸水素塩泉で、例に漏れず美人の湯です。源泉温度は38.4℃、pHは7.7で弱アルカリ性です。保温効果が高く季節的にも湯冷めはしませんでした。

:大浴場もオーシャンビューだったの?

:うむ。内湯からは海は見えなかったが、露天風呂からは海が見えたぞ。

:のみずさん昔から海を見ながらお風呂に浸かるの大好きだもんね。

:ああ、広々とした気分が味わえるし、なにより普段はできない体験だからな。

:じゃあGWの締めの夕食を教えてよ。海鮮の美味しいものが出たんでしょ?

:このGWの心残りと言えば思いっきり酒を呑めなかったことくらいだな。今年の四月から前日の酔いに関しても法律が厳しくなったから仕方ないんだが。まあ、それは置いといて夕食の紹介に行きましょう。

先付けの寄せ南京。

おつくり。

:うわー、豪勢なおつくり! 日本酒が進んだでしょ?

:それについては志摩の地酒、「志摩娘」を冷やで頂いた。

あとは鍋物の豚肉と、

茶碗蒸し

思わず日本酒をおかわりしそうになった桧扇貝、栄螺、大浅利の陶板焼き。これを食べるためだけに志摩に行ったと言ってもいいくらい味わい深かったですね。

締めは食事と香の物でした。

デザートはみかん杏仁ゼリー。

お腹いっぱい食べられて良く寝られました。総じて夕食には満足いきました。

:それは何より。朝ごはんは?

:朝ごはんもたっぷり食べたぞ。

特にこの焼き魚が旨かったな。

:さすが海辺の旅館。海鮮山盛りで大満足だったんだね。

:しかしこの朝食辺りからの現実に引き戻される感ったらなかったな。楽しかった旅行もこれで終わってしまうと思うと・・・。

:それは次の旅に思いを馳せながらまた日常に耐えようよ。

:それはそうなんだが、次の旅行まで間が空いているのでな。

:次はどこだっけ?

:7月に白浜温泉だ。

:のみずさん、和歌山に住んでるくせに白浜温泉に行ったことなかったの?

:いや、日帰りで一回、泊まりで一回行ったことがある。本格的な旅館で豪遊したことがなかっただけだ。

:じゃあ次は白浜温泉の記事なんだね。僕も楽しみにしておくよ。

:それではこの記事の最後に今年のGWの温泉旅行の総評を聞かせて。

:そうだなぁ・・・。どこも人出が多くて久しぶりに元気な日本が見られたという印象だ。それが証拠にどこの温泉も朝夕入ったにもかかわらず四日間で一度も大浴場を独占できませんでした。どこにいつ入っても他のお客さんがいました。

:そろそろコロナ禍も収束に向かっているのかもしれないね。そうしたら海外からの観光客でまた日本が混むのかもしれないけど。

:それがいいことか悪いことかは置いといて、私の温泉旅行記は終わりません。日本で入ったことがない温泉があって生きている限り続きます。

では、最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・。

:ありがとうございました!

 

神奈川県 湯河原温泉 旅行記

:今回は今年のGW温泉旅行の本命、神奈川県は湯河原温泉に行ってきた感想記事です。

:東京都の舛添元知事が毎週末に公用車を使って通ってて問題になった温泉だよね。そんなお偉いさんがそこまでして行きたがると思えるほどの温泉だった?

:うむ、公用車を使っていたのはともかく、毎週末あそこで豪遊できるなら知事のプレッシャーにも耐えられそうなくらいいいところだったぞ。まず、湯河原温泉へのアクセスですが、JRに湯河原温泉駅という駅があり、そこから各温泉旅館へバスが出ています。連休中だけあって人通りも多く、そこまで秘湯という印象ではありませんでした。

:都会から電車で行ってそこからバスなんて有馬に似てるね。

:そうだな。温泉地としての知名度はともかく、住むところ、というよりは行くところ、だな。

:湯河原温泉駅で一旦車を降りて観光したんだよね? その感想も聞かせてよ。

:そうだな、まず湯河原は歴史的には土肥実平という武将と縁が深い土地です。戦国時代ではなく、平安末期、源頼朝があれやこれやしてた時代の武将です。

駅前に石像があります。

:さらに湯河原駅前には今流行りの「足湯」ならぬ「手湯」がありました。

温泉が水道のように湧いて出ているのです。結構熱いですが、静岡からの長時間運転の後だと気持ちよかったです。

:駅名からして温泉ありきの場所なんだね・・・。

:まあな。ちなみに私が泊ったのは湯河原のバス停の中でも一番奥から行くことになる「奥湯河原温泉 加満田」さんだ。

kamata-oku.com

説明文にもある通り、純和風な温泉旅館です。

部屋の様子はこんな感じ。

:おおっ、これぞ僕が求める理想の温泉旅館の部屋だよ!

:君が金を出したわけでもないのに自慢気にするな。では、温泉の紹介に行きましょう。まずは湯河原温泉の泉質から。

:湯河原温泉の源泉温度は71.1℃。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物・硫酸塩泉、pHは7.5と弱アルカリ性の美人の湯です。湯色は無色透明、濁りなども特になし。純粋に入り心地の良い温泉でした。

:特別な特徴を持った温泉でもないんだね。

:露天風呂が貸切風呂でな。夕食の前に三回も入りに行ってしまった。ちなみに夜の露天風呂は星が綺麗らしい。館内の様子はこんな感じ。

貸切露天風呂の様子はこんな感じでした。

:なんか山奥にあるように見えるんだけど?

:奥湯河原は充分に山奥だ。駅の周りにも温泉宿はいっぱいあったが、少し都会の喧騒から離れたこの旅館にしてよかったと思ったぞ。余談ですが、コロナも落ち着いてきたおかげかちゃんと仲居さんが部屋まで案内してくれて、私のTシャツを見て大笑いされてました。

:デレマスの双葉杏の「働いたら負け」Tシャツを着て行ったんだっけ。たしかに出勤日に有給使って5/2に泊まりに行ったからのみずさんらしいや。

:たまにはこんな風に遠出してゆっくり温泉にでも浸からないと日常がやってられん。そういえば内湯でやたら親し気に話しかけてくるお爺さんがいたな。ああいう旅先の出会いも仕事疲れにはいいものだ。

:今上海のロックダウンで職場がてんやわんやしてるもんね。少しは現実逃避も必要かあ。

:ブログの内容がやばい方向に行く前に夕食の話に行きます。この旅館、なんとこのご時世に部屋食でした。

まずは食前酒に自家製梅酒。そして前菜。

先付の万願寺唐辛子焼浸 鮪節

:これは日本酒が進みそうだね!

:もちろんだ。部屋の冷蔵庫から日本酒は全種飲んだぞ。

これは3回目の風呂上りの時に頂いたものだが、そのまま夕食の席でも味わった。地酒九頭竜だ。

おつくり。平目、カンパチ、鯛、平貝などだ。これも冷えた日本酒との相性は抜群でした。

お吸い物。

笹の葉寿司。

煮物。

美味しい料理が次々出てくるものだからついつい呑み過ぎてしまった。

締めは食事として栃木産コシヒカリと赤出汁と漬物だ。

デザートは杏仁豆腐と苺ゼリー、苺、ゴールデンオレンジでした。

実際に行くまで知らなかったのですが、湯河原は柑橘類の郷だそうな。関東近県ではみかんといえば湯河原だそうです。

:またひとつ勉強になったというか、日本に詳しくなったねのみずさん。

:ぐっすりと寝た後、朝風呂を頂いて朝食です。朝食も部屋食でした。

:おー、これぞ温泉旅館の朝! のみずさんいい思いしたね!

:ああ。これ以上ない温泉旅館のもてなしだったぞ。次に湯河原に行くときもこの加満田さんにしようかと思っているほどだ。

:温泉地リベンジとか言うことは多いのに、リピート希望とはよっぽど気に入ったんだね。

:うむ、それくらいいい思いをさせてもらえた。加満田さんにも、湯河原温泉にもな。

:じゃあ次なる旅に思いを馳せながら締めようよ。

:待て、GWの旅行は後一日志摩が残っている。

:そっかあ、では今回は機嫌がよかったのみずさんでした。最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・。

:ありがとうございました!

 

静岡県 弁天島温泉 旅行記

:今回は静岡県弁天島温泉に行ってきた旅行記です。本当は舘山寺温泉に行くつもりだったんですが、どうやら行ったところは弁天島だったようです。

:のみずさん、こないだといい、そういうのが続いてるんじゃないの? 事前調査不足なんじゃない?

:仕方なかろう。行きたい温泉地で空いている旅館をなんとか探して行っているんだ。有名どころは即予約がいっぱいになるし、値段も高くてな・・・。それに朝夕食付きで探すと旅館・ホテルは本当に限定されるんだ。

:まあいいや。温泉地には違いなかったんでしょ。どんなところだったか教えてよ。

:ああ、まず泊まった旅館はここです。浜名湖リゾート&スパthe ocean。

www.kts-the-ocean.com

ちなみに弁天島温泉という温泉地はあれど、実際に温泉に入れる施設はこのジオーシャンを含めて二つだけです。思いがけずレアな温泉に入れました。

その名の通り浜名湖と海に面していることが特徴のホテルです。

:めっちゃ洋風な感じだけど先日と同じように洋室だったの?

:いや、ホテルの内装は洋風だったが、

部屋そのものは見事な和室でした。

それに部屋から浜名湖が見渡せる見事なレイクビューな部屋でした。

:なんか鳥居が写ってるね。湖の中に神社でもあるの?

:ああ、それは辯天神社という「弁天島には昔天女が舞い降りた」という伝説にちなんで建てられた鳥居だ。正確な地名は「浜名湖観光タワー」という。

:へー。そんなものが存在したことすら初めて知ったよ。

:私も行って調べてみるまで知らなかった。そもそも温泉に浸かってすらまだここを「舘山寺温泉」だと思っていたのだからな。食事の時、酒を持って来てくれた従業員さんに聞いてみて初めて弁天島温泉だと知ったんだ。

:ちなみに弁天島温泉は温泉と銘打っているものの、正確には19℃で湧きだす冷泉を加温して温泉にしているものだと教えてもらったぞ。

:なにそれ、バッタもんじゃない!

:まあ25℃あれば温泉と認められるから加温して提供している温泉旅館は山ほどあるし、それに一度弁天島温泉は本当に温泉なのか偽装で問題になったこともあるらしい。現在は解消されて温泉として認められているんだから立派に温泉なのだろう。

入り心地は文句なかったし、風呂上がりのビールも最高だった。岐阜から下道で来たので早めに着いたが快くチェックインさせてくれたぞ。ここも夕食までに3回風呂に入った。

:まあ、旅行に行った本人が満足してるなら僕は文句ないんだけどさ・・・。

:この旅館はバイキングだったのに食事が満足いったのも評価点だったな。

:のみずさんバイキング嫌いなんじゃなかったの?

:あのおぞましいコロナ対策の中ならな。今年は3年ぶりの規制のないGWだったのでバイキングもかなり居心地が良くなっていた。

:一日目小食で済まされた鬱憤を晴らすかのようにいっぱい取って食べてやった。特に静岡だけあってウナギは美味かったな。

:バイキングだとお酒が呑みにくい、とかも言ってなかった?

:それが結構甲斐甲斐しく面倒を見てくれる旅館でな、酒を運んできてもらうのに不自由はしなかった。

静岡の地酒もうまかったし、つまみにも不足はなかった。なんたっておかわりし放題だからな。

:そしてなにより! バイキングとは別に各席に飛騨牛のすき焼きが用意されていたんだ!

このあたりで酒のおかわりを頼んだ。

浜名湖チューハイだったかな、たしか。そしてすき焼きを堪能した後に、ラストに浜名湖名物の三ヶ日みかん酒をいただいた。

そして食事の締めは雰囲気出しのためにごはんと味噌汁とデザートにした。

写真では分かりずらいが、今年初めてスイカを食べたぞ。

:よっぽどお腹が空いてたんだね・・・。

:そしてそして、「健康と美容に食後に一杯の紅茶」・・・ではなく、お腹を温めるべくココアを飲んで閉めた。

:こんなに食べまくるなんて、お昼には何を食べたのさ?

:よくぞ聞いてくれた! チーズまぜそばとから揚げだ。

岐阜と静岡の県境あたりの「五十番」というラーメン屋で食べたぞ。昼をラーメンにしたのは風呂上りと夕食時にちゃんとお腹が空いているように計算してのことだ。

:それで岐阜で夕食が少なかった時は腹を立ててたんだね。

:ああ。旅館の夕食というものは客が食べきれないくらい出すものだと私は思っている。

:このぶんだと、朝食もたっぷり食べたんだよね?

:うむ、朝食もバイキングだったが満足いくまで食べたぞ。おかげでその日は昼食を抜いても平気だったからな。

:食べ終わった食器もすぐに片付けてくれたし、(コロナが落ち着いてきたのもあって)、接客も行き届いていた旅館だったぞ。

:それで、朝食は本当にイゼルローン要塞の機能を停止する暗号よろしく紅茶で締めたの? テーブルの真ん中に載ってるけどさ。

:あ、これはローズマリーのハーブティーだ。時間が許せば制覇したいくらいこの旅館の朝食はハーブティーが揃っていた。

:じゃあ今回は温泉も食事も満足いったみたいだね。

:そうだな、朝風呂も気持ち良かったし。お土産も定番のものを買えました。

:これは、誰宛?

:うなぎパイは自分用になった。湯河原でいいものが買えたからな。

:じゃあ次はいよいよ舛添知事御用達の湯河原温泉かあ。長いこと行きたがってたもんね。

:それでは文章が綺麗にまとまってきたところで。

:今回も最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら・・・。

:ありがとうございました!